結婚式の費用の相場はいくら?ご祝儀に贈与税はかかるの?

近年ではなかなか結婚式を挙げる人も少なくなっている、なんてニュースをよく聞きますよね。

晩婚化や婚姻件数の減少から、昔のようにド派手な結婚式を上げたいと考える人は多くはなくなってきているのが現状です。

「そんなことはいっても結婚式は立派に上げたい!」、「一生に一度の結婚式だけどいくらかかるのか怖い」といった人も多いかと思います。

今回は、結婚式ではどのくらいの費用がかかるのか、さらには意外と知られていないご祝儀に税金はかかるかどうかを解説していきます!

婚姻件数は年々増加している!?晩婚化ってホント?

少子高齢化は今後日本が何年にも渡って向き合っていかなければならない、大きな課題の一つです。

では実際に、婚姻件数はどのくらい減少しているのかグラフで見ていきます!

厚生労働省発表の「婚姻に関する統計(平成28年度)」より

グラフから分かる通り、婚姻件数は平成に入ってから段階的に減少してきていることがわかります。

これに伴って婚姻率の大きく低下してきています。

1960年代後半から1970年代初頭にかけて、第一次ベビーブーム世代が適齢期に達した際には毎年100万件以上の婚姻件数を記録していたことを踏まえると、現在はその時期の6割前後に留まってしまっています。

では晩婚化についてはどうかも調べていきます。

平均婚姻年齢は、統計開始の昭和50年には、夫が27.8歳で妻が25.2歳でしたが、平成27年には夫が33.3歳で妻が31.1歳となっています。

夫妻の初婚-再婚の組合せ別にみた平均婚姻年齢及び年齢差の年次推移

年次
昭和50年27.8歳25.2歳
昭和60年29.3歳26.4歳
平成20年32.2歳29.9歳
平成27年33.3歳31.1歳

厚生労働省発表の「婚姻に関する統計(平成28年度)」より一部抜粋

結婚式の費用の相場は?項目別に解説!

では、さっそく本題に入っていきましょう!

一般的に結婚式の予算の相場は300万円〜400万円とされています。

また、一般的な招待人数は50人〜80人程度が目安となっているようです。

具体的にどんな内訳でお金がかかるのかを細かく見ていきましょう!

①挙式料金

まずはなんといっても挙式にお金がかかります。

最近ではパーティーなどを行わず、10人程度の親族を招いた挙式のみを挙げるカップルも増えてきていますよね。

挙式費用は、地域や施設によってピンキリですが、おおよそ30万円前後となるようです。

ゲストハウスやホテルなどの大きな施設を貸し切るウエディングの場合は金額は高めになり、小さなレストランで行う場合には少し費用を抑えることができます。

②服飾やメーク関係

結婚式といえば、綺麗なドレスやしっかりキマったスーツですよね。

やはり新婦さんの方が衣装代は高くなります。

一般的な相場としては、新婦の衣装代がレンタルの場合40万円〜80万円、購入する場合には数百万円にものぼります。

一方、新郎の方は10万円〜20万円というのが相場となっています。

③お料理や引出物など

結婚式といえば、豪華な料理も楽しみの一つですよね。

また、来客の方には引出物やプレゼントを渡すことにもなります。

料理や引出物も開催する人の気持ち次第な部分が大きいですが、一般的には料理は2〜3万円、引出物は5000円〜1万円くらいの価格帯にしておくと失敗はないでしょう!

招待人数を50人とすると、料理・引出物を合わせて150万円〜200万円くらいになりそうですね。

④撮影サービス

一生に一度の思い出として、後悔のないようにたくさん写真や動画に残したいと考える人も多いかと思います。

当日の撮影に加えて、事前にスタジオで撮影することもできるので、両方を合わせて撮影代は50万円〜60万円くらいを見込んでおきましょう。

⑤その他

最近では、結婚式に芸能人を呼ぶケースなども増えています。

一回数分でも参加者にとっては大きな思い出となるので、予算に余裕があればぜひ利用したいですね。

また、司会・進行をアナウンサーに依頼することもできるので、こちらもチェックしてみても良いかもしてませんね。

ご祝儀に贈与税はかかる!?

大きな結婚式をやればやるほど、多額のご祝儀が集まります。

たった1日で何十万円、何百万円の大金が集まることはないので、受け取って驚いでしまう人もたくさんいます。

結婚式当日にはそんなこと気にしていられませんが、落ち着いた頃にふと「ご祝儀って税金かかるのかな」と疑問に思う人が多くいます。

お祝いにもらったありがたいお金なので、なかなか周りの人にはどうしたら良いのか聞きにくいですよね。

簡潔にいうと、「ご祝儀には原則税金はかからない」というのが現状の贈与税に関する見解です。

原則、というのはご祝儀という名目で親の資産の大部分の所有権を子供に移転した場合など、本来のご祝儀の目的とそれるような金額は課税の対象となるということになります。

そのため、一般的な封筒に包んで渡せるような社会一般的に妥当とされている金額であれば非課税という扱いになります。

まとめ

今回は結婚式に関わる費用やご祝儀の扱いについてまとめてきました。

これから結婚式を挙げようという方、結婚式になんとなく憧れを持っている方は今回の記事を参考にして予算を組んでみると良いでしょう!

ですが、結婚式は人生でそう何度もない晴れ舞台なので、あまり節約しすぎず、後悔のないような式にしてくださいね。

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