皆さんは、投資信託という言葉を聞いたことがありますか?
「名前を聞いたことはあるけど、株と何が違うの?」「投信は初心者に向いてるって聞いたことあるけど、どういうこと?」このような声も聞こえてきそうです。
老後2000万円問題や少子高齢化による年金制度の問題など、世の中的に投資や資産運用への注目は強くなっています。
実は投資信託は、これまで投資をチャレンジしたことがない方にとってもおすすめの投資方法です。
今回は、初心者に投資信託がおすすめの理由や投信を始めるにあたって知っておくべきメリット・デメリットやリスクをまとめました。ぜひご一読いただけますと幸いです。
投資信託ってそもそも何?
まずはそもそも投資信託とは何かをご説明します。
投資信託とは、簡単にいうと自分のお金をプロのファンドマネージャーに預けて、自分の代わりに運用をしてもらい、投資が成功すれば預けたお金が増えるという仕組みの投資商品です。
つまり、投資に関する専門知識がなくても、プロに資産運用を任せることができます。
これは銀行預金と似たような仕組みと考えると分かりやすいと思います。
預金の場合は、銀行にお金を預け、銀行は預かったお金を個人や企業へ貸し付け、利息を受け取ります。その収益の一部が預金者に利子として支払われます。
投資信託も仕組みとしてはこの銀行預金と同じです。大きな違いとしては、預けたお金をどのように運用するかという点とリターンの大きさです。
銀行が個人・企業への融資を行うのに対して、投資信託では、預かったお金を日本国内・海外の株式や債券、不動産などの金融商品に投資を行います。
また、リターンの大きさという点でみると、預金の場合は預けたお金が元本割れすることはありませんが、現在では利子もほとんどつきません。(参考:高金利のあおぞら銀行の普通預金で0.2%程度)
一方、投資信託の場合は、運用が上手くいかなかった場合に預けたお金が減ってしまう可能性がありますが、利回りは5%〜17%程度まで上がります。(利回りはファンドや年によって変わりますのであくまで参考値です)
投資信託が初心者におすすめの理由は?3つのメリット
投資をやったことがない初心者に投資信託をおすすめする理由は以下の3つです。
- 投資のプロに資産運用を任せられる
- 少額からスタートできる
- 分散投資なのでリスクを軽減できる
メリット①:投資のプロに資産運用を任せられる
よく投資をしていない人から聞くのが、「投資で使う専門用語が難しくて、中々手がつけられない」「投資の勉強をする時間が確保できない」といった声です。
投資に必要な知識や投資手法、経済・金融に関する知識など、投資を極めようと思ったら、学ぶべき情報量は膨大になります。
一人でそれを勉強しようと思えば、多大な労力がかかりますし、会社員の方や子育て中の主婦の人など、中々必要な時間が取れない方も多いと思います。
投資信託は、専門家が皆さんの代わりに運用を行ってくれるので、極論、専門用語を何を知らなくても資産運用が可能です。
メリット②:少額からスタートできる
投資したいけど手元の資金が少ない、というのもよくある初心者の悩みです。
裏を返せば、投資を始めるには多額のお金が必要だと思っている人が多くいるようです。
しかし、実は投資信託は少額投資が可能です。利用する銀行・証券会社にもよりますが、SBI証券や楽天証券、松井証券などのネット証券では、最低投資額がなんと100円からに設定されています。
大手総合証券会社の大和証券でも1,000円から投資が可能なので、皆さんが思っているよりも少ない金額からスタートすることができます。
メリット③:分散投資なのでリスクを軽減できる
投資信託の投資先は、国内外の株式・債券・不動産(REIT)など様々です。
一般的な株式投資といえば、日本の上場企業の株を買うというイメージが強いと思いますが、投資信託では、世界中の様々な資産へ投資を行うことができます。
ファンドは複数の投資対象に分散投資を行うので、何かの商品が極端な値下がりを起こしたとしても全体としての損失を和らげることができます。
投資初心者が覚えておきたい投資信託のデメリット2点
投信には、初心者にとってメリットが多いですが、もちろんデメリットも存在します。
ここでは、これから投信を始める人が覚えておくべきデメリットをまとめます。
- 元本・利回り保証がされていない
- 解約できない期間が存在するファンドがある
デメリット①:元本保証・利回りの保証がされていない
冒頭でご説明した通り、投資信託は値動きのある金融商品へ投資を行うので、預金と異なり、元本・利回りの保証がされていません。
投資対象によって、円と外国通貨の為替レートが変動する「為替変動リスク」や投資対象国の経済・政治情勢の変化によって当該国の資産が暴落する「カントリーリスク」など様々なリスクが存在します。
皆さんの投資がどれだけの収益になるかは分かりませんが、ファンドごとに過去の運用成績を確認することができますのである程度の目安としてみるのも一つの手です。
デメリット②:解約できない期間が存在するファンドがある
ファンドによっては、一定期間換金ができないクローズド期間と呼ばれる期間があるものがあります。
この期間は、投資信託を解約することができません。これは株式やFXにはない投資信託独自のものです。
最近では、クローズド期間をもたないファンドも増えていますが、中には3ヶ月〜1年間のクローズド期間を設けているケースもあるので事前に確認することをおすすめします。
投資信託の種類は様々、自分にあったファンドを見つけよう!
今回は投資初心者の方に向けて、投資信託とはそもそも何なのか、どんなメリットとデメリットがあるのかを簡単にご紹介していきました。
投資信託をやってみようと感じた人は早速投資先のファンドを選んでみましょう。
ファンドによって購入にかかる手数料(販売手数料)やお金を運用してもらう手数料(信託手数料)などのコストや利回りの目標などが異なります。
いくつかのファンドを見て自分が気になる商品を見つけてみてください。
運用会社によって取り扱っている投資信託の種類はまちまちですが、色々な商品の中から選びたい方には、「セゾン投信」がおすすめです。
投資信託には、株価や為替などの経済指標と同じ値動きを目指すインデックス型と経済指標以上の収益を目指すアクティブ型の2種類に大別されますが、投信を直接販売している国内運用会社9社の中でこの2種類を扱っているのはセゾン投信だけです。
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