通信制大学の学費は安い?相場はいくら?メリット・デメリットは?

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皆さんは「通信制大学」というものをご存知でしょうか。
通信制大学は通学することなく大卒資格を所得することができ、通学制大学と比べると様々なメリット・デメリットが存在します。

学費が安く済んだり、社会人が学業と両立できるなどのメリットがある一方で、卒業が難しかったり、途中で挫折してしまう人も多いようです。

高卒で社会人となられた方や、最終学歴は中卒で大卒の学歴が欲しい方など、もう一度学び直したいけど通学制大学に通う時間もお金もない、という方は一度検討してみるといいのではないでしょうか。

今回はそんな通信制大学について、メリットやデメリットを紹介したいと思います。

通信制大学ってそもそも何?

通学制大学と通信制大学の違いは?

通学制大学は、毎日キャンパスに通って授業を受けます。
それに対して通信制大学は、テキストを使っての自宅学習と、年に数回5〜6日間に分けて行われるスクーリング(対面授業)が中心です。

また、入学試験がないことも特徴です。通学制大学のほとんどで入学の際に学力試験が課されますが、通信制大学は学ぶ意欲さえあれば誰にでも門戸が開かれています。

ただし、入学時にレポートや小論文などの課題が出されるところもあります。

通信制大学ではどんなことが学べる?

通信制大学は元々法学部などの学部からスタートしましたが、時代に合わせて、より様々な分野を学べるようになってきました。

IT分野などの専門的なものにとどまらず、文系から理系まで、ビジネス・起業、教育、建築、デザインなど、学べる分野は非常に多岐に渡ります。

どうやって学習するの?

通信制大学には、普段は送られてきた教科書で自習し年に数回のスクーリング(対面授業)で直接授業を受けるスタイルと、PCで授業やテスト、単位認定まで全て完結し通学の必要がない、完全オンライン型のeラーニングとに分かれます。

スクーリングがある大学は、普段は家でテキストを読み込み、課題に沿ったレポートを書いて大学に提出することで単位をとることができます。実際に大学に行って講義を受けることで単位をとることもでき、自宅学習とスクーリングの割合は大体7:3であるとも言われています。スクーリングがある学校は、そこで先生や他の学生とコミュニケーションをとることができます。

最近は社会人などを対象とした、通学の必要がないオンライン上の「eラーニング」のみで学習が完結する通信制大学も出てきています。

通信制大学のメリット

通信制大学のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
順に解説していきます。

メリット①:学費が安い

基本的に学校に行く必要がないので、施設費や交通費が不要になります。

文部科学省「私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」をみてみると、私立大学の初年度学費は以下のようになっています。

入学金授業料施設設備費合計
249,985円904,146円181,902円1,336,033円

それに対して、法政大学通信教育部の初年度学費は以下のようになっています。

入学金授業料選考料合計
30,000円80,000円10,000円120,000円

このように通学制大学と通信制大学では、圧倒的な学費の違いがあります。

メリット②:勤労学生控除の対象となる

通信制大学も、文部科学省に認可された大学ですので、勤労学生控除の対象となります。

ただし、給与所得が年間130万円以下であることが必要です。
アルバイトやパートで働いている方で、年収130万円を超えないのであれば、勤労学生控除の対象となる可能性があります。

メリット③:「学士」を取得できる

通信制大学も、文部科学省に認可された大学ですので、卒業すれば「学士号」を取得することができます。

通学制大学に通っていた卒業生と変わらない、「学士」という目に見える形での成果を受け取ることができます。

メリット④:自分のペースで学習ができる

通信制大学のメリットとして、時間や場所に縛られない、ということがあります。

通学制の大学ですと、決められた時間割通りに大学へいき、講義を受ける必要がありますが、通信制の大学は授業時間が設定されていません。
大学や履修する科目によっても多少異なりますが、テキスト自習型科目や映像授業では、自分のペースで、好きな時に好きな場所で、学習を進めることができます。

そのため、社会人になってもう一度学び直したいと考えている人でも、昼間は働きつつ、自分のペースで学習を進めていくことだって可能です。

通信制大学のデメリット

通信制大学のメリットについてお伝えしました。
それでは次に、通信制大学のデメリットについても紹介していきます。

デメリット①:モチベーションを維持するのが難しい

通信制大学は当然のことながら、一人で学習を進めていかなくてはなりません。
自分のペースで学習を進められるという利点がある一方で、意思が強い人でないと、途中で挫折してしまうことが多いようです。

学習を後回しにしたり、講義に出なかったりすると、4年で卒業するはずの予定が5年、6年と伸びていったり、最終的に挫折してしまうこともあります。スケジュールをしっかりと管理して、計画通りに学習を進めていくことは相当な自己管理能力が求められることを理解しておく必要があります。

最近では、学習をサポートしてくれる学習システムなどがある通信大学もあるようですが、誰からも強制されずに勉強を続けるのはなかなか難しいものがあるようです。

デメリット②:一人で学習を進めていかなくてはいけない

通学制大学のように、毎回の授業や、サークル、部活動を通じた人との繋がりやコミュニティは、通信制大学ではなかなか望めません。

スクーリングの授業で、生徒や先生と交流の機会はありますが、それ以外は自分で学習を進めていかなくてはなりません。

通学制大学で夢見るようなキャンパスライフも、通信制大学ですとなかなか叶わないようです。

デメリット③:卒業が難しい

通信制大学の卒業が難しいと言われる理由にはいくつかあります。
決して試験のレベルが高すぎるから、という意味ではありません。通信制大学はきちんと勉強すれば誰でも卒業資格を得ることができます。

まず、一つ目に、先ほども申し上げたように一人で学習を進めていくのが難しい、という点があります。周りのサポートなしになかなか勉強が捗らないと4年で卒業するつもりがどんどん伸びていってしまう、ということもあるようです。

二つ目に、学習に行き詰まるとなかなか解決できない、という点も挙げられます。テキスト学習をしていると、どうしても理解できないポイントが出てきてしまいます。

大学によっては、教授へのメールや掲示板などを利用して、疑問点をすぐに解決できるような仕組みがあるところもあるようですが、どうしても疑問点が解決されるまでにはタイムラグが生じてしまいます。

学習においてわからない点を残したまま先へ進むのは、よりわからない点が増えてしまう可能性や、最悪の場合モチベーションが下がってしまうことも考えられます。

以下では、おすすめの通信制大学をご紹介していますのでよろしければ参考にしてください。

通信制大学を利用してステップアップを目指そう

いかがでしたか?今回は通信制大学のメリットとデメリットをお伝えしました。

学費が安かったり、勤労学生控除が受けられたりなど金銭面でメリットがある他に、学習は自分次第である点など、難しい面もあることがわかりました。

高校卒業後社会人となられた方や、大学を中退した方など、もう一度学び直しのチャンスが欲しいと思っている方にはぜひ検討していただきたい通信制大学。

いろんな人に門戸が開かれている通信制大学だからこそ、何か学びたい分野がある方、大卒の資格が欲しい方などは、積極的にキャリアの選択肢に入れてみてください。