3人家族のみなさんは1ヶ月に使う食費をいくらくらいと計算していますか。
他の家庭の食費にかけるお金事情はなかなか具体的には聞きにくいので、ついついなんとなくで金額を決めてしまいがちですよね。
そんな他には聞きにくい毎月の食費について、総務省の調査を元に発表していきます。
3人家族のみなさんは、自分の家計の食費代が平均と比べて高いのか、低いのかをぜひチェックしてみてください。
もしこれを見て、節約をしたいと思った方向けに、今日からでも簡単にできる食費の節約術も紹介していきますので、合わせてチェックしてみてください。
3人家族の食費の平均は月7万円!1食あたりいくらくらいが適切?
3人家族の食費平均は毎月7万円!子供が小さな家庭だといくらになる?
同じ3人家族構成でも、お子さんの年齢によって食費にかかる金額が違ったり、世帯収入によっても許容できる食費代は異なってくると思います。
今回は総務省の家計調査を参考に全国の3人家族の食費の平均額を算出しますが、世帯収入や子供の年齢別に発表されていないため、あくまぜ3人家族の平均値として参考にしてください。
総務省の統計では、2017年の「家計調査報告」では、二人以上世帯の月間の食料費の平均は、72,866円となっています。
二人以上世帯となっていますが、この統計の平均世帯人員数はおよそ3人と記載されているので、概ねこの72,866円が全国の3人家族世帯での平均と言えそうです。
では、お子さんが小さな3人家族の場合には食費はどのくらいだと適切なのでしょうか?
この場合には、お子さんにかかる食費を大人の半分と仮定すると、72,866円×2/3≒48,500円となり、おおよそ5万円程度だと分かります。
お子さんが小学生以上で、すでに大人と同じくらい食べる場合や、アレルギーなどの理由で高い食材を購入しているご家庭は、72,866円のままで、ご家庭の食費代と比較してみてください。
ただし、東京都内に限って平均食費を見ると、全国平均を大きく上回っています。
東京都の公表データによれば、都内の3人家族の世帯主の年齢別の食費は下記の通りです。
世帯主の年齢 | 3人家族の平均食費額 |
〜35歳未満 | 87,851円 |
35歳〜39歳 | 88,456円 |
40歳〜44歳 | 94,572円 |
45歳〜50歳 | 92,577円 |
都内にお住みのご家庭は、全国平均よりも1万5千円〜2万円ほど高い食費代となっています。
これは、都内の世帯収入が全国よりも高いことと、物価も高いことが原因だと考えられます。
一食あたりの食費は一人いくらが適切?実際に計算してみましょう!
では、一食あたりの食費は一人いくらくらいが妥当なのでしょうか!?
先ほど、3人家族の1ヶ月の食費の全国平均は72,866円であるとわかりました。
これを1ヶ月30日として割ってみると、家庭全体での1日の食費の平均額は約2,428円です。
よって一人当たりに直すと、800円前後が3人家族の1日あたりの一人にかかる食費の平均額ということになります。
昼食は子供は学校の給食、夫は社食や外食などの場合、家での食事は朝夕の2回になりますので、その場合、3人家族の1食あたりの食費は、約1,214円となります。
3人家族の食費の節約術!我慢なく・健康に食費を抑える5つのコツ
ご家庭の食費代と比較してみて、いかがだったでしょうか?
もしかしたら、「どうやったら皆そんなに食費を抑えられるの?」と驚いた方もいるかもしれません。
そこで、ここからは今日からでもできる食費を我慢や無理をすることなく抑える秘訣を紹介していきます!
一つでも参考になるものがあれば、ぜひ実施してみてください。
なお、食費だけではなく、家計全体の節約術は以下の記事にまとめています。
①:賞味期限切れや、余った食材をメモしておく
買い物の予算を守って無駄なく購入したとしても、もし使いきれなかった食材が余って、捨ててしまっているならば、まだまだ食費を節約する余地はあります。
もしかしたら野菜やお肉、調味料など、いつも買いなれているサイズよりもワンサイズ小さいほうが家庭には合っているかもしれません。
普段買っているお肉も300グラムではなく、200グラムでも十分だったとわかれば、それだけで無駄な出費を抑えることに繋がります!
大きいサイズのほうが値段的にはお得な場合が多いですが、もしその分を捨ててしまっているのであれば、多少割高でも小さいほうが節約に繋がることになります。
もし、食材を捨てる際には、次の買い物に役立てるために、メモをしておきましょう。
節約に向いている食材は以下を参考にしてください。
②:1週間で使ってOKな食費代をあらかじめ決めておく
いくらお金を使うかを決めずに買い物に出かけていくのは、食費代が上がってしまう原因になります。
まずは、食費として1ヶ月でいくら使ってOKか具体的に決めましょう。目標金額を決めることが、食費節約への第一歩です。
1ヶ月の目標食費代を決めたら、それを4〜5分割して、1週間あたりの買い物の上限金額として決めることをおすすめします。
例えば、家族の誕生日やお祝い事でその週の予算が上がる場合は、その前後の週の予算から一部持ってくるなどして、上手にやりくりしていきましょう。
③:買い物にいく日や回数を決めておく
買い物に行く回数が多いと、それだけ誘惑が多いので、買い物に行く回数をあらかじめ決めておくことをお勧めします。
もし普段使っているスーパーが、毎週何曜日は特売をしていたり、○のつく日がポイント何倍みたいなのがあれば、その日に合わせるのも大事です。
もし時間に余裕がある場合は、まとめ買いするより、こまめに買い物に行く回数を分けたほうがいいです。
理由としては、買いだめすると冷蔵庫の電気代効率が悪くなったり、ついつい買いすぎて腐らせてしまったりする可能性があるためです。
また、こまめに買い物することで賞味期限をあまり意識する必要がないため、割引セール商品も買うことができます。
④:買い物リストを作成し、それ以外のものは極力買わないように気をつける
買い物に行くと、あれやこれやと目にとまり、ついつい必要以上についで買いをしてしまった経験は誰しもあるのではないでしょうか。
でも、そうやって衝動的に買ったものは、後から冷静になるといらなかったり、買ったことを忘れて冷蔵庫の奥で、賞味期限切れで後日発見されることも、珍しくはありません。
スーパー側も顧客のついで買いを誘発させるように、ポップや商品の陳列を頑張っているので、こちらもそれに負けないためには、強い意志が必要です。
そのために大事なことは、買い物メモを作って、リストのものだけ購入することです。
これによって、必要なものを買い忘れたり、ついで買いを防止することができます。
もしそれでもついで買いが不安な方は、生協・コープなどの食材宅配サービスを利用してみるのもアリだと思います。
⑤:使ったお金を家計簿に記録する
何を買ったのか、記録することはとても重要です。
ダイエットが上手な人は、「ダイエットの始まりはまず食べたものの記録から」とよく言います。
食費の節約においても、まず自分が何にいくら使ってるのか、正確に把握することがとても大切です。
メモすることで、何を節約すればどの程度食費が抑えられるのか、具体的にイメージが湧くようになったります。
また具体的な金額を把握することで、食費の節約に成功したときには、○○円節約できた!とご自身の努力の結果も実感できます。
そのため、まずは家計簿をつけることをおすすめします。
紙派の人は、ノートに家計簿をつけるのもアリですし、スマホ派は、最近では便利な無料の家計簿アプリもあるので、それを使ってみるのもアリです。
レシートをカメラで撮るだけで、自動で読み込んで分類されて、見やすいグラフにまとめてくれます。
無理な我慢はせず、日々の無駄遣いをなくすことを心がけましょう!
「節約」と聞くと、とにかく我慢を徹底しなければいけないと思ってしまいますが、そんなことはありません。
外食をしたり、奮発して贅沢な料理を楽しむことも全く問題ありません!
節約の基本は、「我慢をすることではなく、無駄をなくすこと」です。
我慢は辛くてなかなか続けられないので、節約としても成功しづらいです。
一方、無駄をなくすのは精神的にも楽で続けやすく、やり方を間違えなければゲーム感覚で楽しむこともできると思います。
もし最近「家計が最近ちょっとギリギリ」「貯蓄に回すお金がない」「子供の教育資金のために貯金を始めたい」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ本記事の内容で参考になる部分あれば、チャレンジしてみてください。
もし食費以外にも、無駄な家計を見直したい方は、一度、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのをおすすめします。
お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)が、各家庭の状況に合わせた家計の見直しや、貯蓄にどの程度まわすべきかなど、家計のバランスについて完全無料でアドバイスしてくれるサービスがあるので、下記に紹介しておきます。
暮らしに役立つお金の情報を無料でお届けしています!