1円玉の原価は2円以上!?1万円札は?紙幣・硬貨の製造費用一覧

普段私たちが何気なく使っているお金ですが、お金にこそその国の歴史や秘密が集約されているといっても過言でありません。

 

巷ではお金に関する都市伝説やトリビアもよく噂されていますよね。

 

そこで今回は、日本円だけでなく、世界の貨幣にも焦点を当てて、お金に関わる不思議な話を4つご紹介していきます!

1円硬貨の原価は2円以上!?日本の通貨の製造費用ってどのくらい?

実は硬貨と紙幣は作っている場所が違う!

これは比較的よく知られたことかもしれませんが、硬貨(コイン)と紙幣はそれぞれ別の場所で作られています。

 

硬貨は独立行政法人造幣局というところが作っていて、本社は大阪、東京と広島に支店が設けられています。

 

一方で、紙幣は国立印刷所という機関で印刷されており、ここではお札だけでなく、切手などの印刷も行われています。

 

こうした発行元の違いから管理する主体も異なります。

 

日本の紙幣は日本銀行(日銀)が管理し、日本の硬貨は日本政府が管理しています。

 

そのため、紙幣には日本銀行券と記載されているのに対し、硬貨には日本国と刻印されています。

 

そのため日本の通貨量を決定するのは政府ではなくあくまで日本銀行ということになります。

 

政府としては硬貨の発行権を持ってはいるものの、硬貨は紙幣に比べて金額も大きくないことから、経済全体に及ぼす影響はそれほど大きくなりえません。

1円玉の製造費は2円以上!?硬貨や紙幣の製造コストまとめ

ここまで、硬貨と紙幣はどこで作られているのかを解説してきました。

 

日本では硬貨や紙幣の製造コストは正式には公表されていません。

 

とはいえ、原料が分かっているため製造コストは以下のように通説では推定されています。

 

  • 1円玉:2~3円
  • 5円玉:7円程度
  • 10円玉:10円程度
  • 50円玉:20円程度
  • 100円玉:約25円
  • 500円玉:約30円
  • 1000円札:14~15円
  • 5000円札:20~21円
  • 1万円札:22~23円

 

なんと1万円札よりも500円玉の方が製造コストは高いということになりました。

 

また、1円玉と5円玉は作れば作るほど製造コストの面だけ考えると、造幣局は赤字になるということになりますね。

 

海外ではプラスチック製の紙幣があるって本当?その理由は?

シンガポールでは紙幣がプラスチックでできています。

 

紙幣の原料が紙ではなくプラスチックというのはなかなか面白いですよね。

 

シンガポールは高温多湿な気候なので、紙の紙幣は消耗が激しくなってしまいます。

 

こうした点から保存性の高いプラスチックを原料とした紙幣がシンガポールでは流通しているのです。

 

また、カラーコピー技術の進展に対抗するという目的でもプラスチック製の紙幣は使用されています。

 

一部の紙幣が置き換えられた国も含めると、中国やインドネシアなど10カ国以上で採用されています。

 

世界のお金の雑学!石やタバコが紙幣の代わりに?

世界一大きな貨幣!ヤップ島の石貨!

まず紹介するのは、ミクロネシアにあるヤップ島という島で実際に使用された”フェイ”という貨幣です。

 

これは重さ100キロ近い、大きな石で真ん中に丸く穴が開けられたものです。

 

フェイは日常的に用いられたわけではなく、冠婚葬祭や不動産の取引といった大きな行事の際に使用されました。

 

こんな重くて大きな石は取引には不都合だと思われるかもしれませんが、実際にやり取りされるのはフェイの「所有権」だけで、石をわざわざ運んだりすることはほとんどありませんでした。

 

フェイの中には、船で運んでいる途中に海の底に沈んでしまったものの、その石に対する所有権は何世代にもわたって認められたこともあったそうです。

刑務所の中ではタバコが貨幣だった!?

別の例も紹介すると、第二次世界大戦中の戦争捕虜収容所では”タバコ”が貨幣として機能していたと言われています。

 

これは、1942年にアフリカのリビアでドイツ軍により捕虜として捕まり、終戦までのあいだを捕虜収容所で過ごしたリチャード・ラドフォードという人物が戦争後に発表し、明らかになりました。

 

当時、捕虜としてとらえられた人たちには定期的に配給として、タバコやチョコレート、肉、茶、コーヒーなどが赤十字を通じてわずかではありますが支給されていました。

 

支給品は均一だったものの、捕虜の中にはタバコを吸う人と吸わない人、チョコレートが好きな人も嫌いな人も当然います。

 

そこで支給されたもの同士を交換する際に、交換の価値を決める尺度に用いられたのがタバコでした。

 

タバコはちぎれば細分化できるためあらゆるものの価値に対応させることができ、また食品に比べて長期間価値が地属するので、貨幣の代わりにはぴったりでした。

おわりに

今回は世界のお金の関するいろいろな面白い話をご紹介しました。

 

普段何気なく使っているお金にもこんなに秘密が隠されているんですね。