住宅ローン費用の相場はいくら?手数料や保証料を安く抑えるコツは?

住まい

マイホームを購入するとなると、今までに考えたこともないような金額がかかります。

ただ、マイホームを手に入れるためには多くの場合ローンというものを組みます。

借りるお金の金額が多い住宅ローンでは、そもそもローンにかかる費用も大きくなってしまうのです。

その金額は、平均した不動産物件の場合およそ200万円にものぼるとされています。

そこで今回は、意外と知られていない住宅ローンにかかる諸費用と、それを少しでも節約する3つの方法をご紹介していきます!

住宅ローンを借りる際の諸費用は200万円程度!その内訳は?

住宅ローンの諸費用は200万円程度!どうしてそんなにかかる!?

住宅を購入する場合にローンを利用する際には、手数料や税金などあらゆるお金がかかってしまいます。

実際にマイホームを購入する際には、購入金額はもちろんのこと、そもそも購入資金をローンで設定してどのくらいの諸費用がかかるのか、という計算もしておかなければなりません。

実際にこれから各種項目別にみていきますが、一般的なマイホームの規模(不動産価格が2000万円~3000万円程度)の場合には、おおそ200万円の住宅ローン諸費用がかかると考えられています。

ではさっそく、どういった項目にどのくらいのお金がかかるのかを詳しく見ていきます。

住宅ローン融資事務手数料

これは、住宅ローンを利用する金融機関へ支払う手数料のことで、定率タイプと定額タイプの二つに分類されます。

こちらはおよそ3万円から70万円で、下で紹介する保証金が低ければ高めに設定されますし、保証金が高ければ手数料は低めになるという連動性をもって設定される金額です。

住宅ローン保証料

住宅ローン保証料とは、保証会社に保証人となってもらうための費用です。

万が一、住宅ローンの契約者本人がローンの返済ができない状況になった場合に、代わって保証会社が返済を行ってくれるために必要な費用です。

金額としては0円から70万円で、先述のようにこちらは住宅ローン事務手数料と合わせて考えることが一般的です。

収入印紙代

ローン契約時に必要な書類に関する印紙代です。

金額は1万円から3万円ほどです。

登録免許税

購入した不動産に関する所有権を*登記する際にかかる税金です。

金額としては4万円から9万円ほどとなっています。

*登記とは、不動産にかかわる所有権を明示するために必要な手続きのことです。

不動産取得税

不動産を取得した場合にかかる税金です。

自治体によってはこの不動産取得税の軽減政策をおこなっている地域も多くあるので、ぜひチェックしてから購入計画を立てるとよいでしょう。

登記手数料

登記を司法書士などの専門家に依頼する際にかかる費用です。

費用は依頼先の金額設定によりますが、5万円~10万円ほどが相場となっています。

団体信用生命保険料

契約者本人が亡くなったり、事故や病気で就業ができなくなってしまったことで、 住宅ローンを返済が滞ったり、できなくなった場合に備える生命保険です。

これに加入をしておくと、万が一の事態に陥っても生命保険会社が代わりに返済をします。

金額は10万円から15万円ほどで、多くの場合住宅ローンの貸付条件にも設けられています。

火災保険料

住居が火災に遭った際に、残債だけが残らないようにするために加入するのが火災保険です。

こちらは15万円から50万円ほどで、保障内容に応じて金額は異なります。

こちらも住宅ローンの貸付の条件に入っていることがほとんどです。

住宅ローンの諸費用は購入金額の8~10%が目安!金額を抑えるポイントは?

住宅ローンの諸費用は購入金額の8%~10%を目安にしましょう!

住宅ローンの諸費用はもちろん、購入する住居の大きさによって大きく異なります。

ですから、「いくらが妥当!」とは言えません。

しいていえば、購入金額の10%程度であるとよいと考えておきましょう!

ですから購入金額が2500万円のマイホームであれば、200万円~250万円くらいの諸費用だと正常であると判定できます。

住宅ローン諸費用を抑える3つのポイント!!

実際に見積もりをしてみると少し費用が高くなりすぎてしまった、なんてことありますよね。

そこで抑えたいのが、次の3つのポイントです!

  • 各金融機関でシミュレーションをして諸費用を徹底的に比較する!

各金融機関のHPでは、融資事務手数料や保証料のシミュレーションが可能です。

各社でしっかり比較したうえで、一番お手頃なところを見つけましょう!

  • なるべく手数料の安い司法書士に依頼するor自力で登記する

登記自体はだれがやってもそれほど差が出ないので、あまりこだわらずに費用重視で司法書士選びはやって構いませんし、可能であれば自力で登記も節約になります。

  • 不動産会社の直売物件をみてみる

仲介業者が増えるとそれだけ手数料は上がってしまいます。

なるべく不動産会社直売の物件だと、手数料は抑えられます。

おわりに

今回は住宅ローンを借りる際にかかる諸費用の内訳と、ちょっとした節約術をご紹介しました。

マイホーム購入はだれしも夢なので受かれてしまいますが、そんなときこそ堅実にしっかりとした見極めが大切になります。

お金のカタチでは、マイホーム購入時に受けられる税金の控除についても詳しく解説しているので、是非チェックしてみて下さい!

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