中古マンションの火災保険の相場はいくら?保険料を抑えるコツは?

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中古マンションを購入すると、必ず火災保険に加入することを求められますよね。

何かあったときの備えとして火災保険は非常に大事なものです。

しかし、

中古マンションを購入したはいいけど、銀行や不動産会社に特に火災保険が指定されずに終わった

火災保険の保険料が高いので、より安いものを選びたい

そんな風に思っている方も多いでしょう。

そもそも、自分が加入している中古マンションの火災保険が高いか安いか知らない人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、中古マンションの火災保険保険料の相場と、火災保険を選ぶ際のポイント、そして火災保険料を安く抑えるコツを紹介します。

中古マンションの購入を検討している人から、加入している火災保険を見直したい方、お子様等にマンションを譲りたい方まで、様々な人に役立つ内容となっています。

ぜひ最後までご覧ください。

火災保険の保険料はどのように決まる?

1.建物の種類・構造

火災保険料金を決める建物の構造は「M構造・T構造・H構造」に分けられます。

それぞれ、

  • M構造:マンション・アパートなどの共同住宅(コンクリート造・レンガ造、または耐火建築物)
  • T構造:鉄骨構造の住宅、鉄骨造の一戸建て、耐火建築物の一戸建て
  • H構造:一般的な木造戸建

という分類ですが、中古マンションは基本的にM構造であるため、今回はM構造に限定します。

2.床面積

床面積が広くなれば補償の範囲も広がるので、保険料が高くなります。

参考までに「2018年度ふらっと35利用者調査」によると、中古マンションの住宅面積は以下の通りとなっています。

全国平均首都圏近畿東海その他
住宅面積65.962.970.977.576

(単位:㎡)

床面積はエリアによって異なるので、都道府県別の平均を知りたい方は、国土交通省の「平成30年度 住宅経済関連データ:一住宅当たり延べ床面積の都道府県比較」を参考にしてください。

3.建築年月

建築年月が経つほど建物の耐火能力も下がるため、それに伴って保険料も高くなっていきます。

4.建築金額

建物の金額が高くなればなるほど保証する金額も高くなり、支払う保険料も高くなります。

評価額を決める方式は新価方式と時価方式の2種類あり、中古マンションならば新価方式をおすすめします。その理由は後ほど説明します。

5.補償範囲

火災保険では特約で多くの補償を付け足すことができます。

例えば、家具・家電製品を対象とした家財保険や、地震や津波を原因とする火災・損壊被害を対象とした地震保険は、火災保険の付随保険として契約することができます。

基本的な火災保険は、家事や落雷、風災(台風や大雪による被害)、雪災・ひょう災(雪やひょうによる災害)による損害をカバーしています。こちらは後ほど詳しく解説していきます。

6.保険期間

保険料は、契約する保険期間が長くなればなるほど月割り換算の保険料が安くなります。

火災保険の保険期間は1年から最長10年の間で選ぶことが可能で、長期契約になるほど割引率が大きくなります。

火災保険が適用される事例を紹介!どこまで補償される?

中古マンションの火災保険で、適用されるのはどのような事例なのでしょうか?

まずは簡単に表で解説します。

基本or特約補償内容詳細
基本補償火災・落雷・破裂または爆発自宅からの出火、隣家からのもらい火、落雷・ガス漏れによる爆発などの損害
風災・ひょう災・雪災台風、暴風、豪雪、雪崩、ひょうによる損害
特約水災洪水により床上浸水、土砂崩れによる家屋倒壊などの損害
水漏れ水漏れ・漏水による家財・家具の損害
盗難空き巣などの損害や家財の盗難などの損害
不測かつ突発的な破損・汚損等日常生活の突発的な損害(ドアにモノをぶつける、家具を倒してしまうなど)

それでは、以下で詳しく解説していきます。

火災

まずは火災です。

火災保険なのですから、火災が適用されるのは当たり前ですね。

自分の部屋が燃えてしまった場合はもちろん、ほかの部屋から出火したものが自分の部屋まで延焼してきた場合も、補償されます。

そして、補償部分は自分の部屋のみです。

共用部分は個人の火災保険では補償されず、マンションの管理組合で加入する保険の範疇となります。

これから中古マンションの購入を検討している方は、あらかじめ確認しておくといいでしょう。

地震

地震は地震保険というものがありますが、これは火災保険と一緒にしか申し込むことができないため、火災保険と同一視されることが多いです。

こちらも、保険で補償されるのは自分の部屋だけで、共用部分は補償されません。

ただ、逆に考えると建物がなんともなくとも、自分の部屋が損害を受けた場合なんかには、補償を受けることができるので、一概に良い悪いとは言えませんね。

水害・盗難など

水害や盗難に対する補償は、オプションで付けることができます。

ちなみに水濡れとは、水害ではないものの、給排水管のトラブルによる水漏れ事故を保証するためのオプションです。

給水管の寿命は、一般的に15年ほどと言われています。それ以上たって何の対策もしていないということはないとは思いますが、心配であればオプションで付けておきましょう。

中古マンションの火災保険の相場はいくらぐらい?

それでは、中古マンションの相場を見ていきましょう。

中古マンションの火災保険の相場を計算するにあたって、損保ジャパンの見積を使用しました。

マンションの広さは60㎡・80㎡・100㎡の3つで、10年間の契約で、家財補償は今回は含まないものとします。

また、建築年は2010年、所在は東京の中古マンションとします。

60㎡の中古マンション

水災あり水災なし
①火災、落雷、破裂、爆発、風災、雹災、雪災35,030円(月額292円)24,560円(月額205円)
①+漏水・盗難・外部からの物体の落下・暴動 51,790円(月額432円)40,250円(月額335円)
①+漏水・盗難・外部からの物体の落下・暴動・破損・汚損61,850円(月額515円)49,750円(月額415円)

80㎡の中古マンション

水災あり水災なし
①火災、落雷、破裂、爆発、風災、雹災、雪災 46,600円(月額388円)32,670円(月額272円)
①+漏水・盗難・外部からの物体の落下・暴動 68,890円(月額574円) 53,540円(月額446円)
①+漏水・盗難・外部からの物体の落下・暴動・破損・汚損 82,270円(月額686円)66,170円(月額551円)

100㎡の中古マンション

水災あり水災なし
①火災、落雷、破裂、爆発、風災、雹災、雪災58,170円(月額485円)40,780円(月額340円)
①+漏水・盗難・外部からの物体の落下・暴動85,990円(月額717円) 66,830円(月額557円)
①+漏水・盗難・外部からの物体の落下・暴動・破損・汚損 102,700円(月額856円) 82,600円(月額688円)

以上はあくまでもシミュレーションです。住んでいる地域や環境、細かい保障内容によっても火災保険料は変わりますので、ご了承ください。

中古マンションの火災保険を選ぶ際に見ておくべき3つのポイントは?

では、中古マンションの火災保険を選ぶ際に見ておくべきポイントを3つ紹介します。

自分で補償内容をカスタムできるかどうか

中古マンションを購入し、火災保険に加入する際に、いくつか追加で保証を付けたいと思うことがありますよね。

火災保険には、最初からいくつかの追加の保証がセットになったものもあります。

それらは、細かく考えなくてもいいので、忙しい方にはうれしいのですが、不要な保障がついている可能性があります。

中古マンションを購入する際に使った不動産会社やローンを組んだ銀行から、特定の火災保険をお勧めされることもありますが、基本的には自分で選ぶ方が確実です。

ですので、補償内容は自分でカスタムできる火災保険を探しましょう。

評価額を決める方式が新価方式であること

中古マンションの評価額を決める方法は以下の二つあります。

  • 新価方式

今あるものと同等の建物・家財を購入するのに必要な金額で評価額を決める方式

  • 時価方式

今あるものと同等の建物・家財を購入するのに必要な金額から経年劣化や使用による消耗分を差し引いた額で評価額を決める方法

中古マンションを買う場合は、時価方式だと不利になることが多いので、新価方式を採用している保険会社を選ぶようにしましょう。

保険金を決める方法が実損方式であること

また、保険金を決める方式も以下の2種類あります。

  • 実損方式

定められた保険金額内で、損害額がそのまま支払われる方式

  • 比例填補(てんぽ)方式

建物価格に対した保険金額の割合を、損害金額にかけた額が保険金として支払われる方式

つまり、5000万円の建物に2500万円の保険金額をかけていたとすると、保険金の割合は50%です。

そして、1000万円の被害が起きると、実際の支払われ保険金は被害金額の50%。つまり500万円となります。

中古マンションの火災保険を選ぶ場合は、実損方式の方がお得でしょう。

最近の火災保険はもっぱら実損方式が主流ですが、比例填補方式を採っている火災保険もまだあるため、火災保険選びの際にはチェックするようにしましょう。

火災保険の保険料を抑えるコツを4つ発表!

それでは、最後に火災保険の保険料を抑える4つのコツを紹介します。

①補償内容を見直す

火災保険の保険料を決める要因の中で一番節約しやすいのが、補償内容を見直して、ご家庭にとって不要な補償を外すことです。

例えば、

  • マンションの近くに川や山も無く、高台で水害や土砂崩れなどの災害の被害を受けにくいため、水災の補償を無くす
  • あまり高価な家財を使わず、リーズナブルな家具を定期的に購入しているので、家財特約を外す

などの例が挙げられます。

特に水災の補償はつけるだけでかなり保険料が上がります。

最近は台風被害なども多く、心配になるかもしれませんが、立地や階層を考慮して冷静に決めましょう。

②無駄な特約を見直す

火災保険は地震保険をつけたり、水災や盗難等の補償をつけることができますが、これまでにご紹介したオプション以外にも様々な特約をつけることができます。

火災保険の特約に以下のようなものがあります。

  • 施設賠償責任特約:建物の欠損などで他人に怪我をさせてしまった場合の補償
  • 携行品損害特約:車などの身の回りの品の偶発的な事故の被害を補償
  • 類焼損害特約:自身の家から出火して近隣の家に損害を与えた場合の補償
  • 事故対応等家主費用特約:借家の場合に死亡事故を補償
  • 事故再発防止等費用特約:事故再発防止のための費用を補償

火災保険の特約には以上のように様々な特約があります。

特約は補償の範囲を広げられるので、便利である一方で、特約をつけるに伴って当然保険料も上がってしまします。

そのため、特約が自身の生活の中で生じるリスクと照らし合わせて本当に必要なものか見直す必要がありますね。

③保険期間を長くする

保険期間は1年〜最長10年の間で選ぶことができます。

他の多くのサービスと同じように、火災保険も保険期間を長くするほど、月割りで計算した時の保険料が安くなっていきます。

そのため、保険を他会社に変更したり、保険を途中で解約する予定などが無く、継続して長い期間特定の会社の火災保険に継続して加入するつもりであれば、保険期間を長くした方がお得です。

④自己負担額の設定料金をあげる

補償に自己負担額を設定すると保険料が安くなります。

しかし、自己負担額を増額すると、毎月支払う保険料は安くなりますが、その代わり、いざという時の手出しのお金が増えるので慎重に考える必要があります。

火災保険料が安くなるからといって、安易に事故負担額を上げると、万が一災害で被害を受けた時に、手元のお金が一気に無くなってしまうかもしれません。

災害はもちろん予測不可能なことも多いので、今一度保険金を確認しておきましょう。

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