本記事では、無認可保育園についてご紹介します。
無認可保育園って高いって聞くけど、実際に保育料はどれくらいかかるのでしょうか?
そのような疑問を解決するために、無認可保育園の保育料を認可保育園と比較して紹介します。
他にも無認可保育園のメリットも合わせて記載しております。保育園の費用や特徴を勉強した上で、お子さん、ご両親にとって最適な保育園を見つけてください!
無認可保育園とは?
無認可保育園とは、いったい何なのでしょうか?
無認可保育園とは、国が定める「保育所」の基準を満たしていない保育園を呼びます。
国が定める保育所の条件には、保育される子供の人数に対する保育士の数や、施設の広さ、設備などがあります。これらの基準を満たして、国から認可を受けている保育園を「認可保育園」といいます。
しかし、国からの認可が無いからといって、認可外保育園の質が、認可保育園に劣っているわけではありません。
認可外保育園の運営母体はすべて民間で、企業やNPO団体などが設立しています。
無認可保育園も運営するにあたり、自治体への届け出をキチンと提出し、立ち入り調査等での指導監督を受ける必要があります。
そして、平成27年からは、無認可保育園でも保育従事者の人数と資格、保育室などの設備に関する基準が設けられるようになりました。そのため、安心して子供を預けることができます。
保育料はいくら?認可保育園と比較!
やはり、気になるのはお金ですね。
認可保育園と、無認可保育ではどれくらい料金が変わるのでしょうか。
認可保育園は世帯収入によって保育料が決まります。相場は約3.5〜5.5万円です。
一方、無認可保育園では、保育園ごとに独自に保育料を設定しているので、料金にばらつきがあります。子供の年齢にもよりますが、1ヶ月に5〜7万円くらいで保育料金を設定している園が多いようです。
しかし、都市部の認可外保育園のなかには、3歳児以下の子どもを預けると、一時保育で1時間1000円以上、月10万円以上かかる場合もあります。
認可保育園の保育料が約3万5千円〜5万5千円くらいなのを考えると、認可外保育園の保育料は高めに設定されていることがわかります!
しかも、認可外保育園だと、入園料や給食費、行時代、おやつ代などは、保育料とは別にかかる園がほとんどのようです。もし、入園を希望している保育園がある場合は、先にどれくらいの費用がかかるか確認しましょう!
無認可保育園でも補助は受けれるケースもある
ただし、地域によっては無認可保育でも、保育料を補助してくれる自治体があります。
補助内容は、所得に応じて5万円程度の補助金が出る自治体や、保護者の負担を抑えるため、保育料が最高でも8万円前後で収まるよう上限を設定されているケースもあります。
住んでいる自治体によって金額や助成対象者の基準が変わるので、認可外保育園の保育料金の補助を受ける場合は、役所に問い合わせるか、ホームページなどを確認しましょう。
無認可保育のメリット
メリット①家庭に寄り添った柔軟なサービス
保育園では、家庭に合わせて柔軟にサービスをしてくれます。その中でも、認可保育園にくらべて、預かり時間が長いのが魅力です。
認可保育園は11時間以内(8~19時)の保育が基本となっています。
一方で、認可外保育園は家庭の事情や保護者の働き方にあわせて、預かり時間の契約ができる体制になっている園が多いようです。
実際に、休日まで子どもを預かってくれる園が多く、早朝や深夜も対応してくれる園もあります。
また送迎サービスを行っている園も多く、職場と園の距離や沿線が離れていたり、認可保育園や幼稚園の預かり時間が過ぎても帰宅が難しかったりする場合には助かりますね。
そのため、不規則な就業形態の保護者や保護者以外に子どもの面倒を見る大人がいないという家庭では、認可保育園ではなく、無認可保育園との契約を結びたい方も多いそうです。
メリット②独自のサービスを行なっている保育園が多い
普段から英語教育や、体操教室などを行なっている無認可保育園もあります。
英語や体操教室、知育教育などを普段の保育に取り入れたり、習い事として選べたりする認可外保育園も存在します。運営母体がインターナショナルスクールを経営していて保育園でも本格的な英会話にふれられる園もあります。
そのため、子供の将来を考えて、早いうちから勉強させるために、無認可保育園に通わせようと考えるママもいます。
メリット③主婦、自営業でも不利にならない
メリット3つ目として、保護者が、主婦、自営業でも不利にならないことがあげられます。
無認可保育では入園条件は独自に定められています。婦や自営業、親との同居といった、認可保育園なら減点対象になり得る形態でも不利にならないのが特徴です。
ただし、保育園の方針次第では、就業形態や家庭環境を考慮する保育園がある可能性はあるので注意してください。
無認可保育のデメリット
デメリット①保育の質にばらつきがある
やはり、一番のデメリットは保育園によって、サービスの質にバラツキがでてしまうことです。
無認可保育園のなかには、保育士の人数が基準に満たしていないケースも珍しくありません。金銭的な理由から十分な保育士の人数を確保できない、ベテランの保育士を雇用することができないという園もあります。
ほかにも、民間企業が運営しているということもあり、保育園ごとに良くも悪くも、企業ごとの色が出てしまいます。
もし、無認可保育園を検討している場合は、複数の保育園に行って比較してみると良いでしょう。
デメリット②園児の人数が少ない
施設が小さいため、園児の数が認可に比べて少ないです。そのため、友達があまりできなくなってしまい、子どもの社会性が育たないと心配される保護者もいるようです。
そして、無認可保育園を認可保育園に入園できるまでの一時的な預かり先として利用している家庭も多いです。
子どもの出入りが激しい傾向があり、せっかく仲良くなった友達ともお別れすることになってしまいます。
そのため、我が子が寂しい思いをするのではないかと気にする保護者も一定数存在します。
デメリット③平日休みがある保育園もある
認可外保育園では、休園日の規定がされていないので、平日に休みがある保育園もあります。
例えば、連休の合間の平日や週末に行事を行なった後など、保育士の休日の調整として、平日にも関わらず、園がお休みになる可能性もあります。
また保育士が夏休みなどの長期休暇を取るために、一定期間預けられなくなる保育園も存在します。
仕事が休めない時期だと、新たに預け先を見つけるのに苦労したりするので、入園前にスケジュールは把握するようにしましょう。
保育園の申込方法を解説!
認可保育園は自治体が運営しているため、申し込みや面接のスケジュールがある程度決まっています。
しかし、無認可保育園は個別の申込となるため、その時期や方法はバラバラです。園によっては年度初めの4~6月頃から、翌年度4月入園のための申込や見学を受け付けていたり、時期を問わず随時受け付けている場合もあります。
時期によって空き状況が変わることもあるため、こまめに園の情報を探すようにしましょう。
ということで今回は、無認可保育園の保育料や、メリットを紹介しました。
無認可保育園は、料金や保育の仕方など、保育園によって様々です。そのため、1つの保育園だけをみて、通うか判断するのは難しいです。
入園を検討している方は、早めに情報収集を開始してみてください。
暮らしに役立つお金の情報を無料でお届けしています!