時間がたくさんある大学生活中だからこそぜひ経験してほしいことの一つに「海外旅行」が挙げられます。
みなさんの中にも、海外旅行が好きな方や友人が海外旅行に行っていて羨ましく思っている方も多いのではないかと思います。
日本は島国なので、どうしても海外に行くことへのハードルは高くなりがちだし、行って帰ってくるだけでも多額の航空運賃がかかってしまうのも事実です。
しかし、時間が十分にある大学生だからこそできる工夫や旅行プランはたくさんあります。
今回は、「海外旅行はなんだかハードルが高そう」と感じたり、「お金がたくさんかかりそうだからいけないかもしれない」と不安に感じている大学生向けに、実際にヨーロッパに海外旅行を行くにはどのくらい費用がかかるのかを実際に紹介していこうと思います!
事前準備にかかる費用はどのくらい!?
パスポートの発行・更新にかかるお金はどのくらい??
海外旅行に行くにあたって欠かせないのがパスポートですね。
これがなくては日本から出て行くことも、日本に帰ってくることもできないので、海外旅行中は命の次に大切なものと言っても過言ではありません。
パスポートには有効期限が5年のものと10年のものの2種類があります。
5年用のパスポートの新規発行・更新にかかる費用は1万1000円で、10年用は1万6000円となっています。
そのほかにも、パスポート用の写真や戸籍謄本などが必要となるため、パスポートの用意にはかなり費用がかかると考えておいたほうが良いでしょう。
また、すでにパスポートを持っているという人も、有効期限までしっかりと余裕があるかを確認しておくことが大切です。
旅行用品にかかる費用は?スーツケースはいくらくらいのものが良い!?
海外旅行に行ったことがない人は特に、海外生活でどんなものが必要なのか準備していて困ってしまうかと思います。
基本的に海外旅行をする際に特に必要と考えられるのは、
・スーツケース(バックパッカースタイルの旅行の方は、大きなバックパック)
・変圧器・変換アダプター
・海外対応可能な電化製品
の3つです。
まず、スーツケースに関してはお金をケチることなく、頑丈でしっかりとした鍵が備え付けられているものを購入するのがオススメです。
海外の空港では特に、スーツケースは積み込みや取り出しの際に乱暴に扱われることが想定されるので、自分の大切な荷物を守る上でも立派なカバンを是非購入してください。
また空港やホテルといった日本では安心しきってしまうところでも盗難被害は発生する可能性が高いので、鍵をかけてチャックが開かないようにできるタイプのスーツケースがオススメです!
次に、変圧器と変換アダプターについて説明します。
海外に行くとまず驚くのがコンセントの穴の形が日本とは違うということです。
そのため日本で使っている電化製品を海外で使用するためには変換アダプターが必要となります。
またコンセントから流れてくる電圧も異なるため、もし渡航先の電圧に自分の電化製品が対応していなければ、変圧器を使用しなければ故障してしまう恐れがあるので注意です。
しかし、変換アダプターは数百円で購入できるのに対して、変圧器は数千円することが多いです。
そうした場合は、海外の電圧に対応可能なタイプの電化製品を新たに購入するというのでも良いでしょう。
電圧が対応可能であれば、変換アダプターさえあれば海外でも問題なく使用はできます。
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ヨーロッパへの航空券の相場は!?季節によって大きく違うって本当?
一般的なヨーロッパへの航空券の相場は10万円から15万円というのが相場とみられています。
ヨーロッパの国では、夏には乾燥して晴れ日が続くことから観光シーズンは夏とされており、夏場の航空券やツアー代金の値段は冬場より高くなります。
また航空会社や乗り換えによっても航空券の料金は異なり、ヨーロッパ系の航空会社より中東系・中国系の航空会社を利用する方が費用は抑えられます。
また直行便よりも乗り換えを行う場合の方が一般的に料金は低くなるので、時間がたくさんある大学生は乗り換えをする方が良いのではないかと思います。
現地での滞在費はどのくらい?食費や宿泊費など
ヨーロッパでの食費はどのくらいかかる??
ヨーロッパにいってまず驚くことが食費に意外とお金を持っていかれてしまうということです。
マクドナルドやバーガーキングといったファストフード店は多いものの、日本のように数百円でラーメンや牛丼が食べられるところはほとんどありません。
またコンビニエンスストアもないので、食事をする際はレストランやカフェを利用したり、スーパーマーケットなどで購入して食べることが基本となります。
そのため、食費は普段の日本の生活の少なくとも1.5倍は見込んでおくと良いでしょう。
加えて注意しなければならないのが「水」です。
ヨーロッパは硬水のところが多いため、水道の水が直接飲めるということは珍しいです。
そのため旅行中にはミネラルウォーターを携帯するのが必須となります。
また日本では当たり前のようにレストランでは無料で水が飲めますが、ヨーロッパではお金を払わないと水すら飲めないこともあるので注意しましょう。
ヨーロッパの宿泊費はどのくらい?一人よりも複数人の方がおトク?
宿といっても価格帯はピンからキリまであるので一概には言えませんが、ユースホステルだと一泊20〜40ユーロ程度、ホテルだと40ユーロ〜と考えられています。
ヨーロッパのホテルは一部屋いくらという料金設定がなされている場合が多いので、一人で泊まるよりは数人で共同で宿泊する方が費用は抑えられます。
またヨーロッパのホテル等を利用する際には宿泊税という税金を数ユーロから多くても10ユーロ程度納めなけらばならないことにも注意が必要です!
観光にかかる費用は!?
ヨーロッパには数多くの世界遺産や観光名所があります。
また日本では馴染みの薄い建築様式の町並みやキリスト教の教会などは日本ではなかなか目にできない光景です。
もちろん町並みを見て回るのは無料ですし、教会も入場するのは無料のところや数ユーロ程度のところが一般的です。
観光に関しては、日本の旅行会社もオプショナルツアー等を実施しているので、初めてで不安な方や効率よく回りたい方は利用してみると良いかもしれません。
そのほかにかかる意外な費用!
観光中に案外困るのがトイレです。
日本のように無料で利用できるトイレは少ないので、公衆トイレを利用する際には50セントから1ユーロ程度必要になります。
また外出中にナビゲーションアプリを利用したり、連絡手段としてネットワーク回線を利用したい場合には、wifiを利用することになります。
もちろん公衆のwifiやカフェなどで無料で使えるところも多いですが、個人情報を抜き取られてしまう場合もあるので注意が必要です。
自由に好きな時に通信したいという人は、レンタルで携帯用wifiルーターを借りることもできます。
渡航先や滞在国数によって異なりますが、1日1000円程度で利用できるので、土地勘のない人や現地で調べごとをしたい方にはオススメです!
またヨーロッパはチップの文化が深く根付いている地域です。
気分がよく食事ができた際には、食事の代金の10%ほどをチップとしてテーブルに置いたり、お釣りを受け取らないなどしてウエイターに渡してあげると良いでしょう。
ホテルでも気持ちよく宿泊できた時には枕元にチップを置いて出て行くと、ホテルの従業員の方にも喜ばれるのでぜひやってみましょう!
ただしチップはあくまでサービスに対する感謝の気持ちの印なので、無理してやるのではなくやりたいなと思った時だけで学生は十分だと思います。
まとめ
海外旅行に対するイメージは固まってきましたか?
やはり海外旅行では往復の航空費が大きなウエイトを占めてしまうことから、せっかくヨーロッパに行くのであれば10日から20日程度の長めの滞在がオススメです!
夕食はスーパーで済ませたり、タクシーの利用を避けるなどすれば費用も自ずと抑えることができるので、若さを生かして学生にしかできない海外旅行を楽しんでいただければと思います!
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