埼玉県の住民税はいくら?計算方法と使える控除を分かりやすく解説

紙とペンとコーヒー

住民税の額は所得税の額に比べるとそれほど大きくないので、意外と理解が曖昧なままになっている人も多いのではないのでしょうか。

 

会社員・サラリーマンの方であれば、毎月の給与から住民税が天引きされているため、特に意識する機会も多くはないと思います。

 

今回は、埼玉県の住民税の税率、計算方法について解説し、実際に年収400万円の会社員の場合でシミュレーションを行います。

 

また、住民税の負担を軽くできる各種の控除についても紹介します。

埼玉県の住民税について説明!所得割と均等割って何?

3人の会社員

そもそも住民税ってどんな税金?県民税と市町村税とは?

埼玉県に住んでいる方が納める住民税は、他の都道府県と同じように個人県民税個人市町村税に分かれています。

名称の通り、個人県民税はその県に住んでいる方が県の運営資金として納めるもの、市町村税はその県の中でも市町村単位で納税するものです。

所得割と均等割って何?埼玉県の住民税率も紹介!

会社勤めのサラリーマンの方の住民税は所得割均等割という2つの項目から計算されます。

所得割も均等割も超過累進課税方式を取っていないので、

年収によって税率が変わることはありません

埼玉県の住民税は具体的に以下の式で計算されます。

  • 所得割:課税額×(県民税4%・市町村民税6%(一部例外あり))
  • 均等割:県民税1500円・市町村民税3500円(平成26年度から35年度まで)

*平成30年度からさいたま市の所得割の内訳が県民税2%、市町村税8%に変わりますが、全体の所得割の税率で考えて変化はないので、影響はありません。

埼玉県内であればどの市町村でも所得割・均等割は変わらない!

埼玉県内の全ての市町村は住民税で同じ所得割・均等割(標準税率)を採用しています。

よって、埼玉県に在住のサラリーマンの方は所得割が10%で均等割が5000円となります。

しかし、当然のように税率が同じであっても課税所得次第で税額は変わってくるので注意が必要です。

 

埼玉県の住民税はいくら?年収400万円のケースでシミュレーション!

歩く二人のアイコンと矢印

ここまで計算方法などをを示してきましたが、実際にシミュレーションをしたほうがわかりやすいです。

ですので、埼玉県に在住の年収400万円のサラリーマンが納める住民税を計算してみます。

給与所得控除を求める

給与所得控除の金額は年収によって以下のように異なります。

65万円まで 全額
162.5万円まで 65万円
180万円まで 収入×40%
360万円まで 収入×30%+18万円
660万円まで 収入×20%+54万円
1000万円まで 収入×10%+120万円
1500万円まで 収入×5%+170万円
1500万円以上 245万円

 

上の表より、年収400万円の場合の給与所得控除は

400万×0.2+54万円=134万円

となります。

社会保険料の支払額を求める

社会保険料率は自治体によって異なりますが、年収の14%が目安とされています。

よって今回のケースでの社会保険料は

400万円×0.14=56万円

となります。

住民税の控除額から課税所得を求める

上記の控除のほかにも住民税には基礎控除というものがあり、基礎控除額は一律で33万円となっています。

したがって、年収400万円のサラリーマンが受けられる控除の合計は

134万円+56万円+33万円=223万円

となります。

つまり、年収400万のサラリーマンの住民税の課税所得は

400万円-223万円=177万円

となります。

住民税を実際に計算する

課税所得の額が分かったので、いよいよ住民税の額の計算を行います。

年収400万円の場合には、上述した埼玉県の所得割・均等割より

住民税=課税所得177万円×0.1+5000円=18.2万円

となります。

 

今回のシミュレーションでは、給与所得控除、社会保険料、基礎控除以外の控除を考慮にいれなかったので、埼玉県在住の年収400万円のサラリーマンの住民税が必ず上記の額になるわけではありません。

 

続いては住民税の負担の軽減につながる控除の中で、先ほどのシミュレーションでは考えなかったものについて紹介します。

 

住民税負担を減らせる各種控除を紹介!賢く利用して節税しましょう!

家と青空

住民税は所得税よりは高くありませんが、先ほどの年収400万円のケースでも18.2万円かかるなど、節税できるならばそれに越したことはありません。

そこで住民税の負担を減らせる所得控除をいくつか紹介します。

 

所得控除の種類 控除金額
医療費控除 医療費-10万円
生命保険料控除 最大12万円
地震保険料控除 最大5万円
扶養控除 38~63万円
配偶者控除 38万円
小規模企業共済等掛金控除 支払金額
障害者控除 27~75万円
寡婦控除 27万円(特定の寡婦は35万円)
勤労学生控除 27万円

 

この中で有名な扶養控除、配偶者控除、勤労学生控除は家族を扶養している立場の納税者の住民税が軽減されるものです。

扶養に入っていた妻や子供がそこから外れてしまうと、扶養していた側の控除がなくなり、課税所得が膨らんでしまうので注意が必要です。

 

おわりに

夕暮れの街並み

今回は埼玉県の住民税について説明しました。

 

住民税は住んでいる市区町村や都道府県によって税率が若干異なることがありますが、それほど大きな差ではありません

 

また、最後に紹介した各種控除については、気になったものがあれば詳しく調べてみてください。