今勤ている会社を辞めて起業したい!儲かるネタを思いついた!
そう考えている方は多いのではないでしょうか?
でも勢いに任せて起業するのは危険です。
会社の経営はきちんと計画を立てなければ、上手くいくものも上手くいかなくなってしまいます。
何事もスタートダッシュが重要です。
起業する前に確認すべきチェックポイントをまとめました。
少し立ち止まって、自分の状況を確認するために使ってください。
起業した経営者が後悔したこと
本題の前に実際に起業した社長が起業時に後悔したことは何だとおもいますか?
調査が行われているので、以下の結果を見てください。
引用元:日本政策金融公庫「新たに飲食業を始めるみなさまへ 創業の手引き+」
一番多かった悩みは自己資金が足りないことでした。
他にも社長には様々な後悔があることが分かります。
これから創業を考えている人が同じ過ちを繰り返さないために、以下に10のチェックポイントをまとめました。
創業の前に確認すべき10のポイント
1、起業する動機は明確か
どんな目的で、何がやりたいかはっきりさせておく必要があります。
なんとなくサラリーマン生活が辛いからなどという曖昧な動機では、起業後に待ち受けるであろう数々の困難を乗り越えることができません。
起業には逆境下でも諦めない強い意思が必要です。
2、やりたい事業に関しての知識や経験を持っているか
やりたい事業についての知識や経験ががあるかどうかは非常に重要なことです。
基本的には知識経験、興味のある分野で起業したほうが成功する確率は高いでしょう。
技術やノウハウは一朝一夕には身に付きません。
また、会社員から独立する場合は前職で培った人脈や取引先を引き継げるのでメリットが大きいです。
逆に、儲かりそうだからというだけで未経験の業界に飛び込むのは失敗するリスクが高いです。
3、事業を継続していく自信はあるか
経営者になるということは、本業以外にも様々な仕事を処理しなければなりません。
経理、財務、労務、法律などの知識も身につける必要があります。
そのための体力と常に努力できる自信はありますか?
4、家族の理解はあるか
起業の際、家族の協力があれば困難を乗り越える助けになります。
そうでなくても、創業に理解をしてくれるならば、会社の経営に集中することができます。
家族に相談もなしに起業してしまうのは、倫理的に良くないだけでなく、その後の事業の継続に悪影響を与える可能性が高いです。
5、起業場所は決まっているか
特に飲食店にとって、お店の立地はその後の会社の運命を決めると言われるぐらい大事な要素です。
当たり前ですが、立地がいい場所は家賃も高いので採算も取りづらくなっています。
また、どんな周辺にどんな施設があるか、どんな年代の人が多いかなど考慮に入れなければならない情報はたくさんのでよく吟味する必要があります。
逆に、立地場所に適したサービスを考えるのもいいかもしれません。
6、人員は確保できるか
事前にどんな人材が必要なのか考えましょう。
優秀な人材に来てもらうには魅力的な条件を提示する必要があります。
創業したばかりで事業が軌道に乗っていないとき、人件費は大きな負担になります。
家族に手伝ってもらうのも費用を減らす一つの手段です。
7、強みはあるか
やろうとしている事業について、他社にはないセールスポイントはあるでしょうか。
技術、ノウハウなど他社より優れたものがなければ、利益を出すことは困難です。
8、売上の予測をしたか
起業した場合に毎月いくらの売上を達成して、いくらの費用が発生するのかを予測してみましょう。
会社を継続させるためには利益を上げなくてはなりません。
すぐに採算が取れなくても、資金が底を尽きてしまわないように融資を受ける必要があります。
また、売上の予測は概して自分に甘くなりがちなので、厳しめに見積もるようにしましょう。
9、自己資金は準備しているか
起業の際に自己資金は多いに越したことはありせん。
創業時の借入は利子が高い場合が多く、事業が採算に乗っていない時は赤字と返済の二重苦で苦労する場合も多いです。
会社を設立する!と思い立ったその時からコツコツ起業資金を貯めるようにしましょう。
新たに創業した企業を対象にした低利子の融資制度も存在するので、良く調べて使える制度は賢く使うようにしましょう。
中小企業経営力強化資金とは?低金利・無担保で利用可能!
10、事業計画をまとめてみましょう
やりたい事業のイメージを具体的に文字にしてまとめてみましょう。
文章にすることで計画の足りないところや、どこに重点を置くべきかはっきりしてきます。
金融機関で融資を受ける際も創業計画書や事業計画書の提出が求められるので、事前に整理しておくという意味でも役に立ちます。
まとめ
以上起業時に確認すべき10のチェックポイントをまとめました。
起業を考えている方は会社を設立する前にすべての項目をクリアするようにしましょう。
そうすれば起業した時に悩みの種がが少なくなるかもしれません。
グラフにもあったように経営者が最も後悔したことは自己資金が足りないことでした。
銀行からお金を借りるにも金利が高いという問題があります。
そんな起業家を支援する制度として日本政策金融公庫の「中小企業経営力強化資金」とうものがあります。
内容を詳しく知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。
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