子供の健やかな成長を祈る七五三。お祝いとして写真撮影やお宮参りを楽しみにされている方も多いのではないでしょうか?
衣装を着る子供の姿が楽しみな反面、小学校進学や習い事など教育費が掛かってくる年齢でもあります。
ですので、七五三は費用を抑えつつ、思い出に残るようなイベントにしたいですね!
そこで今回は、写真館での七五三の衣装レンタル代、撮影代の相場をご紹介します。そして大手写真スタジオの料金プランもご紹介します。
最近は、ネットで衣装をレンタルでき、フォトグラファーによる出張撮影サービスが拡大しています。
このようになるべく費用を抑えることで、七五三祝いの食事代に回したり、年末のイベントに向けて貯金しておくこともできます。
2019年、20年に七五三を控えている方はぜひご参考にしてください!
七五三に掛かるお金は全部でいくら?
スタジオで写真を撮って、神社で参拝する場合、費用はどれくらいかかる?
七五三では、写真スタジオで衣装を着て写真を撮り、そのあと神社で祈祷するというプランを考えている方が多いのではないでしょうか?その場合、撮影料と商品の購入代が七五三の費用になるかと思います。
アルバムや写真などどのくらいオプションの商品を買うかにもよりますが、相場は4万円~6万円ほどといわれています。
最近は写真館で写真は撮らずに、カメラマンの出張サービスを利用して撮影をするのも人気になっています。
このように、衣装、写真撮影をバラバラに依頼する場合、どんな費用が掛かってくるでしょうか?
- 衣装代
- 着付け・ヘアメイク代
- 写真撮影代
- 参拝料
このような費用が掛かってきます。このあと、これらの費用の相場をご紹介します。
七五三の醍醐味でもある華やかな着物!衣装代はいくらかかる?
せっかくの七五三ですから、お祝いとして着物を着せたいという方も多いのではないでしょうか?
まず、写真スタジオで写真を撮るときの衣装は撮影料に含まれています。
しかし、神社に衣装を着てお参りに行くときのレンタル料は別に掛かり、7,000円から1万3,000円程度が相場といわれています。土日と平日で料金が変わってきます。
兄・姉の七五三で着物を購入している場合は、その衣装を使ってもいいでしょう。
また、衣装をインターネットで購入する場合、三歳の被布着物3万円~、五歳の紋付き袴1万5千円~、七歳の四つ身着物7万円~販売されていました。
女の子にはヘアアレンジもさせたい!着付け・ヘアメイク代はいくらかかる?
写真スタジオで写真を撮る場合、写真撮影プランに着付けやヘアメイク代が含まれていることが多いです。
しかし、写真スタジオで写真を撮らない場合でも、写真館やホテルに着物を持ち込み、着付けとヘアメイクのみをやってもらうこともできます。
このように、着付けとヘアメイクをお願いする場合、三歳5千円~、五歳5千円~、七歳7千円~が相場になっているようです。
年齢によってヘアメイクの手のかかり具合が変わり、男女によってメイクをするかも変わってきます。ですので、7歳の女の子の七五三のヘアメイク代が一番高くなるようです。
また、写真館やホテルに着物を持ち持ち込む場合、女の子は髪飾りも必要になることを覚えておいてください。
髪飾りのレンタルは有料で行っている場合もありますが、そもそも髪飾りを置いていない美容室もありますので、あらかじめ準備してきましょう。
写真撮影代
大手の写真スタジオで撮影する場合、撮影料は3000円~が相場になっています。
このように撮影料金は安く設定されていますが、アルバムや大判の写真などのオプション商品の料金がその他に掛かってきます。オプションの商品をどれくらい注文するかによって、トータルの金額の幅が大きいです。
また、個人のフォトグラファーに出張撮影を依頼する場合、撮影料金のほかに出張料金もかかってきます。相場は20000円~40000円といわれています。
そして、最近はフォトグラファーのマッチングサービスもあり、こちらの方が少し料金を抑えることができます。
初穂料
七五三で神社にお参りをする際、祈祷料としてお納めするお金のことを「初穂料」(はつほりょう)といいます。
神社によって初穂料の金額は異なりますが、相場としては5千円~1万円になります。
初穂料は現金そのままではなく、ご祝儀のようにのし袋に包んで渡すのがしきたりです。まずは結婚式で使うのし袋を準備しましょう。
のし袋の書き方
- 水挽(紅白の蝶々結び)の上に初穂料、もしくは御初穂料と書く
- 水挽(紅白の蝶々結び)の下に子供の名前を書く
神社に到着してから慌てずに済むように、あらかじめのし袋を準備しておきましょう。
お祝いを返す必要はある?
家族や友人から七五三のお祝いをいただくことがあると思います。
その際、お返しは必要でしょうか?基本的に七五三のお返しは不要です。もし、お返しをする場合はお赤飯や、お菓子、ちとせあめをお返しにすることが多いようです。
その際は熨斗紙に「内祝い」と書き、お返しに添えるのがマナーです。
写真スタジオ、出張写真撮影サービスの料金、プラン紹介!
スタジオアリス
スタジオアリスは全国に512店舗ある大手の写真スタジオです。七五三をはじめとして、バースデーフォト、入園、入学、卒業など様々なイベントのプランが用意されています。
その特徴は何着着て写真をとっても、料金が変わらないことです。店内に500以上の衣装があり、その中から好きなものを何度も着替えて撮影ができます。
料金は撮影料3000円+税に写真やアルバムなどの商品代が加算されます。
ですので、写真やアルバムをどれくらい買うかで大きく料金が変わってきます。
七五三でおすすめされている、七五三セットの料金をご紹介したいと思います。
- マイフォトコレクションスマイル(表紙に2カット・4ページのアルバム)または四つ切写真5枚(撮影料3000円+税が含まれています)
セット料金 39,800円
ただしセットの場合、着られる衣装は、洋装1着と和装1着の計2着です。
そして、お参り用の着物のレンタルには別途料金が掛かってきます。
また、どのセットでもオプションで写真データをダウンロードすることができます。その料金はデータダウンロードの場合3000円、CDデータの場合5000円です。
スタジオマリオ
スタジオマリオはカメラのキタムラグループの写真スタジオです。出来上がりの写真の品質の高さは、写真印刷メーカーならではといえます。
料金はスタジオマリオも、撮影料3000円+税に写真やアルバムなどの商品代が加算されます。
アルバム2冊、クリスタルの写真プレート、データなどがセットになった、豪華な80000円超のセットからお得なきょうだいセットまで様々な七五三用のプランがあります。
スタンダードとして紹介されている、台紙Cセットをご紹介します。
- 四つ切4面カラー台紙、CDデータ+四つ切1面標準台紙×2枚または、立てて置ける2面額のキャビネ×2
セット料金 34800円
CDデータの代金がどのセットに含まれているのが特徴といえます。データがあったほうがいいという方にお勧めです。
また、スタジオマリオの七五三プレミアムセットでは撮影の際、衣装替えが何度でもできます。
そして、お参りの衣装も有料になりますが、借りることができます。
マッチングサービス fotowa
お参りをする神社や屋外で写真が撮りたい、また、自宅やおじいちゃんおばあちゃんの家など思い入れのある場所でプロに写真を撮ってほしい。そんな方の要望に応えるのが撮影の出張サービスです。
fotowaは「自然でオシャレな出張撮影」をお届けするマッチングサービスです。
予約の流れ
- 撮影日、撮影場所から撮影してもらうカメラマンを探す。
- 予約前にフォトグラファーに質問する。例えば、撮影場所まで来てもらえるか、どんな構図で撮りたいか、映る人は何人かなどを相談しておく。
- 予約リクエストを入れる。その後、フォトグラファーから承諾されるのを待つ。
- 予約ができたら、当日の待ち合わせ場所や、緊急の連絡先などを聞いておく。
衣装や小道具のレンタル、ヘアメイクのサービスは行っていません。ですので、事前に準備しておく必要があります。
料金は、平日19,800円、土日・祝日23,800円となっています。データ料金込みで、この料金というのはお得なのではないでしょうか?
ただし、衣装の準備、写真を印刷する場合の費用は掛かってきてしまうことに注意しましょう。
七五三でかかるお金を節約する方法
方法① より多くの写真のデータにして、写真の印刷を自分でやる
大手の写真スタジオは、撮影料が安く、オプションの商品が高額に設定されていることが多いです。ですので、データを買って、印刷を自分で行うと、かなり費用を抑えることができます。
しかし、写真スタジオの多くはデータ化できるのは、「購入したオプションの商品で使った写真に限る」としている場合が多いです。
ですので、キーホルダーなど単価の安い商品を購入したり、小さなサイズの写真を何種類か購入するなどして、データを安く、効率的に手に入れることが重要です。
方法② 写真撮影を自分で行う
写真撮影はプロにお願いすると、高い料金が掛かります。ですので自分のカメラを使って撮影をするのが最もお得になります。
着物のレンタルがネットで安くできたり、着付けやヘアセットができる美容室を探すことで、準備もコストを抑えることができます。
また、時間を気にせず撮影できる、子供の自然な雰囲気で写真が撮れるといったメリットもあります。
方法③ 入学式で着る衣装を活用!また、産着を仕立て直して祝い着に!
小学校の入学式で着るスーツやタキシードを七五三の時の衣装にする方法がおすすめです。
あらかじめ大きいサイズの服を買っておけば、1年後の小学校の入学式の時も着ることができますね。
また、お宮参りで着た産着を三歳・五歳の七五三で着る祝い着に、1万円~2万円で仕立て直すことができます。
その方法としては、呉服店に直接産着を持っていたり、インターネットのサイトで申し込むなどの方法があります。
そもそも七五三をお祝いする理由、起源は?いつお参りするのが正解?
七五三はなんで三歳、五歳、七歳なの?
その理由は三歳、五歳、七歳で年齢ごとの儀式があったことが由来になっています。
- 三歳 髪置の儀
昔は、男女ともに三歳から髪を伸ばし始める習慣があったようです。病気を予防するため、三歳までは坊主頭でいることが一般的でした。
- 五歳 袴着の儀
男児が幼児から少年になり、初めて袴を着るのが五歳の七五三の行事です。
- 七歳 帯解の儀
女児が大人の着物を着るようになる節目といわれています。それまでは着物を紐で結んでいましたが、帯をちゃんとつけるようになります。
七五三の日は11月15日 お参りのピークは?
七五三の日は11月15日です。ですので、その前後の土日のお日柄の良い日にお参りに行く人が多いです。
2019年11月15日は平日のため、その周辺の土日(11月4日(大安)、11月10日(大安))に参拝が集中するのではないかといわれています。
また、2020年の11月15日は日曜日で仏滅になります。
ですので、10月25日(日)大安、10月31日(土)大安、11月22日(日)大安が混み合うと予想されています。
写真館や衣装の予約をする際は、早めに計画することをおすすめします。
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