金持ち企業ランキング!キャッシュが豊富で安全性の高い会社はどこ?

東京

有名・大手企業ほど潰れにくいと思っている方も多いと思います。

ですが近年、「あんな有名企業だったのに今では業績が悪化してる…」なんてことをよく耳にします。

そこで今回は、潰れにくい安全性の高い金持ち企業をランキング形式でお伝えします。

ぜひ、その企業の強みや今後も活躍していけるかも気にしながら読んでみてください。

今回は、東洋経済「最新版!これが『金持ち企業』トップ500社だ」を元に作成しました。

ネットキャッシュは、(現預金+短期保有有価証券ー有利子負債ー前受金)で算出。

出所は各社の貸借対照表となっています。

※単位:億円

ネットキャッシュとは

以下のランキングはネットキャッシュの多い企業を元にランキングしているのでここで詳しく説明していきたいと思います。

ネットキャッシュとは、現預金と短期保有の有価証券の合計額から有利子負債を差し引いたものを指します。

( 現預金+短期保有の有価証券)ー有利子負債

現預金とは会社が持つ現金と預金を合わせたものであり、有価証券とは株式、債券、手形、小切手などの財産的価値を有するものを指します。

なので、ネットキャッシュは会社の実質的な手元資金を指し、多いほどその会社の財務の安全性が高いと見なされます。

安定性抜群!金持ち企業ランキングTOP10

第10位 三菱自動車

ネットキャッシュ:5,453

現預金:5,719

短期保有有価証券:0

有利子負債:265

第10位にランクインしたのは、国内外において多数の車を排出する三菱自動車です。

SUVなどの大型自動車と軽自動車を軸に販売し、国内外で多くの売上をあげています。売上高で見ると日本よりもアジア地域や欧州の方が大きい売上をあげています。

2016年の4月に発覚した燃費不正問題を機に、実質的に日産の傘下となりました。ネットワークや技術力もさらに大きくなっていくのではないでしょうか。

第9位 京セラ

ネットキャッシュ:5,920

現預金:4,249

短期保有有価証券:1,968

有利子負債:296

第9位となったのは電子部品業界最大手の京セラです。

半導体用セラミックパッケージでは世界でもトップクラスを誇ります。工場の自動化やスマトーフォン、ドローンなど活躍の場も増えてきていることもあり、今後も安定した成長が期待されます。

生活や医療など多方面に渡って活躍できることも第9位にランクインした理由ではないでしょうか。

第8位 NTTドコモ

ネットキャッシュ:6,017

現預金:3,927

短期保有有価証券:3,706

有利子負債:1,616

第8位にランクインしたのはインターネット回線を提供する携帯業界では最大手のNTTドコモです。

携帯電話は私たちが生活していく上で欠かせないものとなっています。携帯会社業界の競争も激化していますね。

そんな中、2015年に固定回線とスマホのセット割引サービスの提供を開始し、2018年には500万件を超えるなど大きく売上を伸ばしました。

第7位 ヤフー

ネットキャッシュ:6,777

現預金:8,683

短期保有有価証券:0

有利子負債:1,905

第7位には、国内最大のポータルサイト「Yahoo!JAPAN」を運営するヤフーとなりました。

ネット検索では多くの人が利用し、「Yahoo!ニュース」や「Yahoo!ショッピング」などのサービスを提供し、生活の多くを支えてくれています。

会社の利益の約7割を広告収入によって得ています。

第6位 ファナック

ネットキャッシュ:7,473

現預金:6,023

短期保有有価証券:1,450

有利子負債:0

第6位には工作機械などの製造する、山梨に本社をかまえる日本の大手電気機器メーカーファナックとなりました。

作業の効率化のためには欠かせない産業用ロボットが中心となっています。ロボットを制御するNC装置では世界シェアトップです。

研究開発に力を入れていて、世界各地から優秀なエンジニアが集まっています。

第5位 キーエンス

ネットキャッシュ:8,077

現預金:4,376

短期保有有価証券:3,700

有利子負債:0

第5位となったのは、検出・計測機械を中心に製造販売するキーエンスです。

ネットワークが広く、全世界で30ヶ所以上の拠点を持ち世界中へと販売しています。営業率が高いのが特徴で、営業比率は50%を超えます。

生涯給料ランキングでも平均年収、生涯年収共に上位にランクインするなど、会社の業績も好調なのがわかります。

第4位 SUBARU

ネットキャッシュ:9,217

現預金:7,653

短期保有有価証券:2,425

有利子負債:862

第4位となったのは、国内大手自動車会社SUBARUです。

水平対向エンジンやシンメトリカルAWDなどの独自のテクノロジーに強みを持ちます。スバルの特徴としては、安全性にあります。例えば「0次安全」といった運転する前の安全にも気を使っています。

高齢化が進みお年寄りが車を運転する機械が増える中、スバルの安全性の高い車がさらに必要とされると予想されます。

第3位 任天堂

ネットキャッシュ:9,879

現預金:7,445

短期保有有価証券:2,423

有利子負債:0

第3位にランクインしたのは、DSやWiiなどの多数のゲームを排出する任天堂となりました。

2017年に発売した「ニンテンドースイッチ」が大ヒットし、売上高上昇の追い風となったと考えられます。それだかでなく「スーパーマリオ」や「ゼルダの伝説」など長年愛されるゲーム販売してきました。第3位となったのも納得がいきますね。

第2位 信越化学工業

ネットキャッシュ:10,363

現預金:8,545

短期保有有価証券:1,973

有利子負債:155

第2位となったのは、塩化ビニルやシリコン製品で世界首位の信越化学工業です。

信越価格工業の中核企業を担う米国子会社シンテックが、米国内や中南米へと供給していることもあり国内だけに留まらず活躍しています。

収益性が高いのが特徴で、国内化学業界の中でもトップとなっています。

第1位 ソニー

ネットキャッシュ:14,178

現預金:15,863

短期保有有価証券:11,766

有利子負債:13,450

見事第1位には、国内家電系大手企業のソニーとなりました。

ソニーは、電機だけでなく、金融の「ソニー損保」やエンタテインメントで活躍する「ソニー・ミュージックエンタテインメント」など幅広く展開していることも第1位と選ばれた理由と考えられます。

ゲームや音楽事業が順調で、安定した収益を得ています。2019年の3月期の業績予想も過去最高となると言われています

今回は、金持ち企業のランキングとその企業の特徴などをお伝えしてきました。

日本で一番の金持ち企業はソニーとなりました。

金持ち企業の特徴として、有利子が0または少ないことがあるようです。

年収や成長率だけが会社の魅力ではありません。ネットキャッシュを多く持っている=安全性が高いなので、きになる企業のがあったらチェックしてみると良いと思います。

暮らしに役立つお金の情報を無料でお届けしています!