税理士法人ASC 代表社員・代表取締役/株式会社エーエスシー 代表取締役 中村 健一郎(公認会計士・税理士)
神奈川県出身。青山学院大学理工学部経営工学科卒業。横浜国立大学大学院経営学研究科修了。
平成5年度公認会計士第2次試験、平成8年度公認会計士第3次試験合格。
平成9年公認会計士事務所開業登録、平成12年税理士登録。
経営コンサルティング会社、事業会社経営企画部門での経験も踏まえ、事業と経営者の気持を理解する会計税務サービスを展開している。
著書に『なぜあのFXトレーダーは社長になったのか-FXのための会社設立と運営ガイド』『はじめて社長になるときに読む本』等。
港区の会計事務所・税理士法人ASCの強みとは?
Q.税理士法人ASCの特徴や強みを教えてください。
様々な業界・エリアのお客様をご支援しています。
当法人は全国のお客様に対応していて、これまで担当させて頂いたお客様の所在地は、47都道府県中42都道府県と広範囲に渡ります。
業種もIT、不動産、医療、介護、飲食、広告、イベント企画、デザイン、映画制作、ゴルフ教室、金属加工、衣料品販売、旅行代理、貿易、人材、ヨガスタジオ、学習塾など様々です。
業種やエリア問わず、相談に乗ることができるのは1つの強みですね。
また、税理士業は転職が多い業界のため、お客様の業績や社員の給与等の重要な情報を知る担当者がすぐ辞めてしまう・・・、というのはよく聞く話です。
うちは新卒入社の比率が高く、入社当初から価値観の共有などを行なっていて、メンバーの定着率はかなり高い方なので、そういった事態を防げるのも特徴といえるかもしれません。
Q.印象に残っているお客様とのエピソードを教えてください。
「先生のおかげで○億円儲かりましたよ」
これは、経営の一線から退くため、自分の会社の株を売却されたお客様からいただいたお言葉です。
実は、もともとこの会社は別企業から△億円という金額で買収オファーをもらっていたのですが、設立当初からお付き合いをしていた私からするとその金額は不当の安いものだったのです。
もちろん、非上場株式の適正な値段を判断するのは非常に難しいものですが、設立当初からご支援をさせていただいた私からすると、経営はシステム化されていて経営者の引退があっても問題は起こらないだろうということはわかりました。
それを前提で考えると、LBOという全額借金をして企業を買収し、得られたキャシュフローで返済をしていく方法をとっても数年後には元がとれることが見えていたんです。
そこで、金額の提示を受けた席で社長がOKを出しそうになるのをあえて引き止めて保留にしてもらい、いかに自分の会社に価値があるかを理解してもらった上で最終的にそのオファーはお断りして頂きました。
一度決まりかけた案件が白紙になる、という事態でしたが、それから、冒頭の言葉通り、当初の金額から○億円上乗せでM&Aを成立させることができました。
このように億円単位のお話は稀ですが、税務調査への立会などで、十万、百万単位の貢献はできたかな、ということはたまにあります。
また、月次の対応・決算の対応でまとめる資料を銀行に出したらほめられた、しっかりとやっていただいていたんですね、と言っていただくこともあります。
そうした形でお客様に貢献できた時は、税理士としてのやり甲斐を感じますね。
短期的にお金がかかっても長期でみたらお金をセーブできる
Q.税理士に仕事をお願いするメリットやデメリットは何だと思いますか?
デメリットは、短期的な目で見た時にお金が出て行く点かなと思います。
逆にいえば、長期的にお金をセーブできたりプラスになるのは税理士に依頼するメリットになると思います。
例えば、過去に14年前の贈与税の申告を原因として税務署から突っ込まれて50万円追加納税をしなければいけなくなった方がいらっしゃいます。
よくよく話を聞くと、過去にお父様が子供に300万円の贈与をしていたのですが、その時に相続時精算課税制度呼ばれる、目の前の贈与税の発生を抑えて、将来亡くなった時の相続税に先送りする制度を使っていたんです。
つまり、贈与を受けた段階では納税の義務はないのですが、お父様が亡くなった段階で相続税として支払い義務が生じるということです。お客様はこの相続税の申告に反映するのを忘れていて、追加納税することになったということですね。
この例だと、300万円の贈与なら、暦年贈与で毎年110万円の控除を使って動かせば3年で移し終わりますし、または、100万円は受け取って、200万円を借りるという形をとったり、税金を発生させない方法はいくつかあるんです。
そう思うと、大きなお金を動かす時には、やはり目の前のお金をかけてでも相談した方がいい気がします。
見えない知識や情報にお金を払うのは憚られる気持ちもわかるのですが、私でなくても良いので税金の相談は税理士にするのが良いと思います。
また、その他にも、銀行、他士業、取引先、M&A関連企業、不動産事業者とのアクセスがしやすくなったり、助成金や有利な融資、投資情報を得られる点もメリットかなと思います。
例えば、うちの事務所では、太陽光発電やコインランドリー、外貨両替機などの投資を実際に自社で行なっていて、その中で得た知見やノウハウをお客様に提供しています。
Q.初めて税理士に仕事をお願いするときに、知っておいたほうがいいことはありますか?
初回の相談の目標を「自分が何を求めているのか」「それにいくらかかるか」を特定することに置くべきだと思います。
何が必要かもわからず、特定しないまま、他所と値段を比べても意味がないので。
法人の顧問契約であれば、毎月来てほしいのか、来てもらう必要はないのか、分からないまま値段を比べようとするのはナンセンス。それを分かるためには、そもそも来て何をしてもらいたいのか特定する必要がありますね。
Q.最後に読者に一言お願いします。
本記事を読んでいただいた方限定でプレゼントをします。
当法人では、起業したい、副業を会社にしたい、という方々のサポートを積極的に行なっています。
そのような方に最適な下記の本を、ご希望の方にプレゼントしています。
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