いっしょに税理士法人 代表社員 税理士 上田 智雄(うえだ ともお)様
1975年生まれ。税理士・宅地建物取引士・登録政治資金監査人・認定支援機関。
『納税で得する一覧表』『人生の節目の書類!書き方教えます』『あなたの税金取り返せ! 取り戻せる税金 一覧表』等の書籍を監修。
20代の頃は、某システム会社で営業に従事。その後、会計事務所に入所し、4年後に税理士登録。税理士模擬試験で、全国2,624人中1位の成績を獲得したことがある。
現在は、いっしょに税理士法人の代表社員として、業界業種問わず、様々な経営者へ税務アドバイスを行なっている。
いっしょに税理士法人はどんな事務所?
御事務所の得意領域、強みを教えてください。
融資をはじめとした資金調達コンサルティングを得意としています。
金融機関等から融資を得るためには、収益を見込めるビジネスモデルと根拠のある経営計画が必要です。
しかし、経営者の中には、「〇〇をやりたい!」という熱い想いを持っていても、第三者から見ると、「商売として成立できるか怪しい」「経営計画に根拠がない」といったケースが少なくありません。
当事務所では、そうした経営者のお話をもとに、ビジネスモデルを一緒にブラッシュアップしたり、経営計画の作成を行なったりしています。
明確なビジネスモデルを確立することで、金融機関から資金調達がしやすくなるだけではなく、その後の経営活動もスムーズに進めて頂けると思います。
お客様からは、どのような相談が多いですか?
税務周りや資金繰りに関する相談もありますが、一番多いのは、会社の「組織づくり」についての相談です。
従業員が増えた時、「昇給体制やボーナス制度をどうすればいいか」「社内を活性化させるために良い人事制度はないか」といった相談はとくに多いですね。
他にも、従業員が増え、税務業務が煩雑になり始めたタイミングで、税務業務をアウトソーシングするべきか、自社内で経理部署を立ち上げるべきか、といった相談もあります。
業界関係なく、やはり組織作りに関する悩みは多いのだなと感じています。
もちろん、組織課題は、企業によってまちまちなので、ご相談頂いた会社の規模や社内体制、必要業務に応じて、最適なアドバイスをできるよう心掛けています。
お客様との印象的なエピソードがあれば、教えてください。
過去に一度自己破産を経験された、業界では有名な経営者の方とのお仕事です。ビジネスパーソンとして見ても、非常に素敵な方でした。
だんだん事業が傾き、借り入れ等も行いましたが、回復の目処が立たず、最終的に会社整理することになりました。
さらに、経営を立て直せなかった責任と従業員による叱責から、精神的にも病んでしまったのです。
私は、その方の自己破産の手続きやお金の整理をお手伝いさせて頂くことになりました。
一時期は精神的にもやられて、人生のどん底状態でしたが、破産手続きが終わり、身の回りの金銭的な問題が解決すると、徐々に元気を取り戻していったのです。
暫くすると、「また、新しい会社を立ち上げたい」とご相談をいただき、新会社を立ち上げ、今では再チャレンジを果たしています。
新会社設立間もない頃に頂いた、「今はお金はないけど、やりがいのある仕事をやれていて、すごく幸せを感じています」という言葉は、今でも忘れられません。
お金は、人の人生を左右します。
お金に悩みを抱えている人は、大きな不安や重圧から、表情や雰囲気も暗くなってきますよね。逆に、お金の問題が解決すると、皆さんイキイキとした表情を見せてくれます。
私たちがお金の悩みを解決することで、お客様の生き方や人生が変わる瞬間に立ち会えるのは、税理士としてとてもやり甲斐にも感じていますし、それを象徴するような印象的なエピソードでした。
これからも税理士として、お客様の心の支えになれる存在を目指したいと思っています。
税理士に仕事を依頼するメリット・デメリットは?
税理士に仕事をお願いするメリット・デメリットを教えてください。
煩わしい税務業務をアウトソースして、本業に専念できる点は、大きなメリットです。
一般的に、税務会計の知識をマスターするには、数千時間かかると言われています。数千時間の勉強時間を月々数万円で買って、業務効率を上げられると考えると、メリットが分かりやすいのではないでしょうか。
また、会社のお金のやり取りを専門家がチェックすることで、見えていなかった経営上のリスクに気づけるところもメリットと言えます。
一方、税理士に頼ることが、場合によっては考える力の欠如に繋がる可能性もあります。
税理士は、お金の法律やルールに基づいて、事業アドバイスをすることが出来ます。
税理士はあくまでサポート役。最終的な判断は、あくまで経営者ご自身がご決断されることが大切だと思います。
また、こちらはメリットにもデメリットにもなり得ますが、定期的に税理士とコミュニケーションを取る時間を設ける必要性もあります。
税理士としても、会社の事業方針をはじめ、経営者の方の人柄や価値観が分かっていないと本質的なアドバイスが出来ません。
逆に、気軽にお互いが連絡を取り合える環境・関係を構築できていれば、私たちも会社の状況に応じて的確なアドバイスがしやすくなります。
時間を作るのは大変な方もいらっしゃるかもしれませんが、税理士とも積極的にコミュニケーションを取ることをおすすめします。
税理士はどうやって選べばいい?依頼するタイミングは?
多くの税理士の中から、自分に合った税理士を見つけるにはどうしたらいいですか?
まず、依頼する際の料金は大事だと思いますが、料金比較だけで選ぶのは危険です。
税理士資格を保有している時点で、一定レベルの税務知識は持ち合わせていますが、どの領域を得意としていて、どのような理念を持っているのかは、税理士によって千差万別だからです。
個人的な見解ですが、ネットで比較するだけでは、そのような税理士の違いや価値観はわからないと思います。
サイトの情報だけで決めるのではなく、実際に何人かの税理士と実際に会い、話をしてから選ぶことが一番大切です。
今後、長く付き合っていく税理士だからこそ、料金だけではなく、自分との相性や自分が苦手としている分野を得意領域にしている人を選ぶと良いと思います。
あとは、仲の良い人から知り合いの税理士を紹介してもらうのもおすすめですね。
税理士を選ぶのは、採用と同じだと思っています。まずは雇ってみないと分からないですし、会社の規模や状況によって必要となる人材も違ってくるはずです。
税理士に依頼すべきか迷っている方は、まずは、一度税理士とお話だけでもされてみてはいかがでしょうか。
税理士に相談するのに、おすすめのタイミングはありますか?
売上金額が膨大になってきて管理しきれていないと感じたときや、早めに節税対策に取り組むべきじゃないかと感じたときが一つのタイミングですね。
また、「売上が伸びているわりに、手元に金額が残らない……。」という人も、一度、税理士と相談して原因把握して頂くと良いと思います。
何でもいいのでお金に関する悩みがあるときは、ぜひ税理士に相談してみるのがおすすめです。
相談の結果、それが税理士の仕事の範囲でなかったとしても、どの士業に相談すべき内容なのかの思考の整理のお手伝いはできると思います。
最後に読者の方へ一言お願いします。
税理士は、会社の協力者となってくれる人です。
払った以上の価値があるからサービスは成り立つ訳なので、税理士に頼むということは、皆様にとっても必ず何かしらのメリットがあるはずです。
多くの税理士とお話をしながら自社に合った人を見つけ、良い関係を築いてみてはいかがでしょうか。
いっしょに税理士法人に税務のご相談をされたい方は、以下までご連絡ください。
いっしょに税理士法人
住所:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-8-6 共同ビル4階
TEL:03-6459-3484(受付時間 平日9:30~18:00)
FAX:03-6459-3485(24時間受付)
代表:上田智雄(税理士番号:110270号)
HP:https://isshoni.co.jp/
得意な分野:
- 法人決算経理
- 会社設立・起業
- 融資・資金調達
- 相続・事業承継・M&A
- 経営コンサル
得意な業種:
- 建設
- IT
- 小売・卸売
- 不動産・レンタル
- 士業・学術・専門技術サービス
- デザイン・制作
- 飲食
- 教育・学習支援
その他の特徴:
- ITに強い
- 輸出入対応
- 所長が事業会社出身
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