シングルマザーのための保険選びのコツ!保険料を抑える方法も紹介

ハートの雲

子供を一人で育てるシングルマザーの方は、自分に何かあった時子供はどうなるのか、という不安を常に抱えているでしょう。

両親がいる子供とは違い、直接子供の生活を維持しているのはママさん一人ですし、病気やケガのリスクは計り知れません。

そんな時にまず思いつくのが、保険に加入するということでしょう。

しかし、保険にもいろいろありすぎてどれに入ればいいのかわからない、というシングルマザーの方は意外と多いのではないでしょうか?

そこで、今回は母子家庭に保険は必要なのか?というところから、シングルマザーにおすすめな保険、保険選びのコツを解説します。

また、母子家庭が受け取れる公的な手当も紹介しているので、そちらも併せてご覧ください!

シングルマザー(母子家庭)が検討するべき保険は?生命保険や医療保険は入るべき?

こちらでは、シングルマザーが検討するべきおすすめ保険を紹介します。

①死亡保険

万が一母親も亡くしてしまったら、残された子供の生活は一気に厳しくなります。親族が面倒を見てくれるにしても、生活費や教育費はあったほうがいいですよね。

特に教育費は1000万円以上かかるとも言われており、死亡保険の優先度は高いといえるでしょう。

母子家庭で母親が死亡すると、遺族年金がもらえますが、それだけでは十分とは言えません。そういった意味でも生命保険・死亡保険に加入しておくと安心です。

②医療保険

所得が一定以下のシングルマザーが病気やけがをした場合、保険証と母子家庭等医療費受給者証を提示することで、「ひとり親家庭等医療費助成制度」が受けられます。

ただ、この制度では最低限の保障しかされないので、民間の医療保険にも加入しておくのも1つの手です。

医療保険は病気やけがにより発生する医療費補うだけでなく、病気やけがで働けなくなった時の生活費の足しにもなります。

確率的には低いかもしれませんが、万が一のことも考え、できるだけ手厚くしておく方が安心です。

③がん保険

今や日本人の死因第一位となったがん。

がんと診断されたときにまとまったお金を受け取れる「がん診断給付金(一時金)」、がんの入院を保障する「がん入院給付金」、治療内容に応じて給付金を受け取れる「がん治療給付金」など、がんに対する保険は様々です。

特にがん診断給付金は、がんと診断されると100万円といったように、診断された段階でまとまったお金を受け取ることができます。

そのお金は治療費だけでなく、教育費や生活費など、用途は自分選べます。ですが、額が大きいため、その分がん診断給付金の保険料は高くなる傾向があります。

自分に必要ながん保険の形態はどんなものなのか考えて、組み合わせを検討しましょう。

④学資保険

子供の教育費を準備しておきたいという人向きの保険が学資保険です。学資保険は子供の教育費の確保が目的の保険商品で、こちらも様々な種類があります。

具体的には、小学校・中学校・高校に入学するタイミングで、分割で保険金がもらえたり、大学受験の時にお金がもらえたりと、節目のタイミングで保険金が下りるケースが多いです。

また、学資保険の中には、オプションで保険料が免除される規約を追加することができるものもあります。保険料が免除されるケースは、契約者(この場合はシングルマザー)に不慮の事故があった場合です。

この場合、保険料の支払いは免除されますが、保険金は満額で受け取ることができます。

なお、学資保険は途中で解約した場合、元本割れすることもあるので、無理に多く保険料を払おうとせず、無理なく払い続けることができる保険料を設定しましょう、

⑤収入保障保険

収入保障保険とは、被保険者に何かあった時、残された家族の収入を保証するという保険商品です。

この場合では、シングルマザーが亡くなった、または重度の障害となったときに保険金が下ります。

収入保障保険は、子供の成長に合わせて保険金が減ることが特徴で、普通の保険に比べて保険料も安いです。

お母さんに何かあった時の備えとして、プラスワンで収入保障保険も組み入れておくといいかもしれませんね。

母子家庭の平均的な保険料はいくら?

では、実際にシングルマザーはどれぐらい保険料を支払っているのでしょうか。年代別のシングルマザーの保険料を見てみましょう。(保険市場ホームページより作成)

年代保険料
20代13,330円
30代13,723円
40代15,184円
50代12,462円
60代11,028円

保険料は年代でさほど変わりませんが、それでも40代の保険料が頭一つ抜けていますね。40台というと、子供が高校生や大学を見据える時期で、教育費の負担が特に大きい時期です。

その後は子育てもひと段落したのか、保険料は落ち着いていきます。

シングルマザーの保険料負担を抑える3つの方法

必要とは言っても、シングルマザー世帯の家計の負担になる保険料ですが、安くするコツがあるんです。

①公的な手当を利用する

保険というのは、自分でカバーしきれないものをカバーするためにあります。営業マンの言われるがままに保険を契約していたら、不必要なものまで契約してしまった、なんてこともないとは言えません。

自分に必要なものだけ、を原則に保険は契約しましょう。

シングルマザー世帯なら、活用できる公的な保障が多くあります。児童扶養手当や医療費助成制度、住宅手当などがこれに当たります。

これらは、地域限定の制度だったり、国の制度であってもアナウンスをあまりしていないことがあるので、自分が受け取れる制度を確認してみましょう。

保険を契約してから、公的な保障の存在に気付いて解約するというのが一番もったいないので、契約は慎重に行いましょう。

②保険料が安い収入保障保険で代用する

死亡保険やがん保険は、手厚い保障をつけようと思ったら保険料がそれなりに高くなってしまいます。

なにかあった時に子供にお金をたくさん残したいという気持ちは当然のものですが、それで現在の生活が苦しくなっては、意味がありません。

そこで検討してもらいたいのが、保険の一部を収入保障保険で代用するというものです。

収入保障保険の項目でも述べたとおり、この保険は子供が大きくなるにつれ保険金が下がり、かつ定期保険で掛け捨てのため、何もなければ保険料は返ってきません。

ただ、その分保険料はとても安く、商品にもよりますが、月々5000円もしないということもあります。

収入保障保険一本だと不安だという人は、この保険と死亡保険を組み合わせるなど、自分に合った保険を探してみてください。

③払込期間の長期化をする

医療保険は保険料の支払いを長期化させることで、月々の保険料を安くすることができます。

保険料は保険料の払込期間と反比例します。つまり、保険料を支払う期間を長くすると、保険料は下がるということです。

例えば払込期間を終身にすると、保険料が半分になることもあります。保険料を一生涯支払わなければなりませんが、生活はかなり楽になるでしょう。

シングルマザーにおすすめの保険無料相談サービス

保険のことについて考えようと思っても、なかなか一人では必要な保障や適切な保険商品を見つけるのは難しいのではないでしょうか。

そんな時に役立つのが、プロのFPが相談にのってくれる「保険無料相談サービス」がおすすめです。

以下ではシングルマザーにおすすめの無料相談サービスをご紹介していきます。

保険見直し無料相談サービスの特徴

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保険見直しラボ

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さらに、保険見直し相談サービスの詳細を知りたい方は、以下の記事がおすすめです。

シングルマザーが保険を選ぶ際のポイントは?

では、シングルマザーが保険を選ぶ際には、どのような点をチェックすればよいのでしょうか?

死亡保険の選び方

死亡保険はもしも自分に何かあった時に、残された子供の生活・教育資金となるわけですので、できるだけ手厚くしたいところですよよね。

特に教育費は膨大な額になります。私立に行くか国公立に行くかでだいぶ変わりますが、平均して1000万円、最低でも500万円は必要になると考えておいた方が良いでしょう。

もちろん、シングルマザーが亡くなると、遺族年金が支給されます。また、親戚にお世話になるということもあるかもしれません。

しかし、それだけでは教育費すべては賄えないでしょう。

ですので、死亡保険は、子供の生活費・教育費や、今の預貯金がいくらぐらいなのかということを加味して選びましょう。

医療・がん保険の選び方

医療・がん保険を選ぶ際には、「医療費のカバーだけではなく、通院・入院中の収入減少もカバーできるか?」ということを頭に入れておきましょう。

医療費の自己負担は基本的に3割ですし、自治体によっては母子家庭に医療費の助成金を出しているところもあります。

そう考えると、病気やケガをする場合、特に長期にわたって入院するなんてことになった場合、医療費よりも怖いのは、収入減少によって生活費が無くなることです。

勤務先で健康保険に加入している場合、病気やけがで会社を休む場合、傷病手当金が受け取れることがほとんどです。

しかし、パートやアルバイトで国民健康保険に加入している場合、そのような手当金は存在しませんので、自分で備えることが必須となります。

生命保険文化センターの平成28年度の調査によると、女性が入院した時の自己負担額と逸失収入(病気やけがのために得られなかった収入)の合計の一日当たりの平均は22,279円でした。

だからと言って、一日2万円以上もらえるような保険だと、保険料の負担がかなり重くなります。

この2つの要素を踏まえて医療・がん保険を考えると、一日の保険料は1万円ほどに抑えて、長期的な治療が必要になる、がんなどの3大疾病への保険を厚くする、という保険の組み方がバランスの良いものだと思われます。

また、入院すると一時金がもらえるタイプの保険も、生活費をまとめて受け取れるという点で、組み入れても良いでしょう。

学資保険の選び方

学資保険を選ぶ際には返戻率満期になる時期をチェックしましょう。

返戻率とは保険料の総額に対する、受け取る保険金の額の割合を指します。ものによっては、この返戻率が100%を超えるものもあります。

ただ、学資保険に特約を付けた場合、返礼率が下がることもあるので、注意しましょう。

また、満期になる時期は大学進学の時期に合わせることをおすすめします。

子供の教育費が一番高額になるのは、大学進学の時期だといわれています。内部進学ではなく大学受験をするのなら、受験料や滑り止め校への入学金もばかになりません。

ですので、学資保険の満期の時期は、大学進学の前後に設定しておくのが良いでしょう

ここで注意が必要なのは、学資保険には必ずしも加入する必要はないということです。

学資保険は途中解約すると元本割れするものも多いですので、学資保険には加入せず、死亡・医療保険のほうに回すというのも、1つの手ですね。

シングルマザー世帯が受け取れる公的な手当一覧

では、シングルマザーが受け取れる公的な手当は何があるのでしょうか?

①児童手当

以前は子ども手当という名前でした。母子家庭に限らず、中学校までの子供を養育する親が対象となります。

子供1人につき、収入や年齢によって5,000円~15,000円が支給されます。

②母子手当(児童扶養手当)

母子手当は母子家庭や父子家庭が対象です。ここでは児童手当との混同を避けるために、母子手当と呼びます。

こちらも所得制限があり、所得によって、全額支給か一部支給かに分けられ、子供が1人の場合、最高で月42,500円が支給されます。

③児童育成手当

児童育成手当は東京都の制度です。

18歳に達する日以後の最初の3月31日までの児童を養育している母子家庭に、児童1人につき15,500円/月が指定した金融機関に振り込まれます。

④医療費助成制度

医療費助成制度とは、自治体によってシングルマザー家庭の医療費を助成してくれる制度です。

その内容は自治体ごとに様々ですが、なにかしらの援助はしている自治体がほとんどですので、役所にいって相談してみることをお勧めします。

例えば東京都では、所得が限度額以下の母子家庭の医療費負担は0割~1割となっています。

⑤住宅手当

住宅手当とは、地方自治体が母子家庭の住宅購入や家賃の援助をしてくれる制度です。

こちらも内容は自治体によって違いますが、医療費助成制度に比べて実施している自治体は少なく、住宅手当を実施している自治体は、家賃が高めな都市部の自治体が多いですね。

例えば、吉祥寺駅がある武蔵野市では、シングルマザー世帯に向けて、月々1万円を住宅手当として支給しています。

何かと経済的不安が多いシングルマザー世帯ですが、保険をうまく活用することで、不慮の出来事にもしっかり対応することができます。

ただ、保険医入りすぎて普段の生活が厳しくなっては本末転倒なので、自分の給料や身寄りの親戚の有無、貯金額などを考慮して自分に合った保険の組み合わせをしましょう。

また、公的な手当も活用し、保険料をできるだけ軽くするということも大切です。

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