母子家庭でも住宅ローンは借りられる?審査のポイントを抑えよう

国勢調査によると、最近では、未婚や離婚、配偶者との死別などで子育てと仕事を一人でこなすシングルマザーが増えているようです。

 

母子家庭の大きな悩みの一つがマイホーム購入、住宅ローンではないでしょうか。

 

「シングルマザーでも住宅ローンは借りられる?」「パートや契約社員だと住宅ローンが通らないのでは?」といったお悩みをお持ちの方も多いと思います。

 

しかし、しっかり審査のポイントを押さえていれば、住宅ローンを受け取ることは可能です。

 

今回は、母子家庭が住宅ローンを受けるための審査のポイントから借入金額のシミュレーションなど、シングルマザーに役立つ住宅ローンの知識をわかりやすくまとめました。

 

本記事が皆さんのマイホーム購入の参考になると幸いです。

シングルマザーだと住宅ローンの審査は通りにくい?パートや派遣でも大丈夫?

女性

厚生労働省の「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」によると、シングルマザー・母子家庭世帯で本人名義の持ち家を持っている世帯は全体の15.2%でした。

 

全国平均の持ち家比率が61.7%なので、それと比べるとシングルマザー世帯の持ち家率は低いといえますね。

 

それでは、実際シングルマザーだと住宅ローンの審査は厳しくなるのでしょうか。

 

国土交通省が2019年3月に発表した「平成30年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」の中のアンケート調査によると、各金融機関が住宅ローンの審査対象としている項目は以下のようになっています。

民間住宅ローンの実態に関する調査 結果

(国土交通省 住宅局「平成30年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書より引用)

 

上記をまとめると、各金融機関の審査項目として挙げられている割合が高いのは上から順に、

  1. 健康状態・・・98.6%
  2. 借入時年齢・・・98.3%
  3. 完済時年齢・・・97.7%
  4. 担保評価・・・97.2%
  5. 勤続年数・・・95.7%
  6. 年収・・・95.6%
  7. 連帯保証・・・94.9%
  8. 返済負担率・・・90.7%
  9. 金融機関の営業エリア・・・90.3%
  10. 融資可能額・・・79.6%

でした。

 

10位の融資可能額を審査項目としている金融機関が79.6%だったのに対して、「家族構成」を審査項目としているのは21.7%です

 

しかし、「年収」や「勤続年数」を審査項目としている金融機関はそれぞれ5位と6位にランクインしています。

 

また、「雇用形態」を審査対象としているのは全体の75.7%と他の項目と比べて比率は低いものの、審査項目としている金融機関は少なくなりことがわかります。

 

中には、派遣社員は対象外、契約社員は対象外としている金融機関もあります。

 

つまり、親一人・子一人という家族構成自体は審査には影響しませんが、パート・派遣・契約社員で働いている方や、職場を変えたばかりの方などは、年収・勤続年数・雇用形態の項目で審査が厳しくなる可能性はあるといえます。

 

しかし、年収や勤続年数、雇用形態の基準は各金融機関によって異なりますので、自分の条件でも申し込めるところを見つけることが重要です。以下で詳しく解説していきます。

都市銀行・ネット銀行・フラット35の年収・勤続年数の基準一覧!

住まい

といっても、お子さんが小さい時などはパートや派遣で時短勤務をせざる得ない方も多いと思います。

 

実際、平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果によると母子家庭の約4割がパート・バイトなど正社員以外の形態で働いていることがわかります。

 

そうした方はご自身の働き方・年収でも申し込める住宅ローンを見つける必要があります。

 

ここでは、主要銀行が設定している住宅ローン審査における最低年収と勤続年数をまとめます。

なお、棒線が引いてある部分は審査基準非公開となっているところです。

銀行名 勤続年数 前年度年収
みずほ銀行 安定した収入がある方
三井住友銀行 200万円以上
三菱UFJ銀行 3年以上
りそな銀行 1年以上 100万円以上
フラット35(アルヒ) ※返済負担率が基準を満たしている方
じぶん銀行 200万円以上
ソニー銀行 400万円以上
楽天銀行 400万円以上
イオン銀行 6ヶ月以上 100万円以上
新生銀行 2年以上 300万円以上
住信SBIネット銀行 安定かつ継続した収入がある方

 

※フラット35の返済負担率

年収 400万円未満 400万円以上
返済負担率基準 30% 35%

 

上記の表を見てわかる通り、各銀行によって基準とする勤続年数・年収が大きく変わることがわかります。

大手銀行ではりそな銀行が、ネット銀行ではイオン銀行が他行と比べて低い基準が設定されています。

母子家庭でも借りられる住宅ローンの借入限度額はいくら?

住まいと青空

それでは、実際にシングルマザーが住宅ローンを借りるとしたらいくらくらいが目安になるのでしょうか。

 

もちろん、収入状況やその他の項目によって限度額は大きく変わりますが、ここではシングルマザーの平均年収を基準として借入限度額をみていきたいと思います。

年収と返済負担率の関係性を知ろう

まず実際の金額を調べる前に、返済負担率という考え方を覚えておきましょう。

 

返済負担率は、年収に占める年間返済額の割合を指します。

 

先のフラット35の審査基準で返済負担率の基準を満たす方とありました。

 

フラット35の返済負担率

年収 400万円未満 400万円以上
返済負担率 30% 35%

 

一方民間住宅ローンの返済負担率は金融機関によって異なりますが、Suumoの事例によると以下のようなケースが多いようです。

 

民間住宅ローンの返済負担率の例

年収 100万円〜300万円未満 300万円〜450万円未満 450万円〜600万円未満 600万円以上
返済負担率 20%以下 30%以下 35%以下 40%以下

 

平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果によるとシングルマザーの平均収入は243万円でした。

 

そうすると年間の返済額上限は、

  • フラット35の場合・・・243万円×30%=72.9万円
  • 民間住宅ローンの場合・・・243万円×20%=48.6万円

ということになります。

 

なお、この返済額には住宅ローンだけではなく、その他カードローンや教育ローンの借入返済額やクレカのリボ払い、携帯電話の端末料金の分割払いの金額も含めるので注意が必要です。

シングルマザーの平均年収で借入額をシミュレーション!

母子家庭の経済的状況であればどのくらい住宅ローンの借り入れを受けることができるのでしょうか。

 

楽天銀行の借り入れ可能額のシミュレーションを元に、今回はフラット35で住宅ローンを組む際の借り入れ可能金額を紹介していきます。

世帯年収 借り入れ可能金額(35年返済) 毎月の返済金額
100万円 8,41万円 24,974円
150万円 1,262万円 37,476円
200万円 1,683万円 49,978円
250万円 2,104万円 62,480円
300万円 2,525万円 74,983円
350万円 2,946万円 87,485円
400万円 3,928万円 116,646円

※こちらは2019年2月時点での楽天銀行フラット35プランの金利を反映したものです。金融機関やプラン、時期によって金利の変動がある場合があるので注意してください。

 

一般的な母子家庭の年収である243万円という水準であれば、借り入れ金額の目安としては2,000万円前後、毎月の返済額は5万円ほどという住宅ローンが現実的なラインとなるようですね。

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ヒント

住宅ローンの審査項目は共通している部分もあれば、独自で審査基準としている項目もあり、各金融機関ごとに異なることがわかりました。

 

母子家庭の場合、年収・雇用形態・勤続年数といった点で審査に引っかかる可能性はでてきますので、条件をクリアできる住宅ローンを見つけることが重要です

 

といっても数百ある住宅ローンの一つ一つを調べるのは膨大な手間がかかります。

 

そこでおすすめなのが、住宅本舗が提供している複数の金融機関を一度で比較検討できる住宅ローン仮審査一括申し込みサービスです。

 

住宅ローン

 

審査に通る住宅ローンが簡単に見つかるので、その上で金利などを比較して無駄なくぴったりの住宅ローンを見つけることができます

 

住宅ローン一括審査を使えば、他行の金利もわかるので金利引き下げの交渉材料として利用することも可能です。

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