大相撲の懸賞金は1本いくら?力士の取り分は?歴代ランキングも発表

積み上がるコイン

今年1月に、第72代横綱稀勢の里が引退し、新たな日本人横綱の誕生を期待されている大相撲。

 

そんな日本の国技でもある大相撲でよく聞く懸賞金、一体金額はいくらか気になりませんか?

 

大相撲では優勝賞金や給料以外に、取組ごとにこの懸賞金がかけられており、勝利した力士はかけられているお金を獲得することができます。

 

中には、懸賞金だけで年間1000万円以上稼ぐ力士もいます。今回は、取組後にもらえる懸賞金についての記事となっています。

 

本記事では、懸賞金はいくらもらえるのか、またその最高額や最高本数についてもランキング形式でご紹介します。

 

普段応援している力士は一体どれくらい稼いでいるのでしょうか?ぜひ確認してみてください。

大相撲における懸賞金とは?

ポイント

懸賞金とは、幕内の取り組みに対して、企業や団体などが広告をするために、かけるお金のことをいいます。

幕内とは力士の階級を表すもので、横綱、大関、関脇、小結、前頭までをまとめていいます。

懸賞金がかけられた取組は、取組の際に「呼び出し」と呼ばれる人たちが企業名などが記載されている懸賞旗をもち、土俵の周囲を回ります。

 

ちなみに、懸賞旗にはデザインやサイズのルールが厳格に定められており、制作費は五~数十万かかるそうです。※個人での懸賞金をかけることはできません。

 

懸賞金がかけられた取り組みに勝利すると、試合後、行司に手刀を切り、祝儀袋を受け取ることができるのです。横綱や人気力士になると、この懸賞金だけで数百万円も稼いでいます。

 

力士が土俵で受け取る金額は1本3万円!内訳や上限は?

お金

ここからは力士の懸賞金について、具体的な金額や内訳について記載しています。

 

企業が広告の代わりに使える懸賞金、実は1本あたり6万2000円(税込)と決まっています。

 

申し込み条件として、1日1本以上で、1場所15本以上、金額にして93万円をかけることが相撲協会の規約で規定されています。

 

正式に明記されているわけではありませんが、現在1日5本以上であれば1日だけでも受付しているようです。

 

その後、懸賞金6万2000円の中から、手数料などが引かれ、力士が受け取る祝儀袋の中には3万円が残ります。

懸賞金の内訳は?

懸賞金6万2000円の内訳はこのようになっています。

 

懸賞金6万2000円内訳

・事務経費5300円

・納税充当金2万6700円

・勝利力士の取り分3万円

事務経費は、取り組み表に掲載される費用および、取組の際の場内アナウンスの手数料となっています。

 

納税充当金は、協会が力士個人名義の預り金として徴収し、年末調整時に納税額の不足が生じて追加徴収が行なわれる場合に充てられるお金です。希望があれば、いつでも引き出すことが可能で、引退するときには追加徴収で引かれて余った分が本人に返されるようになっています。

 

取組後の祝儀袋には3万円が入っていますが、納税充当金がある為、実際に貰っている金額は3万円よりも高額になっています。

 

ちなみに、受け取る時に使用されている祝儀袋は東京・麻布十番の「長門屋商店」の特注品を使っているそうです。

一回の取組の懸賞金上限本数は?

現在は一つの取り組みにつき、60本までの懸賞金が認められています。

(※森永賞が含まれた場合は61本まで)

 

平成18年1月場所からは、ひとつの取組に50本までという上限が設けられていましたが、優勝がかかった大一番や人気の取組に企業から懸賞金をかけたいというオファーが殺到しました。

 

中には、50本という上限を特別処置で解除する取組も出たため、現在は一回の取組の上限が60本に変更されています。

※森永賞とは、森永製菓が提供する懸賞金。

年3回の東京場所(1月・5月・9月)開催の時に限り、国技館に観戦に来たお客さんが、その日の取組の中で懸賞をかけたいと思ったものに投票し、集計した結果一番多かった取組に懸賞金が一本かかるというものです。

 

大相撲の懸賞金にまつわるランキング!

ランキング

ここから懸賞金にまつわるランキングをご紹介します!

過去に最も多くの懸賞金がかかった取り組みは?

懸賞金の上限が61本にかけられた取組はこれまでに5回ありました。

  • 平成27年1月場所 千秋楽 白鵬ー鶴竜
  • 平成27年9月場所 千秋楽 鶴竜ー照ノ富士
  • 平成28年5月場所 14日目 稀勢の里ー鶴竜
  • 平成29年1月場所 千秋楽 白鵬ー稀勢の里
  • 平成29年5月場所 7日目 稀勢の里ー御嶽海

※(赤字が勝利した力士)

61本の懸賞金ということは、1回の取組で、3万円×61本=1,830,000円を獲得しているということになります。

 

1回の取組だけに約180万円がかけられていると考えるとすごいですね。

 

ちなみに、平成29年5月場所7日目の稀勢の里ー御嶽海戦は、14日目、千秋楽以外に初めて上限の61本の懸賞がかけられた取組です。懸賞金の本数からも、みんなが横綱に注目していることが分かります。

1年間で最も懸賞金を獲得した力士は?

  •  1位…2111本 白鵬 平成22年
  •  2位…1990本 白鵬 平成24年
  •  3位…1932本 白鵬 平成26年

 

第3位まで、全て白鵬が独占しました!通算優勝回数41回を誇る白鵬、懸賞金額も圧倒的ですね。白鵬は賞金以外にも、今年で第9回目の白鵬杯を開くなど、相撲の普及に向けて精力的に活動しています。

 

他にも、大量に懸賞金を獲得した力士は、いつもお世話になっている付き人達を食事に連れて行く、親方に渡すなど、の使い道が多いようです。

 

懸賞金のことを知っておけばまた違った相撲の楽しみかたができるかもしれません。ぜひ覚えておいてくださいね。