峯クラウド会計事務所 代表/税理士 峯 英之(みね ひでゆき)氏
1981年東京都生まれ。中央大学商学部卒業後、8年間会計事務所で務めながら、2010年に税理士資格を取得。27年7月に独立開業。
一般社団法人 日本キャッシュフローコーチ協会認定のキャッシュフローコーチとして、クライアントのお金に関する悩みの相談を行っている。
他にも、経営者向けに確定申告や銀行借入などに関するセミナーを定期的に行うなど、精力的に活動中。
起業・独立・開業の強い味方!峯クラウド会計事務所って?
峯クラウド会計事務所の強みや得意領域を教えてください。
主に「起業サポート」をメインで行っており、起業にあたり必要な資金の借入や、借り入れたお金を上手に運用するためのアドバイスを強みとしています。
私自身、一般社団法人日本キャッシュフローコーチ協会の所属コーチとしても活動しており、企業のお金のやりくりに関するところのお手伝いには自信を持っています。
そこで、金融機関から借り入れのための事業計画書作成、申請手続き等の準備に加え、借入後の経営状況を確認しながら、順調に経営を進めるためのアクションを一緒に考えていくところまでサポートしています。
また、港区、中央区エリアの補助金・助成金に関する情報の多さも強みの一つです。なぜ港区・中央区にエリアを指定しているかというと、各区で取り扱う補助金・助成金が細かく異なるからです。
現在、国も起業をサポートしていく方針を示しているので、世の中にはかなり多くの補助金があります。また、そのほとんどが、予算がなくなり次第終了となるため、補助金の申請は早い者勝ち。そのため、補助金を通じて資金を調達するためには、各区の最新情報を「知っているかどうか」が重要になります。
しかし、区によって扱う補助金は異なっているため、正直それらを全部キャッチアップするのはかなり難しいんですよね。弊所はエリアを絞って、港区と中央区の補助金に関する補助金や助成金の情報は、どこよりも多く提供できるような体制を目指しています。
起業家の方々からはどういったご相談が多いですか?
起業に関する手続きや経営計画の作成などをサポートしてほしいというご依頼は多いですね。
しかし、その一方で会社を立ち上げたばかりの方の中には、税理士を雇うお金の工面も難しいというお声も多く頂きます。
そこで、私たちは、そうした起業家の方々のサポートの一貫として、クラウド会計での確定申告や経営数値の見方などをレクチャーするグループセミナーを毎月行っています。
料金はだいたい1回3,000円〜くらいで、会計に関する知識を身につけられるような機会となっているので、税理士と顧問契約する余裕が無く悩んでいたお客様からご好評頂いていますね。
後、最近は、その効率性や機能面の充実からクラウド会計は主流になりつつありますが、社内への導入の方法が分からない、顧問税理士さんが対応できない、というお悩みも多いですね。
そういった方々に、クラウド会計の導入支援や使用方法のサポート、数値の活用による今後の経営計画のご相談などを行っています。
クラウド会計を上手に活用するコツは?
クラウド会計のメリット・デメリットを教えてください
クラウド会計に数値を入れるだけで処理が自動化されるので、会社の数値を計算するのが苦手な人、経理作業を負担に感じている人ほどメリットになるのでおすすめです。
さらに、クラウド会計はオンライン決済とも連動できるので、法人クレジットカードやインターネットバンキングなどで決済をすれば、そもそも入力すらしなくて済むこともあります。
クラウド会計は導入する時が大変で、オンライン決済によるお金の流れを整理して、クラウド会計に読み込ませていくのが特に難しいと思います。しかし、無事導入さえ済んでしまえば、作業量は5分の1以下になるでしょう。そうすれば、経営者としての本来の仕事に時間を使えるようになります。
また、クラウドサービスでデータが共有できるので、どこにいても企業と税理士で作業がすぐに分担できるところもメリットといえますね。
一方、デメリットですが、インターネットが必須になってくるので、何らかの理由でインターネットが使えなくなると全く機能しなくなってしまうところですね。
それと、手入力が増えてしまうとかえって手間になるケースもあるので、先ほどのオンライン決済を活用することをお勧めします。
年商5億円の会社、蓋を開けたら赤字経営!?1年間で黒字復活するまでの道のりとは
御事務所の強みが活きたサポート事例があれば教えてください
とある焼肉店の社長からご相談を頂いた時のお話です。
その焼肉店は、従業員数が約80名在籍しており、年商5億円もの売上を上げていました。私自身も名前を聞いたことのあるお店で、さぞ儲かっているものだろうと思っていましたが、蓋を開けてみると赤字経営に陥っていました。
いざキャッシュフローを分析してみると、赤字の原因は原価率の異常な高さでした。原価率は通常、商品価格の30%〜40%が適正なのですが、そのお店は相次ぐ原材料費の高騰により60%まで上がっていました。
社長に事情をお伺いすると、値上げによる客離れへの怖さがあり、値上げを決心できなかったそう。さらに、前の税理士さんの時には申告業務しかお願いしていなかったため、会社の数値は年に一度しか分からない状態でした。その結果、会社の数値状況が把握できておらず、値上げをしないことによるリスクが放置され続けることに。
まず私は、キャッシュフローコーチとして現状のリスクをお伝えして、原価率を何%下げることでいくらの利益が出るのか、そのためには1品あたりいくらの値上げが必要になるのかを社長と相談させて頂き、利益を出すための見通しを立てました。
また、補助金・助成金の申請を行い、そこで得られる資金を使ってWeb予約管理サービス・クラウド会計システムなどの導入を行い、業務の効率化を図りました。
その結果、経常利益でマイナス900万円だった前年に比べ、粗利益率がプラス6%、さらに経常利益で1,000万円の黒字を達成するに至りました。
何より嬉しかったのが、それ以来社長の経営に対する考え方が変わったことです。
粗利益率を上げるために肉の切り方を変えて廃棄する量を減らしたり、従業員に対しても社長が勉強した経営に関するノウハウをフィーバックしたりと、自ら考え工夫するようになりました。
数値分析による問題点の改善や、業務効率化が売上に直結することを体験できた結果、経営者の方が大きく成長していった姿を見れたので、印象に残っています。
最後に、読者の方へ一言お願いします。
経営者の方は、ご自身の好きなことをやるために独立されていると思います。
ただ、その中でも、どうしても乗り越えなければいけない問題や、漠然としたお悩みなども出てくると思います。
税理士は、そういった課題や悩みから経営者の方を解放して、本業に専念できる体制を作って差し上げること、さらにはお互いが成長できるようにしていくことが仕事だと思います。
そんな税理士と出会うためのコツとして、税理士と話した時に、安心・安全・ポジティブの3要素を感じられるかどうかをみてください。
相談した税理士が、頭ごなしに怒る人や、業務に対する理解度や熱意の足りない人、ネガティブなことしか言わない人では、安心、安全、ポジティブを感じられませんよね。また、経営者の方もマイナスな気持ちになってしまい、ご自身で考える力もなくなってしまいます。
それから、経営者の方々が税理士にご相談される上で気をつけるべきこととして、ご自身の頭の中で思っていることは、包み隠さずすべて話すようにしてください。
いくら会計のプロである税理士でも、お客様のビジョンやお悩みが分からないと解決することはできません。また、包み隠さず話すためにも、先ほどの安心・安全・ポジティブという税理士の要素は大事になると思います。
漠然としてはっきりしていなくても良いので、ご自身の思う理想や現状の不安をお話し頂ければ、税理士が全力でサポートさせて頂きます。
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峯クラウド会計事務所
住所:〒105-0021 東京都港区東新橋1丁目1−21 今朝ビル 5F
TEL:03-6263-8986
FAX:03-6733-8333
代表:峯 英之
HP:http://minecloud.tokyo/
得意な分野
- 記帳業務
- 会社設立・起業
- 節税対策
- 融資・資金調達
- 税務調査
- 経営コンサル
強みの業種
- IT
- 飲食
- 生活関連サービス(理美容・冠婚葬祭・引っ越し等)
事務所の特徴
- ITに強い
- 個人事業主も歓迎
訪問可能エリア(都道府県)
港区、中央区を中心とした東京23区内。クラウド会計専門のため対応は全国可能です。
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