株式投資の分散投資のメリット・デメリットや方法を解説!

 

株式投資は投資の中ではハイリスク・ハイリターンに分類されます。

 

しかし、リスクは分散投資をすることによって最小限に減らすことができます

 

「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言が表しているように、実際にもウォーレン・バフェットをはじめとして成功している株式投資家は分散投資をしてリスクを分散させています。

 

そこで今回は、株式投資における分散投資のメリット・デメリット、そして、具体的な分散投資の方法をお教えします。

 

株式投資における分散投資のメリット・デメリットは?

 

そもそも分散投資とは?

資産運用で使われる分散投資とは様々な金融商品に分散して投資することによってリスクを分散する投資のことを言います。

 

これを株式投資に限定すると、他にも分散投資の方法はありますが、一般的には保有する銘柄数を増やすことによってリスクを分散する投資のことを言います。

 

保有銘柄数は10個以上の場合には多い、5個以下の場合には少ないと考えて良いでしょう。

 

しかし、単純に銘柄数を増やすことだけが分散投資に良い訳ではありません

これに関しては、下で詳しく述べます。

 

メリット

  1. リスクが分散できる
  2. 株主優待がおトクに受けられる

リスクが分散できる

皆さんもご存知の通り、分散投資の最大のメリットはリスクが分散できることです。

 

例えば、保有しているただ一つの銘柄の株価が半分になった場合、自分の運用資産も半分になってしまいますが、10個の銘柄を保有していた場合には、運用資産の減少を5%にとどめることができます。

 

世の中は不確定要素で溢れていて、株価は様々な要素から影響を受けています。

 

2011年3月10日に2153円だった東京電力の株価がそこから90%以上も下落し、120円になろうとは誰が想像したでしょうか?

 

安定して株価が上昇する銘柄に集中投資すればリスクなど怖くないとお考えの方もいるでしょうが、そんな銘柄が存在しないからこそ分散投資が多くの投資家から好まれているのです。

株主優待がおトクに受けられる

株主優待の内容は所有株数によって変わることが多いですが、優待の内容が所有株数に完全に比例する訳ではないので、持ち株数が少ない方が一般的にはおトクになります。

 

しかし、株主優待にも株式購入時のように最小単位が存在し、権利つき最終日にそれを保有していないと受けられないことには注意しておきましょう。

デメリット

  1. 銘柄の管理に多くの労力がかかる
  2. 株価上昇時のリターンも分散される
  3. 売るタイミングの選択肢が少ない

銘柄の管理に多くの労力がかかる

多くの銘柄に分散投資をすると、自分の投資している銘柄を全て把握するのが大変になります

 

最悪の場合には、銘柄のうちの一つが暴落しているのに気がつくのが遅れて売り時を逃すこともありうるでしょう。

 

また、保有している銘柄の業界が多岐に渡る場合には、それらの業界についての知識を得るのには集中投資よりも多くの労力がかかるでしょう。

 

株価上昇時のリターンも分散される

これは上述した「リスクが分散できる」というメリットと表裏一体なのですが、株式投資で億万長者になりたい人には分散投資が向いていないでしょう。

 

なぜなら、保有銘柄のうちの一つの株価が倍になった場合、保有銘柄数が2個の場合には運用資産は25%増加するのに対して、10個の場合には5%しか増加しないからです。

 

売るタイミングの選択肢が少ない

最小取引単位しか保有していない場合には、購入した後に取れる選択肢は売るのみですが、最小取引単位数より多くの株式を保有している場合には、100株は売って100株は保有しておくというような選択肢が取れます。

 

例えば、株価が暴落した時に半分はロスカットで売って半分は値上がりを待って保有しておくなど、集中投資をすることによって逆にリスクを分散できる場合もあるのです。

 

ここでは分散投資のデメリットの方が多くなってしまいましたが、分散投資の「リスクが分散できる」というメリットはそれ単体でも3つのデメリットに勝るので、分散投資を推奨します。

 

特に、株式投資に関する知識・経験が少ない初心者の方はなおさら分散投資をした方が良いでしょう。

 

具体的な分散投資の方法を紹介!

 

多様性を持つ多くの銘柄に投資をする

上述したように、多数の銘柄を保有することが株式投資における分散投資の王道です。

 

しかし、三菱UFj銀行と三井住友銀行のようになんでもいいから多くの銘柄を保有するのでは分散投資のリスク分散というメリットは十分に発揮されません。

 

ここで重要なのは銘柄の数ではなく、その内訳です。

金融業界から不動産業界、マスコミ、IT業界、インフラなど、リスクを分散させたいなら保有する銘柄には多様性を持たせましょう

ドルコスト平均法を用いる

ドルコスト平均法とは、定期的に一定額の金融商品を購入していく方法のことで、特に長期投資の場合に多く用いられます。

 

この方法を取ることによって、高値の時に少なく購入し、安値の時に多く購入することになるので、結果的に分散投資をしていることになります。

 

また、詳しい原理の説明は省きますが、100株ずつのように一定株数ずつで購入するよりも、1万円ずつのように一定金額ずつで購入する方が結果的に多くの株式を安値で購入できることになるのです。

 

株式以外とも組み合わせる

この記事の内容から逸れてしまいますが、株式投資の中だけでの分散投資ではなく、様々な資産運用方法を絡めたポートフォリオを組んでの分散投資の方がリスクの分散には有効です。

 

例えば、金(きん)は一般的な投資のチャートとは逆の値動きを見せるので、これをポートフォリオに組み入れるのはリスク分散にとても効果的です。

おわりに

この記事を読んで、株式投資で分散投資をすることによるメリット・デメリット、具体的な分散投資のやり方についての理解は深まったでしょうか?

 

集中投資にもメリットはありますが、分散投資の資金を用意しにくい初心者にこそ、逆に分散投資が推奨できるのです。

 

また、株式投資では冷静な思考を失ってしまっては利益を得られないので、株式投資で食べていくとは決して思わず、お小遣い程度に捉えるのが良いでしょう。