税理士選びは洋服と一緒?失敗しない税理士の見つけ方とは

ビジネス・ブレイン税理士事務所

 

ビジネス・ブレイン税理士事務所(株式会社ビジネス・ブレイン) 代表者 税理士 畑中 孝介(はたなか たかゆき)氏

1974年生まれ、北海道出身。高校生の時に税理士に興味を持ち、簿記の勉強を始める。

横浜国立大学経営学部会計情報学科卒業。大学2年生の時から会計事務所でアルバイトを始め、卒業後にそのまま就職。

同事務所にアルバイト時代含めて22年勤めた後、41歳でビジネス・ブレイン税理士事務所を開業し、独立。

27歳で税理士資格を取得し、28歳の頃からTKC全国会に所属。連結納税システム創成期メンバーの一人として活躍し、現在は企業グループ税務システムの専門委員、 中堅・大企業支援研究会幹事などを務める。

年間50本程度のセミナー出演を行い、書籍・雑誌・新聞などへの執筆も多数。

ビジネス・ブレイン税理士事務所は、どんな事務所?

御事務所の得意領域、強みを教えてください。

業界・業種問わず、主に中堅企業(社員数100〜200名程度の規模)の財務分析を得意としています。

 

中堅企業は、社員数が中小企業に比べて増えるので、店舗別・部署別に細かく分けたセグメント分析を行っています。それにより、部署や店舗ごとの差異が比較できるので、それぞれの良いところや改善点が、数値を通してはっきり分かるようになります。

 

さらに、商品のカテゴリ・販売先などでもセグメント分析ができるので、品種や販売チャネル別の利益状況がより細かく分かるようになり、強みや課題を明確化できます。

 

また、こちらは半分趣味でもありますが、ベンチャー企業の支援も得意です。

 

具体的には、会社の設立から、経理の仕組み作り、経営者の教育までを、創業したての方向けに低価格でやっています。

 

私は企業や経営者の成長を見守るのが好きなので、「社長の学校」という若い創業者を教育する事業も始めました。ITやゲーム業界を中心とした若い経営者の皆さんに、経営・組織に関する知識を教えたり、少額の出資を行ったりもしています。

お客様との印象的なエピソードがありましたら、教えてください。

とある卸売業の経営者の方をお手伝いさせていただいた時の話です。

 

その方は当時、百貨店で商品を売ることに情熱を持っていました。しかし、販売チャネル毎のセグメント分析を行った結果、これまで力を入れていた百貨店販売での粗利益率がじつは予想以上に悪く、逆に改善の余地があったECの粗利益率は予想以上に高いことが発覚しました。

 

そこで、百貨店での販売イベントの回数を減らし、その分のリソースをECサイトの強化にまわすという戦略の変更をご提案しました。

 

すると、年間500万円の赤字から一転、翌年は800万の黒字に好転する結果に。

 

創業社長が陥りやすい一つのケースとして、売上高だけを重視してしまうことが挙げられます。

 

そのため経営者の方には、自社の試算表や決算書を見るときは必ず粗利益から見るようにお伝えしています。

 

経営を成功させる上で大事なことは、利益率のコントロールであることを改めて実感した印象的な事例です。

最近、お客様からどんな相談が多いですか?

昨年、事業承継税制が大きく変わったことも影響していますが、最近は後継者難で困っている企業が増えており、M&Aの相談は増えていますね。

 

具体的な業務としては、後継者難で会社を売りたい側と事業拡大で買いたい側のマッチングを成立させ、株・権利などに関する引き継ぎを双方納得して行えるよう、間に入って調整していきます。

 

現在、日本国内における中小企業の社長の平均年齢は、65歳を超えていると言われていて、後継ぎ不足は深刻な問題となっています。

 

M&Aや事業承継は、後継者難の有効な打開策となり得るので、今後も相談数は増えると予想しています。

 

あとは、経理担当者の人材不足に関するご相談も多いですね。

 

「大手企業に取られてしまい、経理をできる人がいなくて困っている」という企業に対して、クラウドやAI、FinTech(フィンテック)を利用した会計システムの導入をお手伝いし、自動化を進めています。

 

単に自動化するだけでなく、その結果の財務分析を踏まえて今後の経営戦略面まで考えられるよう、サポートしています。

税理士に仕事をお願いするときの注意点は?

税理士に仕事をお願いするメリット・デメリットは?

メリットは主に3つあります。

 

まず1つ目は、今まで自社内だけだった経営視点の視野を広げられるところですね。

 

税理士は業種問わず多くの企業と関わる機会があり、幅広い業界の情報を持っています。マーケティングや戦略の幅広い提案ができるので、会社の視野を広げるためのお役に立てると思います。

 

2つ目は、数値の力で、今まで気づかなかった改善点が見つかるところです。

 

数値は嘘をつきません。例えば、ご自身の健康診断でも、計った数値結果を見て、ドキッとしますよね?

 

自社のどの事業が伸びていて、どの事業が足を引っ張っているのか。それをセクションごとに正確な数値で把握できれば、会社の改善・成長のための打ち手を、的確に早く打てます。

 

最後に3つ目は、本当に困った時に、相談できる最初の人であるところです。

 

社内の様々なトラブルはもちろん、経営者のプライベートな金銭に関する悩みを、同業者や他の経営者に打ち明けることはなかなかできませんよね。場合によっては家族にすら言えないこともあります。

 

そういう困った時にまず相談できて、対処法を教えてもらえるのも税理士のメリットです。

 

税理士は、成長のための支援をするだけでなく、辛い時の精神安定剤の役割も持っていると私は思っています。

 

一方、デメリットは、税理士によってレベルに差があり、人によってはお金の無駄になりかねないことですね。

 

税理士は本当にいろんな人がいます。税務しかやらず、会社の成長や経営に関わることに興味を持っていない、申告書しか作らないような税理士は、雇うだけ無駄になってしまう可能性もあります。

デメリットを回避するために、何か良い方法はありますか?

ご自身に合った税理士を見極めるには、話した時の波長が合うことと、具体的に何をしてくれるのか、得意分野はなんなのか、という情報を聞いてみることがコツです。

 

そのためには、まずは知り合いの方から紹介してもらうことがおすすめ。それが無理な場合、必ず3〜4人とは会って話してみてから決めるようにしましょう。

 

また、税理士がテクノロジーを使いこなせているかどうかも見るべきポイントです。

 

税理士との業務のやりとりを、紙媒体を郵送して行うのか、クラウドサービスでデータを共有するのか。お互い予定の合間を縫って会うのか、遠隔コミュニケーションツールを用いて話をするのか。

 

税理士がこれらのITツールを使いこなせていると、依頼する側の負担も業務効率も大きく改善します。

 

さらに、そういった税理士の方が情報の感度も高い傾向にあるので、IT含め多角的な視点から、会社の成長や業務効率化につながるアドバイスをしてもらえる可能性が高いです。

 

テクノロジーを使いこなせているかどうかを見極めるために、日頃のやりとり方法や、データの共有方法について、事前に確認することをおすすめします。

税理士の費用対効果を上げるにはどうしたらいい?

初めて税理士に仕事をお願いするときに、知っておいたほうがいいことはありますか?

ご自身や会社が、税理士に何をしてもらいたいのかを必ず明確に持っておくことですね。

 

例えば、申告や記帳代行だけやって欲しい場合は、人による違いは少ないので、費用面で選んでもいいでしょう。

 

一方、ビジネス展開や、成長のための戦略について相談をしたい場合は、会った時に話した感覚がとても重要だと思います。

 

ご自身の目的が明確であれば、税理士を選ぶ基準も明確になるので、まずはそこをはっきりさせましょう。

 

また、企業にとって税理士を雇うことが「コスト」なのか「投資」なのかを考えるべきですね。

 

年収1,000万円を時給換算すると、だいたい7,000円くらいになります。経営者の方は、いかに利益を上げるための業務に時間を割けるかが重要になってきます。

 

税理士に業務を任せて浮いた時間を使うことで、依頼料以上のお金を稼げるなら、迷わず投資すべきだと思います。

 

それから、「税理士は洋服と一緒」だと思っておくことです。

 

子供の時に着る服と、成長してから着る服は違いますよね。税理士も同様で、企業の規模や状況によって税理士を変えることをおすすめします。

 

また、会社の成長度に合わせて「少し大きめの服を選ぶ」、つまり予想される会社の成長規模に合わせた税理士を、あらかじめ選ぶことも大事ですね。

 

最後に、読者の方へ一言お願いします。

企業も人生も、5年くらいの中期計画を組むことが大切です。特に若い人は、早いうちに自分に負荷をかけて成長することをおすすめします。

 

最近は働き方改革が前面に打ち出されていますが、多少無理してでもお金と時間を自身の成長のために使い、力をつけていった方が良いと思います。

 

企業も同様で、初めのうちに投資をして、計画を作り、成長軌道に乗せるためにがむしゃらに働くことが重要です。

 

そのためには、とにかくスピード感を持って仕事に取り組むことと、失敗しても良いから、リスクを恐れず早くやってみることです。

 

「リスク」のイタリア語の語源には、「勇気を持って挑戦する」という意味があるそうです。最大のリスクは「知らないこと」と「やらないこと」だと思います。成功する人は、総じて前向きで好奇心旺盛な傾向にあります。

 

あとは、本をたくさん読むようにしましょう。本を読むと、経験値と疑似体験を得られます。

 

最後に、たくさんの人と会うことが大事だと思います。

 

誰かと食事や飲みに行くことで得られる知識って、意外とたくさんあったりします。業種・世代・国籍問わずいろんな人と知り合って話してみると、たくさんの新しい情報や考え方が知れるので、とても良い刺激になりますよ。

 

 

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TEL:03-6435-6618

FAX:03-6435-6627

代表:畑中 孝介

HP:http://business-brain.com/

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  • 会社設立・起業
  • 節税対策
  • 融資・資金調達
  • 相続・事業承継・M&A
  • 経営コンサル

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  • 建設
  • 製造・加工
  • IT
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  • 士業・学術・専門技術サービス
  • デザイン・制作

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  • 仮想通貨対応

訪問可能エリア(都道府県)

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