不動産業界の年収ランキング!オリンピック後はどうなる?

夕暮れの街並み

不動産と聞くと、アパートやマンションの貸し借りを行っている業界であると思っていませんか?

この他にも街づくりやマンション設計の企画まで様々な仕事があります。

2020年に東京でのオリンピックを控えていて不動産業界の景気は良いと言われてますがどうなのでしょうか。

また、年収はどのくらいなのかについても探っています!

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不動産の仕事内容

  1. 不動産開発
  2. 不動産流通
  3. 不動産運営管理
  4. 不動産投資信託

まず、不動産開発は簡単に言うと街づくりをする仕事です。

土地を購入し、その利用方法を企画していきます。

不動産流通とは、建てた物件を個人や会社に文字通り流す仕事です。

不動産運営管理とは、建てた物件を管理すること。

そして、投資信託とは、不動産への投資を行って利益を得ることです。

不動産の仕事は上記のような流れで行われています。

物件を貸すだけでなく様々な仕事を行っているのですね。

不動産業界の現状 東京オリンピック後はどうなる?

再開発の拡大

不動産市場の好調を牽引してきたのは、都市部のオフィス需要の拡大です。

都市部を中心とした東京ミッドタウン、丸の内再開発などオフィスと商業施設を一体化させた大規模なプロジェクトにより事業が活発化してきました。

また、三井不動産や三菱地所を中心とした郊外型アウトレットモール開発も拡大を続けて業績も順調です。

近年の不動産業界の拡大を牽引しているのが、東京都心部のオフィスビル開発です。

 

好調な企業業績を背景に、東京都心部のオフィスビル需要が増加し、賃料も上昇傾向にあり、不動産各社の収益は好調です。

三井不動産は、日本橋、八重洲を、三菱地所は丸の内を、住友不動産は港区を中心に、東急不動産は渋谷駅周辺を、森ビルは虎ノ門を中心にし開発プロジェクトを進めています。

このような再開発は東京オリンピックを前にどんどん進行していく見通しです。

今後の課題と将来性

少子高齢化が進む日本では、今後は人口が減少していくと考えられています。

全国の世帯数も、減少していくと考えられ、不動産業界はそのような社会の変化に対応していかなければなりません。

例えば、未婚化が進むことで、ファミリー向けの物件よりも、独身者向けの物件の需要の方が、増加するかもしれません。

また、少子化の影響で学生の数も少なくなり、学生向けアパートが空室になってくことが懸念されます。

現状を踏まえたうえで、需要の変化に応えていけるように様々な対応が求められますね。

2020年の東京オリンピックまでは不動産業界は活発であると考えられますが、それ以降は需要はどんどん低下するかもしれません。

社会変化や消費者のニーズにどのように応えていくかが今後の不動産業界の課題となりますね。

平均年収ランキング!1位の年収はいくら?

気になる年収について見ていきましょう!

データは、平成26-27年の有価証券報告書より引用しています。

1位 ヒューリック

平均年収:1267万円

平均年齢:41.6歳

1位にランクインしたのはヒューリックです。

ヒューリックは不動産会社に分類されていますが、そのなかでも、不動産賃貸業を主力事業としています。

そのため、テナントからもらう賃料が売上高の大部分を占めています。

高い賃料を得るには価格の高い物件を所有する必要があるのですが、ヒューリックは日本一地価の高いエリアである銀座に多くの物件を所有しています。

このことが年収が高い理由かもしれませんね。

また、福利厚生がとても充実していて有給休暇を積極的に取るように推奨されたり、昼食が無料で提供されたりしています。

2位 東急不動産HD

平均年収:1212万円

平均年齢:46.2歳

2位にランクインしたのは東急不動産HDです。

渋谷駅を降りるとビルの建設が行われているのを見たことはありませんか?

渋谷の再開発は東急電鉄と共に東急不動産が進めており、広域渋谷圏という構想を掲げ、エリア一帯の開発に取り組んでいます。

2020年を目標に再開発を展開していくようですので注目ですね。

3位 ランドビジネス

平均年収:1184万円

平均年齢:46.7歳

3位にランクインしたのはランドビジネスです。

美しい街の提供を経営理念とし、高品質・高付加価値な不動産事業を展開しています。

4位 三菱地所

平均年収:1130万円

平均年齢:40.8歳

4位にランクインしたのは三菱地所です。

三菱地所を見に行こう」というキャッチフレーズはCMなどでお馴染みですよね。

三菱地所には「海外トレーニー制度」というプログラムがあります。

どのようなプログラムかというと、外国に派遣され、現地の三菱地所の仕事を中心に、語学研修のほか、現地のディベロッパーやプロパティマネジメント会社、仲介会社などの不動産関連企業でのインターンや大学院での不動産関連の社会人向けパートタイムコースの受講など多くのプログラムを経験するというものです。

また、会社が費用を負担してくれる留学制度もあります。

様々な人に出会えたり、学べたりできるようなプログラムが充実しているのはとても魅力的ですね。

5位 三井不動産

平均年収:1121万円

平均年齢:41.1歳

5位にランクインしたのは三井不動産です。

マンションやショッピングセンター、ホテルやリゾート地、オフィスビルの開発など様々な事業を展開しています。

主なビルや商業施設に東京ミッドタウン、赤坂サカス、ららぽーと横浜、三井アウトレットパークなどがあります。

実は東京ディズニーランドの親会社でもあるのは知っていましたか?

まとめ

今回は不動産業界について見てきました。

2020年東京オリンピックを目標に様々な開発が進んでいるようです。

今後の展開に注目ですね。

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