メガバンクのリストラの原因は?AI社会で銀行の今後は?

 

「メガバンクの人気がなくなってきた」「メガバンクの採用人数を減らす」というニュースをよく耳にします。

「メガバンクって安定じゃないの?」と思っている人も多いですよね。

そこで今回は、メガバンクの特徴や人気急落の理由を探っていきます。

 

そもそもメガバンクとは?

 

メガバンクとは、複数の都市銀行などが合併することで巨大な収益規模を持つ組織になった銀行や銀行グループを指します。

今日では「みずほフィナンシャルグループ」「三井住友フィナンシャルグループ」「三菱UFJフィナンシャルグループ」の3つが三大メガバンクと呼ばれています。

では、それぞれの特徴を見てみましょう。

みずほフィナンシャルグループ

統合以前の前身となる銀行が全て関東地方を地盤とする銀行だったため、関西地方では弱いという特徴が見られます。

しかし、メガバンクで唯一47都道府県に支店があるという強みがあります。

自治体業務が強く、支店数が多いため中小企業や個人取引が多く、他のメガバンクと比べて業務や部署のバランスが取れていて堅実と言えます。

また、宝くじの取り扱いを行っていることも特徴です。駅前の宝くじ売り場で「みずほ」の名前を見たことがある人が多いかもしれません。

三井住友フィナンシャルグループ

三井住友銀行は、住友グループの住友銀行が財閥の枠を超えて合併して設立されました。

そのため本店は東京にありますが首都圏を中心にサービスを展開しています。

他のメガバンクに先駆け中小企業向けビジネスローンを開拓するなど投資業務に強いという特徴を持っています。

三菱UFJフィナンシャルグループ

三菱UFJフィナンシャルグループは、東京三菱銀行、三和銀行、東海銀行が統合されて設立されたため、首都圏、京阪神圏、名古屋圏の三大都市圏を営業地盤に持っています。

他のメガバンクに比べ、海外への貸し付けや外貨の受け入れなど国際業務に強いという特徴があります。

グローバル化している現代において、グローバルな視点で働きたいという人に向いていると言えますね。

年収の違い

 

気になる年収を見ていきましょう

みずほフィナンシャルグループ:744.5万円(平均37.7歳)

三井住友フィナンシャルグループ:814.8万円(平均36.3歳)

三菱UFJフィナンシャルグループ:773.8万円(平均37.9歳)

(2017年 有価証券報告書より)

どのメガバンクも一般的な大卒40歳の平均年収の602.7万円と比べると高いため魅力的な業界と言えます。

そのような業界が現在、人気が落ちてしまったりリストラを増やしたりするなどの政策を行っている理由は何なのでしょうか。

ここで2018年と2017年のランキングを見ていきます。

新卒就職人気ランキング

 

2018年3月卒業予定の学生を対象に調査した「2018年卒 新卒就職人気企業ランキング」です。

「仕事の魅力」「会社の魅力」「雇用の魅力」「社会的責任の魅力」「採用活動の魅力」の5つの視点から人気度を測っています。

2017年 2018年
1位 電通 全日本空輸(ANA)
2位 全日本空輸(ANA) 日本航空(JAL)
3位 伊藤忠商事 伊藤忠商事
4位 博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ JTBグループ
5位 日本航空(JAL) オリエンタルランド
6位 三菱東京UFJ銀行 資生堂
7位 サントリホールディングス 味の素
8位 JTBグループ 花王
9位 みずほフィナンシャルグループ 三菱東京UFJ銀行
10位 三井住友銀行 博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ

16位 みずほフィナンシャルグループ(2018年)

21位 三井住友銀行(2018年)

2018年卒 新卒就職人気企業ランキング」より

航空業界や総合商社が根強い人気です。

グローバルな事業を展開していることが上位の理由かもしれません。

国内外の様々な拠点で働きたいと思う学生が増えてきました。

一方、2017年は10位内にランクインしていたメガバンクですが、2018年には三菱東京UFJ銀行を除いてランク外となってしまいました。

その理由を探っていきます。

人気急落の理由は?

 

かつては給与水準が高く、一度就職してしまえば定年まで「安定」した生活が望めるとされてきました。

しかし、リストラや新卒社員採用を半数にするなど労働環境が悪化しています。

みずほフィナンシャルグループ→全従業員約79000人のうち19000人を削減し、総合職でも今後10年弱で3割削減

三菱UFJフィナンシャルグループ→今後5年9500人分の事務量削減

三井住友フィナンシャルグループ→今後3年4000人の事務量を削減

 

人口減の時代になったことを含め、日銀による金融緩和やマイナス金利政策により利ザヤが得づらくなったことが要因と考えられます。

また、AIの発達や機械化・自動化により、以前は人の手によって行われていた銀行窓口などの業務がとって代わられてしまう可能性があります。

そのため、より専門的な知識や技術が求められるようになり、優秀な人材が必要になってくるかもしれません。

まとめ

 

今回は三大メガバンクについてみてきました。

時代の進歩や流れととに「安定」と謳われてきた銀行の立場が危うくなってきました。

従業員削減やAIの発達などが人気急落の要因のようです。

AIにとって代わられる業務もあれば、人間にしかできない業務もあります。

そのため、AIには出来ない業務が増えることで雇用が多角化するかもしれません。

銀行業界の動向を今後もチェックしていきたいですね。

様々な企業があるのでしっかりと企業・業界分析をしたうえで就職活動をしていきましょう。