出産や育児をきっかけに、一度仕事から離れてしまうとなかなか戻る勇気が持てないことはありませんか?
仕事から離れていると、昔のような成果を出せるのか、他の社員についていくことはできるのか、家庭と仕事の両立ができるのか、など悩みのタネは尽きないかと思います。
今回は、専業主婦だった方がなぜ社会復帰に対して不安を感じるのか、そうした不安を解消するためにはどうすればよいのか、具体的にどんな仕事や職種がオススメかなどを紹介していきます!
専業主婦が社会復帰する際に不安を感じる理由とは?
結婚や出産をする前にバリバリ働いて頃に比べると、社会復帰するタイミングでは精神的にも肉体的にも思っている以上に状況が変化していることが多々あります。
こうした以前との変化にうまく適応できなかったり、適応を難しいと感じてしまうと、社会復帰に対する不安は大きくなってしまいます。
ここでは、どうして一度専業主婦になってから仕事に復帰すると不安に感じてしまうのかを認識することで、自分の現状と照らし合わせて客観視できるような機会にしてみてください。
1:子育てや家事との両立への不安
独身時代とは大きく異なる点は、「仕事以外にもやらなければいけないことがたくさんある」ということでしょう。
退職前の生活は、仕事を頑張って帰ったら寝るだけというものであったとしても、結婚や出産後には仕事にプラスして家事や育児をする必要があります。
こうした精神的・肉体的にもハードな状態に対して、自分の時間が取れないのではないか、どれも中途半端になって家族に迷惑をかけてしまうのではないかという不安が生じるのではないかと考えられますね。
2:スキルや資格への不安
一度仕事の現場から離れていると、同じ年齢の社員に比べて著しくスキルや資格で劣っているのではないか、年下の社員よりも全然役に立たないのではないかと不安になってしまうこともあるでしょう。
確かに、難しい資格を持っていれば仕事の専門性も高く、すぐに現場復帰しやすいかもしれません。
しかし、世の中の人の多くは資格に頼って働いているわけではありませんし、もともと仕事をしていたという素地があればすぐに感覚を取り戻すこともできるでしょう。
他の人との比較をしてしまったり、他人からの評価も気になるところかもしれませんが、そこはぐっとこらえて、辛抱強く頑張ってみるしかありません。
3:ブランクが長いことによる不安
仕事現場から離れていればいるほど、復帰に対する気持ちのハードルは上がってしまいます。
それは2つ目に示したスキルや資格といった技能的なものに加えて、単純に「自分が会社でそんなに働いていられるのだろうか」というもっと漠然としたものでもあるかと思います。
こうした自己評価の低下は、家事と仕事を切り離して考えてしまっていることが原因と考えられます。
家事は、確かに外部との関わりは少ないかもしれませんが、毎日しっかりとした生活リズムで掃除や洗濯、炊事を行う、かなりハードな仕事と言えます。
まずは自分がここまでやってきたことを卑下せずに、家事も仕事もそれほど変わらないという認識を持つと良いかもしれません。
社会復帰後にスムーズに仕事をするために気をつけるべきポイントとは?
では先ほど紹介したような不安を解消しながら仕事を再開するためにどのようにすればよいのでしょうか!?
1:まずは在宅勤務からスタート!
環境がガラッと変わると精神的な負担が大きくなってしまうことがあります。
ですから、生活リズムは変えつつも、生活する空間は維持しておくことができる、在宅勤務の仕事を選択する事で緩やかな社会復帰を図ることができます。
なかなか良い待遇の求人はないかもしれませんが、ゆっくりと時間をかけて仕事に慣れるという意味では、在宅勤務の仕事は社会復帰したばかりの主婦の方にはオススメです。
2:時短勤務などで家事や子育てとも両立しやすい状況から!
家事や育児との両立に不安を感じる場合には、時短勤務が認められている環境での社会復帰をするとよいでしょう。
いきなり9時〜17時までのフルタイムでの仕事は体力的にも厳しいものがあるので、10時〜15時などの子供の送り迎えができるような時間帯でのお仕事から始めてみるとよいかもしれません。
時短勤務にするとフルタイムに比べて収入は低くはなってしまうものの、子供との時間を確保できたり、自分の時間を作って精神的に余裕が持てるなどのメリットもありますので、こちらもオススメの方法です。
3:復帰前の自分や他の社員との比較はしない!
仕事から離れている時間が長いと、「前はこんなにできたのに。」「周りの人はこんなにできているのに。」と気になってしまう場合も多くあります。
誰しも現場から離れていると、感覚が鈍ったりうまくできなくなるのは当たり前です。
復帰したての時には、自分に甘すぎるくらいがちょうどいいと思っておきましょう!
4:家族と仕事の優先順位をしっかりとつけておく!
実際に働いてみると、「やっぱり仕事と家事・育児を全て完璧にやるのは無理だった」と思ってしまうかもしれません。
そんな時に一番もったいないのは、どれも中途半端になってしまうことです。
実際に困難に直面してからではよい判断はできなくなってしまうので、仕事を始める前に「子供に寂しい思いをさせたら仕事にかける時間を減らす」であったり、「家が散らかり始めたら、仕事をセーブする」と家族にも話しておきましょう。
仕事に不安を感じる専業主婦の方にオススメのお仕事とは!?
では、上で挙げたような注意点を守りつつ働けるような職種や仕事は具体的にどんなものであるかを紹介していきます。
1:データ入力などの在宅ワーク
最近では、日本でもクラウドソーシングを実践する人が増えており、対面でのコミュニケーションがほとんどないまま、仕事の受注から納品までを済ませることができるようになりました。
在宅ワークの仕事としては、データの入力や記事の執筆、より専門的なものだとプログラミングなども依頼内容として多くあります。
PC環境が整っていることがほとんど必須の条件となっていますが、それ以外にはこれといった準備はないので、自分の得意なジャンルや作業などがあればいつでもチャレンジできるものとなっています。
報酬としては、記事作成の場合は1文字あたり0.5円〜2円ほどとなっており、上手に働くと月に10万円近い収入を得られるケースもあります。
2:事務職
残業なども少なく、なるべく固定的なスケジュールで働きたいという方にオススメなのは事務系の職種でのお仕事です。
営業系の職種での仕事となると、社外の人との付き合いも多くなり、スケジュールがブレやすくなってしまいます。
その反面、事務系の職種であれば繁忙期などもあらかじめ把握できていたり、社内で完結する仕事がほとんどとなるので、残業なども比較的少なく済みます。
時短勤務などを適用する場合にも、社内でのスケジューリングがしやすいことから、事務系の仕事は復帰してすぐの方にはかなりオススメです。
3:家事代行スタッフ
せっかくだったら、ブランクの間にたくさん行った家事や育児の経験を生かしたいとは思いませんか?
普段やっている家事は代行スタッフとして行えば、立派な仕事の一つになるのです。
慣れ親しんだ仕事なので、新しく何かを覚える難しさやわからないことへの不安も少ないので、家事が好きな方や得意な方はオススメです!
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