皆さんの中のほとんどの人は時計を持っていらっしゃるかと思います。
時間を知るためだけではなく、ファッションのアイテムや、時には立派な資産ともなる腕時計。
その価格は数百円のものから、数億円単位のものまでまさにピンキリです。
テレビ番組やYoutubeの企画でも度々登場する腕時計は、いわば高級品の代表格とも言えるでしょう。
そんな腕時計の中には、皆さんの想像を絶するような高価なものがたくさんあります。
今回は、2019年時点で公開されている情報の中から、世界の高級腕時計トップ20をランキング形式で紹介していきたいと思います!
世界の高級時計ランキング20位〜11位!ロレックスなどの人気ブランドは何位?
ここからは早速、世界の高級腕時計ランキングトップ20をみていきます。
はじめに20位から11位までを紹介していきます。
第20位 パテック・フィリップ チタンRef.5004T
第20位はパテック・フィリップ チタンRef.5004Tで価格はおよそ4.4億円と言われています。
20位からいきなりの1億円となりかなり驚きましたね!
パティック・フィリップは言わずと知れたスイスの高級時計メーカーで、ヴァシュロン・コンスタンタンやオーデマ・ピゲなどと並んで世界三大高級腕時計メーカーとも言われています。
中でもチタンRef.5004は希少なチタニウムを用いており、2013年に開催されたオンリーウォッチ・チャリティーオークションで出品された記念すべき1本となっています。
第19位 パテック・フィリップ プラチナワールドタイムRef.1415
第19位には第20位に引き続いて、パテック・フィリップからのランクインとなりました。
価格は同じく4.4億円ほどで、このプラチナワールドタイムというのは1939年に120本生産されたワールドタイムの中でもたった1本だけ製造されたプラチナ製の高級腕時計となっています。
80年近く前の時計にも関わらず、世界の主要41都市を網羅した回転ベゼルと24時間リングの組み合わせで、世界各国の主要都市の時間が一目でわかるという極めて優れた機能を持ち合わせている時計となっています。
またこの仕組みは、製作した時計師の名前になぞらえて、「ルイ・コティエ式 ワールドタイマー」と呼ばれており、時計界では偉大なワールドタイムのスタンダードとしても知られています。
高級さだけでなく、時計としての確かな性能も兼ね備えているのが、このパテック・フィリップ プラチナワールドタイムRef.1415なのです。
第18位 ジョージダニエルズ イエローゴールドスペーストラベラーズ
第18位には、ジョージダニエルズ イエローゴールドスペーストラベラーズがランクインしました。
価格は約4.75億円で、製作者のジョージダニエルズはイギリスの時計師で、母国英国ではもっとも優れた時計技師としても今現在でも高い評価を受けています。
特にこのイエローゴールドスペーストラベラーズは彼の生涯最高の1本とされており、1969年のアメリカの月面着陸を記念して命名されました。
第17位 ルイ・モネ メテオリス
第17位には、ルイ・モネ メテオリスがランクインしました。
価格はおよそ5億円とされています。
ルイ・モネは世界で初めてのクロノグラフを採用した時計を製作したことでも知られています。
中でもメテオリスは、地球に落下してきた火星、月、小惑星などの隕石を材料としており、そうした材質の希少性からも5億円という高値がついています。
第16位 ブレゲ No.2667
第16位にはブレゲからNo.2667がランクインしました。
価格は約5億1500万円とされています。
ブレゲは、創業1775年という非常に長い歴史を持つ、パリ発祥の世界的トップメーカーで、現存する最古の時計製造ブランドの1つとなっています。
こうした歴史あるブレゲの中でも、No.266718金で作られたスタイリッシュで伝統的なデザインの懐中時計であり、1814年製のプレミアムオークションで5億円越えという大金で落札された1本です。
ここまで腕時計がランキングを占めてきましたが、ここで初めて懐中時計がランクインしました。
なかなか普段利用することはない懐中時計ですが、古い歴史と精巧な仕掛けが大きな魅力であり。5億円ともなれば一つの大きな資産として成立してしまいそうですね。
第15位 パテック・フィリップ ステンレススチールRef.130
第15位には、またもパテック・フィリップからステンレススチールRef.130がランクインしました。
価格は5.4億円程度で、パテック・フィリップでは30年以上生産が続けられている、メーカーを象徴するようなモデルの一つです。
その中でも、このモデルは例外的に2本のみ別個で生産されたことから、パティック・フィリップの王道モデルを表徴しながらも確かなレアリティを誇るので、このような価値がつけられています。
第14位 ウブロ ビックバン・ダイヤモンドリストウォッチ
第14位には、ウブロからビックバン・ダイヤモンドリストウォッチがランクインしました。
価格は5.5億円ほどであり、このビックバン・ダイヤモンドは文字通りダイヤモンドを用いた豪華な宝飾が魅力の1本です。
ニューヨークで活躍する職人が、一つ一つ丁寧にカットして作り上げたダイヤを1000個以上も贅沢に装飾した、まさにど迫力の1本となっています。
もはや時計ではなくジュエリーアクセサリーのような圧倒的な存在感が魅力的です。
第13位 ロレックス /バオダイ Ref.6062
第13位には、みなさんおなじみのロレックスから、Ref.6062がランクインしました。
価格は5.6億円で、こちらのモデルは1954年に、ベトナム帝国最後の皇帝(第13代皇帝バオ・ダイ帝)がジュネーブで行われた国際平和会議に出席するために購入したとされる腕時計です。
彼の死後にはオークションにかけられ、当時の価格では2700万円ほどでしたが、再びオークションにかけられた際にはロレックス史上最高価格で落札されました。
第12位 パテック・フィリップ Ref.1527
第12位にはまたしてもパテック・フィリップから、Ref.1527がランクインしました。
価格は約6.3億円で、2010年にジュネーブで開催されたクリスティーズ・オークションで落札されました。
18Kのクロノグラフで、オークションへの出品当時は黄金の腕時計として大きな話題となりました。
第11位 パテック・フィリップ キャリバー89
第11位には、パテック・フィリップからキャリバー89がランクインしました。
価格は7.4億円ほどで、こちらはパテック・フィリップの創業150周年を記念して作られた懐中時計となっています。
第16位に続いてまたしても懐中時計がランクインしました。
イエローゴールドの時計枠の中に、ブルーサファイアなどの高級な宝石が埋め込まれた文字盤が特徴的で、設計開始からおよそ9年の歳月をかけて完成に至ったと言われています。
世界の高級腕時計ランキング第10位〜第1位!最高級メーカーはどこ!?
ここからはいよいよ後半戦です!
世界の高級腕時計トップ10を一気に紹介していきます!
第10位 パテック・フィリップ Ref.5016A-010
第10位にはパテック・フィリップからRef.5016A-010がランクインしました。
こちらのモデルはかなり新しく、2015年のチャリティーオークションに出品するために特別にパテック・フィリップ社が製作したものとなっています。
当時の価格は約8億円で、落札したのはなんとハリウッド俳優のブラッド・ピットと言われています。
第9位 ヴァシュロン・コンスタンタン Ref.57260
第9位には、ヴァシュロン・コンスタンタンからRef.57260がランクインしました。
ヴァシュロン・コンスタンタンは世界三大高級時計メーカーの一つであり、中でもこのモデルはたった一人の職人が1つ1つ手作業で作られた2800以上の部品に加えて、242もの宝石が使われており、製作にはなんと8年もの期間がかかった、いわば超大作の一つです。
価格は11億円ほどとなっており、ついに10億円の大台も突破していきましたね!
第8位 パテック・フィリップ Ref.1518 in Stainless Steel
第8位には、パテック・フィリップからRef.1518 in Stainless Steelがランクインしました。
価格は12億円で、世界で初めて永久カレンダーを用いた腕時計となっており、「時計界のモナリザ」とも称されています。
第7位 ロレックス ポールニューマンデイトナ
第7位には、ロレックスからポールニューマンデイトナがランクインしました。
ポールニューマンデイトナというのは、元々は3度のアカデミー賞を受賞したアメリカの世界的俳優であるポール・ニューマンが所有していたことからついた通称となっています。
当時は2000本という少量生産だったので、マニアの中でも希少性が高く、価格は19億円にものぼるとされています。
第6位 ジェイコブ ビリオネアウォッチ
第6位には、ジェイコブのビリオネアウォッチがランクインしました。
ビリオネアウォッチは、その名の通り億万長者が身に着けるのにふさわしいエメラルドカットで綺麗に加工した260カラットの大型ダイヤモンドが目を引くラグジュアリーな1本です。
こちらの1本は、トレードショーに出品されて19億円もの価格がつきました。
また、先日はボクシング界のスーパースターである、メイウェザー氏がインスタグラムでこちらの1本を購入したことを発表しことでも大きな話題になりました。
世界的なスーパースターが自身のSNSで自慢したくなるような時計ですので、本当に世界屈指の豪華腕時計の一つと言えますね!
第5位 パテック・フィリップ ヘンリーグレイブス・スーパーコンプリケーション
第5位にはパテック・フィリップから、ヘンリーグレイブスのスーパーコンプリケーションがランクインしました。
価格は、27億円もの値段がついています。
こちらの懐中時計は、当時パテック・フィリップの大ファンであった、銀行家のヘンリーグレイブス氏がオーダーをしたものであり、なんと完成までに5年もの年月が費やされ、全ての部品を手作業で組み立てて作り上げられた1本となっています。
ランキングにはこれまで2つの懐中時計が登場しましたが、事実上こちらの時計が「世界最高額の懐中時計」ということになりそうですね。
時計としての機能だけでなく、月の月齢や日没や日の出の時間がわかるなど、24の機能を持っていることから、世界で最も複雑な機能を持つ懐中時計と言われています。
第4位 ショパール 201-カラットウォッチ
第4位には、スイスの宝石メーカーのショパールから、201カラットウォッチがランクインしました。
こちらは、その名の通り、201カラットものダイヤモンドをあしらっておりホワイトダイヤだけでなく、ピンクダイヤ・ブルーダイヤ・イエローダイヤなどを使っていることから、お値段は約28億円にものぼると言われています。
全面宝石でキラキラ輝いていることから、もはや時計なのかジュエリーなのかわからなくなってしまうほどの豪華っぷりです。
時計としての機能はいたってシンプルですが、もはや文字盤も見えないほどの輝きが圧倒的な1本です!
第3位 ブレゲ NO.160 マリーアントワネット
第3位は、ブレゲからNO.160マリーアントワネットがランクインしました。
こちらの1本は、1793年にある人物がマリーアントワネットに贈り物としてオーダーしたものと言われており、ブレゲ史上最高傑作とも言われている作品で、価格は33億円となっています。
ブレゲが惜しみない技術と素材を駆使して作成したため、なんと注文から44年後に完成し、完成した時にはすでにマリーアントアネットは亡くなっていたとされています。
1983年にはエルサレムの美術館に保管されて展示されていましたが、何者かに盗まれてしまい紛失するという大事件も起きました。
2007年に無事発見されましたが、何かとトラブルや事件が伴うのがこの時計の特徴ですね。
第2位 グラフ ファシネーション
第2位は、グラフのファシネーションがランクインしました。
グラフはロンドンを拠点として活躍している宝石商で、中でもファッシネーションは合計150カラットものダイヤモンドを使っており、44億円もの価格がついています。
この時計の特徴は、時計部分を取り外して指輪にできるので、時計と指輪の2wayでの利用ができるという特徴があります。
第1位 グラフ ハルシネーション
第1位には、第2位に続いてグラフから、ハルシネーションがランクインしました。
こちらの価格は約60億円で、110カラットにものぼるカラーダイヤモンドをふんだんに活用しており、こちらももはや時計というよりも超豪華なアクセサリーのようなデザインとなっています。
高級時計ランキングの上位2本が、ロンドンの宝石メーカーのグラフが独占していることから、やはりいかにダイヤモンドを使っているかが超高級腕時計の世界では極めて重要となることがわかりましたね。
なかなか一般の方が手にするのは難しいものばかりですが、博物館や特別展示などでお目にかかる機会があれば、ぜひ一度は見てみたいものばかりでしたね。
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