最近では金融庁の発表により、現役世代の老後には十分な年金の受給は期待できず、自力での資産形成が必要になってくるとの発表がありましたね。
最近では働き方改革も推進され、中には「残業ができなくなったせいで年収が下がってしまった」なんて人もいらっしゃるのではないでしょうか!?
これからの時代は単に会社に依存してのんびり働いているだけでは、老後の安泰は望めなくなっていくでしょう。
本業の仕事と並行して、いかに資産運用や副業などで収入を補っていくかが重要になっていきます。
これまでは投資・資産運用になかなか気が向かなかった人もこれを機に勉強を始めるのはとても重要なことです!
今回は、投資や資産運用をしようとは思ってみたものの、右も左もわからないといった人を対象に、絶対に知っておかなければいけない基礎知識と、どのように資産運用について勉強していくべきかの2つを詳しくレクチャーしていきます!
“投資=ギャンブル”ではない!投機と投資の違いをしっかりと理解しよう!
まず最初に投資についてあまり詳しくない方が持ちがちな考え方が、「投資ってギャンブルみたい」「ずっとパソコンの前に座ってグラフみたいなものをみていなければいけないんじゃないの?」ということです。
確かに、投資の中にはFXといったチャートと向き合いながら短期的な売買を繰り返して、その利ざやで利益を出していくものもありますが、本来の意味ではそれは投資とは異なります。
FXのように単位間での売買を繰り返す行為は「投機」と呼ばれます。
一方でもう少し長期的な目線で資産を分散させたり、長期の積立を行うことが本来の投資と言えます。
ですから、値動きの激しいFXや仮想通貨などは投機であり、もう少しじっくりと運用を行う株式や債券・投資信託などが投資に分類されると考えてください。
ですから、長期的な目線で資産運用を行うのであれば、毎晩パソコンの前に張り付いている必要もありませんし、当然働きながら資産運用を行うことも可能となります。
うまい話は投資の世界にはない!リスクとリターンの関係性を把握しよう!
投資の世界では、リターンのあるところには必ず何かしらのリスクが潜んでいます。
「全く危険を冒すことなく、たくさんのリターンがもらえる!」なんて美味しい話は残念ながら存在しません。
投資を始める際には、リスクとリターンは表裏一体の関係にあることはしっかりと理解しておきましょう!
想定されるリターンが大きくなればなるほど懸念されるリスクも大きくなりますし、少ないリターンで良いのであればほとんど元本を毀損することない、といった具合にリスクとリターンには正の相関関係があることを押さえておきましょう!
つまり投資に伴うリスクとリターンの関係性は概ね以下の3つに分類されます。
- ローリスク・ローリターン:銀行預金や国債・保険など
- ミドルリスク・ミドルリターン:投資信託や不動産投資・株式など
- ハイリスク・ハイリターン:FXや仮想通貨・ソーシャルレンディングなど
ですから、ローリスク・ハイリターンといった美味しい話は基本的に疑ってかかりましょう。
多くの詐欺被害はこうしたリスクとリターンの関係から逸脱したものを語った場合がほとんどなので、この原則さえ押さえておけば、「そんな美味しい話はあるかな?なんか怪しいぞ」と見極めることができるのです!
またリスクやリターンの大小はどちらが良くてどちらがダメというものではありません。
リスクをどこまで許容するかはみなさんの運用目的次第なのです。
例えば、老後の資金として長期間安定的に持っていたいお金であればローリスク・ローリターンの投資をするべきですし、生活には直結しない、いわば「余っているお金」であれば、一が八かの覚悟でハイリスク・ハイリターンの投資に挑戦するのも良いでしょう。
注意するべきなのは、「そのお金をどうしたいのか」です。
投資で大失敗してしまう人の多くは、老後まで大切にとっておかなければならないお金をハイリスク・ハイリターンの投資に費やしてしまうケースです。
宝くじを買うくらいの気持ちで、増えたらラッキーといったように少額を投資するのが、ハイリスクな投資商品への正しい向き合い方なのです。
資産運用の勉強は何でする!?本やネット・セミナー・デモトレードのどれがオススメ!?
最近ではこのサイトのように、Googleで検索をするとすぐに自分の知りたいことの結果が返ってくるようになりました。
しかし、情報収集が簡単になったことによって、逆に質の悪い情報が混ざってしまったり、何を信じていいかわからなくなってしまう、といった弊害もあるでしょう。
自分の資産に直結することだからこそ、なるべく正しい情報を仕入れたいと思うのはみなさん同じです。
では、投資や資産運用について踏み込んだ勉強をするためにはどんな手段を使うのがオススメなのでしょうか?
その1:投資関連の本や新聞を読んで勉強する!
やはり王道といえば本を購入して勉強するという方法ですね。
書籍の購入には代金がかかってしまうものの、やはり出版というハードルを超えていることもあり、情報の質は比較的高いものが多いと言えるでしょう。
投資の本質的な原理などを理解するには書籍がもってこいです。
しかし、日々変化するマーケット情報などをリアルタイムで追いかける場合には、出版からなかなか情報がアップデートされない書籍はふさわしくありません。
そうした情報のソースとしては、新聞の「マーケット・投資」の欄を参考にすると良いでしょう。
基本的には大企業の動向などで情報は埋まってしまいますが、世の中の流れを理解するには十分といえます。
その2:投資家や著名人のブログやSNSをチェックする!
もう少し手軽な方法で行くとネットでの情報収集があります。
しかし、単にネットサーフィンをして情報を掴むのではなく、ある程度名前が知られているソースをもとにリサーチすることをお勧めします。
というのも、やはり匿名のブログなどでは信頼性に乏しいものも多かったり、リサーチの根拠づけが行われていないものも散見されます。
ある程度有名な方の発信した情報であれば、多くの人の目にも触れており、間違っている場合にはすぐさま指摘が入ります。
ですからまずは有名な投資家や企業の経営者などをSNSでフォローして、世の中のトレンドなどを軽く掴めるようにしておくと良いですね。
その3:セミナーや勉強会に参加する
本やネットの情報だけでは不安、一緒に勉強する仲間が欲しい、といった方であればセミナーへ参加してみるのも良いでしょう。
講師の方に自分が抱えている不安を直接ぶつけることができる機会ですので、勉強もスムーズに進むようになります。
また、同時期に資産運用を始めた仲間とも出会うことができるので、情報交換をしたり、一緒に勉強に打ち込むことができる環境づくりにつながります。
モチベーションと勉強のしやすさの観点から見て、セミナーはかなり有効な手段と言えるでしょう。
その反面、参加費がかさんでしまうので初心者ではなかなか投資の運用益を差し引いても赤字になってしまうケースもあります。
勉強代として割り切るか、すでにある程度の結果が出ている方には最適な方法と言えるでしょう。
その4:アプリなどでデモトレードで実践経験を積む!
いくらインプットした情報が多くても、投資がうまく行くとは限りません。
実践経験がないまま知識だけが増えていってしまっても、勉強した以外の状況には対応できない頭でっかちな状況になってしまいます。
そこで自分のお金を使うことなく、実践経験を積むことができる「デモトレード」を練習しておくと良いでしょう。
デモトレードはハイリスク・ハイリターンで短期的な売買を繰り返すようなものを擬似的に体験することができる環境です。
ただ、デモトレードでうまくいったからと言って本番でもそうなるとは限りません。
はじめのうちは堅実に、少額での投資からスタートするように注意しましょう!
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