新型コロナウィルスの影響で、ご自身の給与が減ったり、パートナーの給料が減ったというご家庭は多いと思います。
いまのところ影響がなくても、例えば今後旦那さんのボーナスが減ったり、残業代が減ったり、手当がなくなったり、奥さんのパートのシフトが減らされたりなど、今後世帯収入が減る可能性は十分にあります。
今後の収入状況がどうなるか分からない中で大事なことは、家計の支出を減らすことです。
支出を減らすとはいっても、あまり無理せず簡単で、かつ効果的なことからやりたいですよね。
そこで今回は自宅でできる家計の支出を抑える節約方法を紹介していきます。
夫婦で協力をして、この苦難を乗り切っていきましょう。
無駄な支出を抑えよう!無理なく簡単!効果的な節約術13選
住宅費の見直し①:家賃交渉(賃貸物件に居住している場合)
現在、賃貸物件に住んでいる方は、住んでいる家の家賃交渉をしましょう。
これまで家賃交渉をしたことがない方も、安心して下さい。
じつはこの記事の筆者である私は、マンション1室、アパート2棟を所有していた元大家です。
元大家の立場から、どのように家賃交渉を進めれば成功しやすいか、またどのくらい家賃交渉が現実的かについてまとめましたので、家賃交渉をする際は下記記事をチェックしてみてください。
読者の中には、入居前に家賃交渉をしたことがある方もいると思いますが、じつは家賃交渉は入居前よりも入居中のほうが効果的です。
とくにいまの時期は、物件オーナー側も、入居者の収入ダウンによる家賃の滞納や、退去をとても不安に思っているので、家賃交渉としては非常にやりやすい時期です。
仮に家賃5%の減額交渉に成功するだけでも、毎月の家計へのインパクトは大きいと思いますので。ぜひチャレンジしてみてください。
住宅費の見直し②:住宅ローンの借り換え(持ち家に居住している場合)
住宅ローンの見直しをお勧めします。
もし購入したのが、10年以上前であれば、住宅ローンの条件は当時よりもずっと良くなっています。
2020年5月3日現在、変動金利で一番低いところで年率0.399%〜です。
仮に5,000万円の借り入れの方が、住宅ローンの借り換えで金利0.5%やすくなった場合、月々の支払いは1万2,000円ほど安くなります。これは家計にとって非常にインパクトが大きいのではないでしょうか。
現在コロナ禍で銀行のローン審査にも少なからず影響が出ていますが、それでも現在より好条件の借り換え金利が提示される可能性は十分にあります。
借り換えローン審査自体は、無料でできるので、ぜひやってみることをおすすします。
下記のリンクから、全国119金融機関の変動金利型住宅ローン金利で最も低い金利ところのローン診断が、無料で簡単にできます。
通信費の見直し①:携帯電話のキャリア変更・プラン変更
もし現在、ドコモ、ソフトバンク、auのいずれかのキャリアで携帯を契約している方は、格安携帯の検討したほうがいいと思います。ほとんどの方は、現在よりも携帯料金が安くなります。
長年同じキャリアで契約をしていて、長期割りや家族割りなどあらゆる割引プランを適用して安くなっているとしても、格安携帯に切り替えたほうがはるかに安いです。
格安携帯というと不安を感じる人もいるかもしれませんが、通信網はドコモやauのものを使っているので、通信回線による優劣はありません。
また契約できる機種も、iphoneやandroid携帯を使えますので、格安携帯にキャリアを変更したからといって、機種が見劣りすることもありません。
携帯番号ポータビリティー ( MNP: Mobile Number Portability )と言って、いまの携帯番号のままキャリアを変更できるので、番号が変わる心配もありません。
唯一考えられるネックは、@docomo.ne.jpや@i.softbank.jpといったメールアドレスが使えなくなることです。
ただし、現在ほとんどの人がLINEでやりとりをするので、そのネックも小さなものかと思います。gmailやyahooといったフリーアドレスは使えるので、もし@docomoや@softbankのようなアドレスでやりとりしてるものだけはアドレス変更をする必要があります。
このメールアドレス変更の対応が必要な人は、最初だけ面倒かもしれませんが、それをやることで月々数千円の携帯代が浮くとしたら、やる価値は十分あると思います。
通信費の見直し②:固定電話の解約
もし現在、携帯電話も所有していて、かつ固定電話の契約もしている方は、固定電話の解約を検討されることをお勧めします。
もしあなたが高齢の場合、なおさらです。
固定電話は昔は資産として考えられいましたが、現在では携帯電話のほうがはるかに便利ですし、固定電話は詐欺の温床にもなってしまっています。
固定電話についている機能は、ほとんど携帯電話にもついていますので、なくなって困ることはあまりないかと思います。
通信費の見直し③:ポータブルWi-Fi、ポケットWi-Fiの解約
携帯の通信料が高くて、携帯とポケットWi-Fiの二台持ちをしている方が多かったですが、現在は携帯電話でプランをインターネット無制限にしたほうが、トータルで安くなることのほうが多いです。
外でパソコンをする際も、テザリング機能でポータブルWi-Fiと同じことが携帯でできますので、もしまだ携帯とポータブルWi-Fiの二台持ちをされている場合は、Wi-Fiの解約をすることをお勧めします。
毎月3千円前後、支払いが減ると思います。
光熱費の見直し:電力の自由化、ガスの自由化
新型コロナによる緊急事態宣言以降、在宅勤務を推奨する会社も増えてきました。
平日に家にいる時間が増え、また休日も家で過ごすことが増えたたため、電気代・ガス代・水道代の請求が先月に比べて一気に上がったという声も良く聞きます。
じつは2016年4月から「電力自由化」、2017年4月に都市ガスの自由化が始まったことはご存知ですか?
それ以前までは、例えば東京都内に引越しをすると、水道=東京都水道局、ガス=東京ガス、電気=東京電力と、それぞれのインフラごとに契約対象が決まっていましたが、このうち電気、ガスについては自由化以降、契約者を自ら変更ができます。
電気・ガスにクオリティの差はないので、契約会社を変えるだけで、電気・ガスはそのまま使えます。
契約変更する際に、いまの電力会社・ガス会社への連絡や、立会いなども必要もなく、工事もいりません。
5分くらいで簡単に契約を切り替えられて、契約変更日から電気代・ガス代がそのまま安くなるので、これはやらない手はないです。
保険の見直し:保険のプラン見直し、または解約
もしもの時の保険ですが、保険の支払いのせいで、いまの生活を圧迫しているようであれば、それは入ってる保険と、掛け金が現在の収入に合っていない可能性があります。
また、子供が生まれたり、進学したりして家族構成が変わった場合、必要になってくる保険と、要らなくなる保険がでてきます。
各保険会社は生命保険や医療保険、がん保険、学資保険など、毎年新しい保険プランを用意しています。
もしかしたら過去入っていたものよりも、もっと好条件で安い保険がある可能性もあるので、保険の見直しをして、無駄なプランや賭け金をなくすことをおすすめします。
保険を見直しする際は、特定の保険会社しか扱えないところに相談するのはおすすめしません。相手は営業なので、自社で扱える保険の中からしか提案をしないからです。
保険を見直しする際は、複数の保険会社の保険プランを扱える保険代理店のほうが、特定の保険会社に執着せずにフラットに相談にのってくれるので、おすすめです。
教育費の見直し:塾や家庭教師のオンライン教材への切り替え
お子さんのいる家庭では、塾や家庭教師をつけているところも多いかと思います。
塾代や家庭教師代は、家計の出費の中でもバカになりませんが、お子さんの将来のことを考えると、なかなか削る判断も難しいですよね。
現在、コロナの影響で、教室が休みになり、zoomなどを使ったオンライン授業に一時的に切り替わっているところが多いのではないでしょうか。
もしオンライン授業にお子さんが慣れてきていて、抵抗感がないのであれば、そのままオンラインの通信教育やに切り替えることをおすすめします。
教室を構えている塾は、教室の賃料やスタッフの人件費といったコストが塾代に上乗せされているため、どうしても月謝が高くなってしまいます。
一方、初めからオンラインや通信教材で運営されている会社は、そういったコストがかからないため、月謝が塾よりも安くなる傾向にあります。
加えて、コロナで急遽オンラインに切り替えた塾よりも、初めからオンラインを想定して作られた教育カリキュラムのため、内容としてもそちらの方が充実していることが多いかと思います。
まずは無料で資料請求や体験をしてみて、お子さんに合っているか確かめてみてください。
教育レベルを下げずに、教育コストを下げられたら嬉しいですよね!
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食費代の見直し①:キャッスレス対応
現金派の方は、キャッスレス対応をすることで、節約効果があります。
現在、政府は全国的にキャッシュレス化を進めるために、キャッシュレス決済の時は、消費税を10%→8%または5%へ減額するポイント還元制度を実施しています。
ポイント還元を受ける際に面倒な手続きは一切なく、キャッシュレス支払い場合は、その場で自動的に2%〜5%料金が安くなります。
日頃の買い物を現金からキャッスレス決済に変更するだけで、日々の買い物が2%〜5%割引で買えるので、これはすぐに導入することをおすすめします。
全国的に一番店舗に普及している決済手段は、paypayです。
paypayは、全国ほとんどのコンビニで導入されていますし、スーパーやドラッグストア、飲食店でも導入が進んでいます。
個人経営の店で、クレジットカードは対応していないけれど、paypayなら導入している店は多数あります。最近では光熱費の請求書払いもpaypayで自宅から支払い可能です。
paypayはアプリをダウンロードするだけで、その日からすぐ使えます。画面を見せるだけなので、現金より支払いがスムーズです。
paypayで使用した料金は、クレジットカードからの引き落とし、銀行口座からの引き落とし、ソフトバンクユーザーであれば月々の携帯料金と一緒に引き落としを選ぶことも可能です。
クレジットカード派の方ですでにキャッスレス対応をしている方でも、数百円くらい小額の買い物の場合は、サインの手間や、お店に迷惑かけるのでは?との配慮から、小額支払いの際は、現金支払いをしている方もいらっしゃるかと思います。
たしかにキャッシュレス払いの中でも、クレジットカード支払いの場合は、店舗側が手数料として、支払い料金に対して1%〜5%の負担金が発生して、その分の利益が減るため、嫌がる店舗があるのも事実です。
一方、paypayの場合は、店舗側の導入費、利用料、手数料がすべて0円なので、店舗側も負担金がありません。
店舗としては、むしろ現金を取り扱うリスクも減るため、paypay払いは歓迎の立場です。
ですのでぜひ安心して、小額からでもキャッスレス払いを使ってみてください。
食費の見直し②:ふるさと納税を利用して、食費代を浮かす
ふるさと納税は、実質自己負担が2,000円で、全国のお米や野菜、お肉、お魚など、全国の特産品を受け取ることができる人気の制度です。
毎年、年末に利用が集中するふるさと納税ですが、じつは一年を通していつでも利用可能なことは知っていましたか?
年末は利用が集中して、人気の商品は品切れが多発したり、郵送が遅延したりなどの問題も発生していますが、それ以外の時期はこういったことが起こりにくいです。
- 年収300万円の場合、控除上限目安27,000円
- 年収650万円の場合、控除上限目安96,000円
- 年収1200万円の場合、控除上限目安195,000円
例えばすべてお米を選ぶ場合、年収300万円の世帯で新米5kg×5ヶ月分、年収650万円世帯で、新米5kg×18ヶ月分をカバーできますので、家計にもだいぶ助かりますよね。
給与ダウンの可能性がある場合は、昨年の年収より10%〜20%ほど下がる想定年収で、余裕を持った金額でふるさと納税をしてみてください。
小遣いの見直し:旦那さんごめんなさい・・
もし、ご夫婦でお小遣い制をとっている場合は、この時期だけでもお小遣いの金額の見直しをする必要があるかもしれません。
お小遣いが働く上で大切なモチベーションになってる場合や、そもそもお小遣いの金額が低い場合もあると思うので、大幅なカットはやらない方が良いと思います。
在宅勤務が導入されたことで、いつもよりランチ代や仕事帰りの飲み会代などは、浮いているはずですので、その分だけお小遣いを減らすのは妥当なラインではないでしょうか。
使ってないクレジットカードなどの解約
昔に作ったまま、最近使ってないクレジットカードやETC、会員権などはありませんか?
初年度は年会費無料のものでも、二年目以降は年会費が発生するものもあれば、永続的に会費無料のものでも、1年に1回は利用することを条件としている場合のものもあります。
なかには、途中で規約が変わって、料金が発生しているものもあります。
こういったものがないかお財布の中のクレジットカードを見直してみたり、通帳履歴の引き落とし明細を確認してみるようにして下さい。
もし使っていないものがあれば、この機会に解約してしまいましょう。
家の中でいらないものを売る
「いつかきっと使うはず」
「もったいなくてなかなか捨てられない」
こんな思いから、部屋が荷物だらけになってしまったり、開かずの間になっている部屋が家の中にあったりしませんか?
昔、不動産会社の社長から、印象的な問いかけをもらったことがあります。
「家の中で、一番高いものは何だと思いますか?」
この答えは、「空間」だそうです。
「捨てるのがもったいないからと、使わなくなった荷物や、読まなくなった本をずっと置いたままにしている空間に対して、あなたはその維持費として、毎月家賃を払っているんですよ。」
と言われたことがあります。これ以来、断捨離を意識するようになりました。
いつか使うかもしれないと思ったものは、またその時に買い直そう、また読みたくなった本は買い直そうと思ったら、どんどん荷物を処分できるようになりました。
思い切って荷物を片付けてみると、思った以上に部屋を広く感じます。
同じ家にいながら今よりゆったり生活ができるようになりますし、もし必要以上に広く感じる場合は、今よりも少し狭い部屋に引っ越しをして、家賃を浮かすことができるかもしれません。
「いつかきっと使うはず」
「もったいなくてなかなか捨てられない」
ではなくて、
「毎月、維持費として家賃を払ってまで取っておきたい?」と考え直してみると、一気に断捨離ができると思いますよ。
要らなくなったものは、メルカリなどで売ってお金にするのもオススメです。
ただ数が多くて、一つ一つメルカリで売るが面倒な方は、要らないものをダンボールに詰めて宅配業者に渡すだけで、すべて査定してくれるブックサプライもおすすめです。
お試し査定で、事前に買取金額が分かるので、査定金額に納得できない場合は返送してもらうこともできます。
支出の見直しだけでは足りない場合は、収入の見直しもしよう!
これまでにご紹介した家庭でできる節約術を実行しても、まだ生活が苦しい場合は、支出を抑えるのと同時に、やはり収入アップへの取り組みが必要になっていきます。
転職:コロナで伸びている業界へ転職してみる
飲食業界、接客サービス業界、ホテル業界、旅行業界、広告業界、人材業業界など、コロナ自粛による経済打撃は様々な業界に波及し、多くの企業の収益が下がっています。
一方で、コロナ自粛だからこそ、収益が伸びている業界もあります。
スーパー、通信教育、EC、フードデリバリー、ゲーム、オンラインシステムなどが代表的です。
もしいま給料が減給してしまい、今後も回復する見込みがないようであれば、伸びている業界への転職を考えるのも一つの手かもしれません。
コロナをきっかけに、残念ながら仕事を失ったり、減給を機に転職活動を行っている人も増えています。
転職活動をするにしても、ライバルが多いのが現状です。
少しでも内定率を高めるために、転職のプロに相談しながら企業選びや、選考対策、面接対策のサポートを受けながら、転職活動をすすめることをおすすめします。
▼転職支援実績No1、リクルートの転職支援サービスはこちら
転職する際、現在の職場への退職届は、退職希望日の1ヶ月前までに自分で伝えるのが筋です。
ただし、パワハラ上司などで、どうしても自分から言える職場でない場合に限り、こういった退職代行のサービスもあるので、紹介しておきます。
副業:Uber Eatsの配達パートナーになる
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは、時間の制限やシフトもなく、朝9時から深夜1時まで、すきま時間を活用して好きなエリアで稼動できる新しい自由な働き方です。
18歳以上、かつ自転車、原付バイク、軽貨物車のいずれかを運転できることが条件ですが、それがクリアしていれば、どなたでもスタートすることができます。
Uber Eatsの配達パートナーは、個人事業主として仕事をして報酬を受ける形になります。
そのため、アルバイトのように面接で不採用になることもないため、どなたでも始めることができます。
ポイ活:自宅ですきま時間を使ってポイ活
仕事にいく時間はとれないけれど、家でちょっとしたすきま時間を活かしたい方は、ポイ活がおすすめです。
ポイ活とは、ポイントを貯めて、毎日の生活をお得にする節約方法です。
やはり本業や副業ほどは稼げないですが、家の中でちょっとしたスキマ時間に塵積でやる分にはありだと思います。
「ポイ活」するなら業界最強のポイント還元率でお小遣いが稼げる【i2iポイント】!
使える手当や公的制度がないか確認をしよう
コロナ経済対策として有名なのは1人につき10万円が支給される特別定額給付金ですが、これ以外にもコロナの経済対策は多数あります。
例えば、経営者や個人事業主、フリーランスが受け取れる可能性のある「持続化給付金」や、子供を持つ家庭を対象にした「小学校等の臨時休業に対応する保護者支援」や、社会保険料を減免する「国民健康保険料の減免に対する財政支援」などです。
補助金も助成金など多くの支援制度が、給付対象者自ら申請手続きをとる必要があります。
あなたが給付や免除の該当者であったとしても、手続き漏れによりその利益を享受できない場合があるので、制度についてはしっかりチェックしておきましょう。
収入が減った分、知恵と工夫で支出を上手に減らしていこう!
新型コロナウィルスの経済への影響は、今後どれだけ拡大するか分かりません。
今後しばらく収入がアップすることは難しいかもしれませんが、工夫次第で支出を抑えることは十分可能です。
無理な節約は、なかなか継続が難しいですし、家庭内の雰囲気が悪くなるきっかけにもなってしまいます。
今回ご紹介した節約術はどれも比較的簡単で、かつ節約効果が大きいものばかりです。
できそうなものがあれば、ぜひ一つでも多くチャレンジしてみてください。
知恵と工夫で、一緒にコロナを乗り切っていきましょう!
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