熱中症の治療費はいくらかかる?保険は効くの?対処や節約法も!


連日35度を超える日が続き、ニュースでも気温・天気のことでもちきりになっていますね。

 

総務消防省によると、「7月16日~7月22日までの全国の熱中症による救急搬送人員は、22647人でした。」とのことで、もはや災害とも呼べる被害状況です。

熱中症は子供やご老年の方、体の弱い方のほうがかかりやすいとは言いますが、油断しているとこの異常な暑さですので、適切な対策を怠ると誰でもかかる危険性はあります。

そこで気になるのがお金の話ですよね!救急車で運ばれる、点滴を打つ、入院をする、どれもいくら費用がかかるか目星が付くという方は少ないのではないでしょうか。

 

今日は熱中症になるといくらかかるのか、予防策をとるといくらかかるのかなど、熱中症を経済的な面からみていきたいと思います。

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熱中症は保険の対象になるの?

病気や事故などで入院や治療をした際に、いくら負担しなければならないかの大きな分かれ道になるのが保険の対象になっているか否かです。

 

熱中症に関連する可能性がある保険には①医療保険②損害保険があります。

しかし、ほとんどのケースでは熱中症は「災害」とはみなされず②の損害保険の保障は受けられません。

従って、基本的に熱中症は①の医療保険で対応することになります。

 

なので、もし熱中症の対策のために保険に入る場合はしっかりと損害保険ではなく医療保険に加入するようにしましょう!

自分の入っている保険にどのような保障があるのかこれを機に見直してみるといいかもしれませんね。

熱中症の程度や対応で決まる?

それでは熱中症にかかったらいくらかかるのか、ケースごとに見ていきましょう!

熱中症の程度は以下のように分類されます。

Ⅰ度: 現場での応急処置で対応できる軽症
…… 立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)
筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)
大量の発汗

Ⅱ度: 病院への搬送を必要とする中等症
…… 頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感

Ⅲ度: 入院して集中治療の必要性のある重症
…… 意識障害、けいれん、手足の運動障害
高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)

全日本病院協会のホームページより

また、自分や周りの人たちがもしかして熱中症かな?と思った際には以下のような対応が推奨されています!

ぜひ確認しておきましょう。

 

①中度の熱中症になり救急車で運ばれ、点滴を打って帰宅した

かかる費用(自己負担額):7000~9000円程度

点滴を打って帰宅するだけでもこれほどの金額がかかってしまいます。

内訳は、初診料、検査、点滴処置の費用です。

救急車で運ばれるからこんなにかかってるんじゃないの?と思ってしまう方もいるかもしれませんが、日本の救急車は無料ですので、費用を請求されることはありません。

しかし、救急車で運ばれる先のほとんどが初診の病院であるので初診料はかかってきます。

泊まることなく日帰りでかえってこられれば、病院によって医療費計算の方法が異なるため多少のずれはありますが、一万円程度あれば大丈夫そうです。

では次から入院してしまったケースを見てみましょう!

 

②中~重度の熱中症で搬送、そのまま救急病院で一泊二日したケース

かかる費用(自己負担額):5~9万円程度

先ほどのケースにくらべて、ぐんと跳ね上がっています。

内訳は先ほどの初診料診察料に加え、入院したことにより

  • 入院基本料(室料、寝具利用料、看護費等等)
  • 手術代
  • 処置料、投薬料
  • 食事代
  • 差額ベット代

などが行われた治療や処置に対してかかってきます。

そうすると、入っている医療保険によってはいくらか保障が出ますが、保険が適応されても一時的にはこの程度の費用が掛かってしまいます。

 

③中~重度の熱中症で意識を失い搬送、そのまま救急病院で二泊三日したケース

かかる費用(自己負担額):10万円以上

先ほどのケースに比べ、さらに入院費がかさみます。

さらに、一泊で帰れない重症となると手術が必要になる場合もあり、その分の費用も掛かってきます。

ここまで重症となるとお金より命のほうがよっぽど心配になりますが、無事帰って来てこの請求額となったらまた意識を失ってしまいそうですね。

 

 

熱中症を防ぐのにかかるお金は?

ここからは熱中症予防策にかかるお金を見ていきましょう!

全日本病院協会によると、熱中症の対策には以下のようなものが推奨されています。

①暑さを避ける

 外出時にはなるべく日陰を歩く、帽子や日傘を使うなど。
家の中では、ブラインドやすだれで直射日光を遮る、扇風機やエアコンで室温・湿度を調整するなど。

②服装を工夫

 理想は、外からの熱の吸収を抑え、体内の熱をスムーズに逃がす服装。
素材は、吸収性や通気性の高い綿や麻などがいいでしょう。
また、熱がこもらないよう、襟ぐりや袖口があいたデザインもおすすめです。
ちなみに、薄着のほうが涼しいとはいえ、インナーを着たほうが肌とインナー、インナーとアウターの間に空気の層ができ、
外からの熱気を遮断してくれます。

③こまめな水分補給

 暑い日には知らずしらずのうちに汗をかき、体内の水分が失われているもの。のどが渇く前からこまめに水分を補給しましょう。
ただし、コーヒーや緑茶などのカフェインが多く含まれている飲み物、アルコール類は利尿作用があるので適しません。
また、汗をかくと、水分と一緒にミネラルやビタミンも失われます。水分補給だけではなく、ミネラルも補給するようにしましょう。
ちなみに、スポーツ飲料は水分とミネラルを同時に補給できますが、糖分が多いのが欠点。飲み過ぎには注意が必要です。
ミネラルを補給するには、麦茶などのほうがいいでしょう。

④暑さに備えた体作り

 ウォーキングやランニングなどの運動で汗をかく習慣を身につけることも、大事な予防法の一つです。
日頃から暑さに身体を慣らしておきましょう。

全日本病院協会のホームページより

では、具体的対策にかかるお金を見ていきましょう

①クーラーをつける

クーラーは便利で快適ですが、環境保護や節約の観点から使用を制限している人もいるのではないかと思います。

クーラーは、一部屋一か月つけっぱなしにすると、使用方法にもよりますが最近の型なら5000~10000円の電気代がかかります。

一か月つけっぱなしにしてもこの値段です。熱中症になり、搬送されかかるお金を考えると思ったより安い、という感想をお持ちになるのでは?と思います。

クーラーの電気代を抑えるお得な利用法は以下の通りです。

クーラーのお得な使用法

・30分程度の外出ならつけっぱなしにしこまめなオンオフは避ける。

・外気温が高いときはつけっぱなしのほうが得になりやすい

・つけっぱなしにするなら自動運転で放置

 

旧型だともう少し電気代がかかってしまうので、あまりに古い場合は買い替えを検討したほうがお得になるかもしれません。

また、効きをよくするには扇風機やサーキュレーターを併用する、フィルターの掃除をしてみるなどが有効です。

 

②クーラーを設置する

本体:3万円~6万円

設置費用:12000~15000円+追加費用

 

クーラーがないという方は、今年の夏を機に購入を検討してみると良いのではないでしょうか?

合計5万円程度あれば購入を検討できます。

追加費用はクーラーや室外機の設置に手間がかかる場合にかかってくるので、見積もりを行ってどれくらいかかりそうか把握しておくとよいでしょう。

 

③スポーツドリンク(経口補水液)を飲む

外でポカリスエットやアクエリアスのようなスポーツドリンクを購入すると一般的に100~200円かかります。

これで熱中症予防できれば安いものと思われますが、さらに得をしたいという方は経口補水液を自作するというのもよいでしょう。

STOP熱中症のホームページによると以下のようなレシピで作ることができます。気になる方は一度作ってみてはいかがでしょうか?

STOP熱中症のホームページより抜粋

予防するのが経済的にも圧倒的にお得!

本日は熱中症にまつわる費用を見てきましたが、いかがだったでしょうか?

 

結論としていえるのは、熱中症はしっかりと予防したほうが経済的にも圧倒的にお得!ということです。

熱中症を予防することは思わぬ出費を防ぐだけではなく、あなたの健康を守り、さらには命を落とすことを防ぐかもしれません。

 

今年の夏はまだまだ暑くなる模様なので、しっかりと予防して夏を乗り切っていきましょう!

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