50代から始めるシニア投資、成功する人と失敗する人の違いとは?

リーファス株式会社 代表 西崎 努

退職金の使い道に困っている、貯金と年金で老後を過ごしていけるか不安、投資に興味はあるけど怖い、、など老後とお金にまつわる不安は多くの方が抱えていると思います。

そこで今回は、シニア世代の資産管理を行うリーファス株式会社の代表・西崎氏に50代以降の資産運用のコツ、おすすめの投資商品、金融機関の注意点を教えていただきました。

老後の生活を考え始めた全ての人に読んで頂きたい内容です。ぜひ最後までご覧ください。

リーファス株式会社 代表 西崎 努

2007年に日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)に入社、CFP資格も保有する全国トップセールスとして活躍し、シンガポール・ロンドンでの海外研修も経験。

帰国後は新規・既存の上場会社や不動産投資法人(REIT)の公募増資等の株式引受業務に従事する。2017年4月に独立し、リーファス株式会社を設立。同年10月に金融商品仲介業の登録を受ける。

金融商品の仕組みはもちろん、運用実務、大手銀行や証券会社の販売手法まで熟知したアドバイスが好評。

「貯蓄だけだと老後が不安」「退職金の使い方に悩んでいる」「金融機関で勧められた商品で失敗した」という人たちの駆け込み寺として、リタイア期前後や高齢期の投資家を中心に相談が殺到。

無駄と不安をなくす投資の見直しで多くのシニア世代のお金を守り、預かり資産はわずか2年で60億円を超える。

仕組みがわかりにくい金融商品、コストが割高な商品が売れすぎる日本の現状を問題視し、本当に安心して老後資金を守るための情報発信を続けている。

日経新聞、楽天証券サイト「トウシル」などメディアへの寄稿多数。自身の経験をもとに「資産運用の本音セミナー」を年間40回以上開催(2019年実績)。

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シニア投資に成功する人は、自ら正しい知識をつけにいく

インタビュアー:まず最初に一般的な投資とシニア投資の違いを教えていただけますか?

西崎氏:一般的によくいう投資と、定年前から老後を見据えた投資というのは基本的に性質が異なります。

現役の20代~40代は、自ら働いて稼ぎつつ、将来のライフイベントを見据えて資産を増やしていく必要があります。一方で、50代以降が行う投資は、収入源が限られているため、資産を上手に管理していくフェーズに入ります。

シニアの場合、ある程度資金が貯まってきていることもあり、毎月積立てて増やしていく投資というよりは、余剰資金として貯めたお金を減らさずに効率よく使っていく、いうなれば「資産を守る投資」といえると思います。

インタビュアー:シニア投資で成功する人、失敗する人の大きな違いって何ですか?

西崎氏:当たり前かもしれないですが、上手くいく人は、自分で投資に関する知識を勉強してる方が多いです。

金融機関に相談しに行っても、単に窓口で受けたアドバイスを実行するだけではなく、しっかり比較検討する。

退職金が出たからすぐに運用したり、まとまった金額をいきなり投資するのではなく、投資の知識を身に付けて、どんなやり方があるのか考え、試しにやってみるという実証実験をしている方はうまくいっています。

逆に、失敗してしまう人は、金融機関で勧められたまま、まとまったお金をパンッと使ってしまう人

金融機関は、一定金額以上の入金があると全部分かるので、そのタイミングでお客様に案内の連絡をします。時期とか金額から退職金だなということが分かるので、そこに投資商品の案内をするんですね。

それを鵜呑みにするとどうなるのかというと、よく分からずにやっているので上手くいっている時はなぜ上手くいっているか分からない、損している時もやっぱり要因が分からない、となる。

基本、一回投資を始めると金融機関側からすると辞められると困るので、辞めさせてもらえない。それでズルズルいっちゃう方は多いですね。

インタビュアー:金融機関に提案された商品は必ずしも良いものとは限らないということですか?

西崎氏:そうですね。正直にいうと、金融機関が窓口で勧める商品は、金融機関が売りたい商品です。

それは必ずしも、年代とかライフプランを考慮しているわけではないんです。窓口の人も商品の知識や販売には詳しくても、人生設計とかに精通しているわけではないので。

結果として、買付手数料の高い投資信託だったり、買付手数料が安くても運用の年間コストが高いファンドラップだったり、自分が思っているよりも遥かにリスクが高いものに手をつけてしまうこともあります

シニア投資におすすめの商品は債券!その理由とは?

インタビュアー:西崎さんは著書の中で、シニア投資におすすめなのは債券だと書かれてますよね。理由を教えて頂けますか?

西崎氏:債券は、シンプルで分かりやすいんです。

株の場合は、満期がなく、値動きもいい時もあれば悪い時もある、配当も決まっているわけではありません。実際、今回はコロナの影響で無配にしている会社も沢山あります。

でも、債券は、お金を企業とか国に貸してあげるという投資なので、満期になれば返ってきます。さらに、金利も固定されている。

なので、計画を立てるにはもってこいの投資なんです。

老後になると、目先であまりお金を使わないと思っていても、介護や老人ホームなど、ある時まとまったお金が必要になったりするんですよね。

そういったときに、リターンは少ないものの、の資金設計を計画的に考えやすいというのが債券のメリットです。

中にはダメな債券もあるんですが。

インタビュアー:そこ気になります。良い債券、悪い債券ってあるんですか?

西崎氏:債券というと、普通みなさんがイメージするのは、国際とか社債だと思いますが、一方で金融機関が提案してくるような債券は、新興国通貨の債券です。

こんなに金利でますよ、と謳っているのですが、為替リスク等を踏まえると最終的には負けることが多いんです。その仕組みは複雑なのでここでは省きますが。

損している人が沢山いるのですが、金利が高いので、7%とか10%とかもらえるなら大丈夫だろうと考えて買ってしまうんですね。ある意味、株よりもリスクが高いと思います。

あとは、株に連動するような債券。これは見た目以上にリスクが高かったりします。株が下がった時に気づいたら半分くらいになっちゃってたりします。いわゆる仕組債って言われるものですね。これにも複雑な条件が色々ついています。

複雑な仕組みをしてるというのは、非常にハイリスクな投資になっている、ということの裏返しでもあるんです。なので、「債券だから大丈夫」と中身を理解しないまま投資をするのは気をつけましょうということです。

インタビュアー:金融機関ではあまり普通の債券は提案されないんですか?

西崎氏:そうです。今の金融機関って残高フィーをとれっていうのが各社の方針です。

投資信託やファンドラップは、一度購入してもらえれば、持っている間ずっと手数料をもらえるんです。ネット証券とかだと手数料はすごい安いのですが、金融機関が売っている投資信託だと、年間手数料は1.5%~2%くらいの商品が多く、ファンドラップだと高いものは3%以上かかります。

買付時に一括で払うと皆さん気付くんですが、日割りで商品価格から引かれているから気付かないんです。

一方、債券は株と一緒で売買しないと手数料が入らない。債券の手数料って購入時の金額に含まれているんですね。保有中のコストはありません。

金融機関は転勤が多いので大体担当は3年スパンくらいで交代になります。債券は5年、10年満期のものが多いので、1回販売するとそのお金は自分が担当している間は動かないことになりますよね。

つまり、担当からすると一時的な売上にしか繋がらない商品、だから提案しないんです。

金融機関に属さない独立系ファイナンシャル・アドバイザーとは?

インタビュアー:西崎さんはIFA(独立系のファイナンシャルアドバイザー)ということですが、IFAとはどういったものなのですか?

西崎氏:IFAは、特定の銀行や証券会社からは独立した存在で、中立的な立ち位置からアドバイスができるファイナンシャル・アドバイザーです。

これは私が証券会社を辞めて独立した背景にも繋がるのですが、やはり金融機関の中にいると、毎週、毎日これ売らないといけないって予算があるんです。

毎日終わったら次これ次これって感じで、お客様と面と向かってプランニングする時間がないんですね。なので、商品ありきの提案になってしまうんですよ。

それに数年経ったら転勤してしまうので、長い時間をかけて提案ができない。その後に担当者が変わると提案内容に一貫性がなくなる、みたいなジレンマがあったんです。

それで、IFAというカタチで独立をしたのですが、IFAは、商品販売の予算など会社の都合に振り回されることがないので、投資家目線に立った提案が可能になります。

うちはその中でもシニアに特化した珍しい会社です。

今、問い合わせが多いのは、やはり担当者が変わって、当初の話と全然違う運用をしているってパターンです。

シニアがそういった投資をして失敗すると、収入が年金だけでもう働いていない場合もあるので取り返しがつかなくなってしまう。その世代の困っている人のニーズに応えたいということから会社設立に至りました。

インタビュアー:なるほど。中立的な意見は相談者にとっても頼もしいですね。逆にIFAに相談をする時の注意点って何かありますか?

西崎氏:金融機関は、良くも悪くもサービスが均一化されています。商品を売っているということに代わりはないのですが、どの支店に行っても悪い人は基本いないはずです。

逆にIFAは、個人で動いている人も多く、質にはばらつきがあるという点は認識しておいた方がいいと思います。

そういう意味では相手をしっかり見極めるという普通の金融機関では考えにくい手間があるかもしれないですね。

あとは、IFAのスタンスも関係してくると思います。

例えば、当社では個別株で大きな利益を上げたいという方は基本的に提案をお断りしています。

個別株はリスクがすごく高いので、うまくいけばリターンが大きいのは間違いありません。でも損切りをすることもよくありますし、売買も私たちとお客様の判断が違うと、少しのすれ違いで結果が大きく変わってきます。

個別株はご自身でしっかり調べて、自分で適時判断することが重要だというのが当社の考え方なんです。

なので、当社のお客様は、メインの資産管理は当社が提案したものをやりつつ、個別株をやりたい方は、それ以外のリスクをとっても平気な範囲のお金で投資してもらっています。もちろん管理のお手伝いはしています。

インタビュアー:最後に、これから投資を始めようとしているシニア層に一言お願いします。

西崎氏:自身もそうなのですが、基本的にうまい話には裏があると思って始めた方が良いです。

投資の世界では、リスク・リターンという言葉が使われますが、基本は、ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンであり、ローリスクハイリターンはほとんどありません。

もし美味しい話があったとしても、ふつうは個人の方にそういった話が急に来ることはまずないですね。

そうなってくると、やっぱりうまい話って本当にそうなのかな?くらいの気持ちで見ておくのが無難だと思います。

当社は老後のライフプラン設計や投資の目的を定めるところからサポートしていますので、もし老後の資産運用についてお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽に相談にきてください。

リーファス株式会社

所在地:〒104-0041 東京都中央区新富2-7-4 growth ginza east 2F

電話番号:03-4405-6908

HP:https://refas.co.jp/

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