世界の面白い税金12選!海外の珍しい税金をまとめてみた

世界の変わった税金

私たちの暮らしに欠かせない税金。実は、日本にいると嘘!?と思えるような税金が世界にはたくさんあります。

税金と聞くと、どこか堅苦しいイメージを持つ方が多いと思いますが、今回は、小難しい話からは少し離れて、世界の変わった税金をご紹介したいと思います。

普段とは違った視点から税金を捉えてみることで、税金のあり方や意義を考え直すきっかけになるかもしれません。是非最後までご覧ください!

日本ではありえない!?世界のユニークな税金を一挙紹介

1.ハンガリー:ポテトチップス税

ヨーロッパ中央部に位置するハンガリーでは、2011年9月より、健康増進税、通称ポテトチップス税と呼ばれる税金が導入されました。

塩分や糖分が多い食品や飲料(スナック菓子・クッキー・炭酸飲料・栄養ドリンク等)に5%〜20%の税金が課されるものになります。

具体的には、ポテトチップスは100gにつき約7円、飲料の中には高いもので1リットルにつき、約85円の税金がかけられます。

導入当時、ハンガリーでは、国民の肥満率が成人男性26%、成人女性20.4%と高く、国民全体の食生活の改善・肥満対策が求められていました

2.アメリカ:光るおもちゃ税

アメリカのウエストバージニア州で導入されたのが光るおもちゃ税。

凶悪犯罪抑止のために子供の頃から銃が身近にない環境を作ろうという目的で導入されました。

主に激しく発光したり、火花が出るようなおもちゃ(光線銃等)に課税されます。

光るおもちゃ税導入後、ウエストバージニア州では実際に犯罪率が低下し、全米でもトップクラスに治安がいい州になったそうです。

3.イギリス:渋滞税

かねてから渋滞とそれに伴う大気汚染が社会問題となっていたイギリスのロンドンでは、2003年から渋滞税を導入しました。

具体的には、Cマークがついた道路に特定の時間帯に乗り入れた車に対して、8ポンド(約1,100円)の税金が課されます。支払いは事前もしくは当日までで、支払いが間に合わなかった場合には、40ポンド(約5,500円)の罰金がかかります。

なお、二輪車やバス・タクシー、EV(電気自動車)などのエコカーは対象外となっています。

ロンドン交通局によると、渋滞税の導入によって、渋滞が30%低下したそうです。

また、2019年からは超低排出区域(ULEZ)を設けて、二酸化炭素排出量の多い車には1日12.5ポンド(約1,800円)の支払いが義務化されました。

4.ドイツ:営業税

ドイツでは、飲食店以外の店舗は日曜営業してはいけないという法律が定められており、日曜日に営業した店舗には税金が課せられます。これを営業税と呼びます。

なお、医師や建築士、弁護士、芸術家は納税対象外となります。

2006年からは、各州や町ごとに営業税のルールを設定できるようになりました。

主要都市の営業税率は、デュッセンドルフ15.4%、フランクフルト16.1%、ベルリン14.35%などで設定されています。

5.中国:月餅(げっぺい)税

中国の月餅というお菓子をご存知ですか?中国では、日本でいうとお中元やお歳暮のように、月餅をお世話になっている人で贈るという習わしがあります。

そして、この月餅を受け取った人に所得税を課税するのが月餅税

わかりやすい例でいうと、5000円分の月餅を受け取ったのであれば、それは5,000円をもらったとして、所得税をかけるというものです。

2011年に導入された当初、中国では月餅拒否運動が勃発しました。

6.アメリカ:ソーダ税

アメリカ・バークレー州では、2015年に肥満や糖尿病の対策として、清涼飲料1オンスあたり1セント課税される「ソーダ税」が導入されました。

結果として、低所得者世帯における清涼飲料の消費量が21%減少し、一定の効果がみられてようです。

7.ドイツ:犬税

ドイツでは、犬の飼い主は、飼っている頭数に応じて年に一度税金を収めることが決められています。

州によって税率は異なりますが、ベルリンの場合は、1頭120ユーロ(約15,000円)、2頭目から180ユーロ(約22,500円)の税金が課せられます。

犬税で徴収された税金は、街の清掃費用に使われたり、愛犬家にかかわる費用に利用されます。また、犬税があることで安易に犬を買う人が減り、結果としてしっかりと犬が飼育されるという効果があるようです。

ドイツ以外に、オーストリア、オランダ、チェコ、スイス、フィンランドなどが犬税を導入しています。

もっと昔は世界にこんな税金も存在した!

8.イギリス:窓税

1696年から100年以上にわたり存在したのが、イギリスの窓税です。

当時、ガラス窓は貴重なもので贅沢品と考えられていました。そこで、ウィリアム3世は窓の多い家は富裕層だから、税金をかけようと考え、家に6つ以上の窓がある家に税金を課しました。これが窓税です。

税金をとられたくない人々は家のガラス窓を埋めることで税金から逃れることにしましたが、逆に日当たりや風通しの悪くなったことで健康を害する人が増えてしまったそうです。

9.ブルガリア:独身税

ブルガリアでは、1968年〜1989年まで導入されていたのが独身税!

その名の通り、20歳以上の独身者に対して、収入の3%〜10%を課税するというものです。

当時のブルガリアは人口が少なく、出生率の向上と労働人口確保のため、子供を多く作ってもらいたかったのです。

結果として、既婚率は大幅に上昇したものの、出生率は導入前よりも下がってしまい効果は見られなかったそうです。

10.デンマーク:脂肪税

2011年にデンマークでは、バターや乳製品肉類など、高脂肪食品に一定の税金を課す脂肪勢を導入しました。

食品が値上がりすることで低所得者層を中心に強い反対を受けましたが、国民の健康増進に繋がるとして政府が説得、導入に至りました。

しかし、蓋を開けてみると管理コストが増大した食品会社の雇用が悪化し、安い食品を求めて国民が隣国のドイツ、スウェーデンなどで購入するようになってしまい、わずか1年で撤廃が決まりました。

11.フランス:かえる税

中世フランスで存在したかえる税がかえる税です。

これは堀にいるかえるの鳴き声が領主の睡眠を妨げるとして、領主が領民に課した税金です。

かえるを交代で叩いて鳴くのを止めさせるか、もしくはお金を払うことでその役目を免除されるか、領民はいずれかを選択しなければならなかったそうです。

12.ニュージーランド:おなら・げっぷ税

2003年、温室効果ガス削減に向けた研究費捻出のため、政府が提出したのが家畜税、別名おなら・げっぷ税です。

畜産・農業がさかんなニュージーランドですが、当時ニュージーランドで出る温室効果ガスの半分以上を、羊や牛などから出るメタンガスや亜酸化窒素が占めており、問題視されていました。

そこで、羊は1頭につき年約10円、牛は1頭につき年50円で、農家の飼育頭数によって課税をしようというのがおなら・げっぷ税の内容。

当然、これにはニュージーランドの家畜農家が反発し、最終的に課税反対署名多数により法案は否決されました。

日本と世界の税金を比べてみよう!

今回は世界の古今東西の面白い税金をみてきました。

日本にいると思いつかないような色々な税金がありましたね!

世界から日本の税金をみてみることで、より一層日本の税金について理解を深められると思います。

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