日本の企業の7割は赤字!?黒字の3割に入るためのポイントを税理士が解説

「お金のカタチ」インタビュー 税理士法人アイ・タックス 代表税理士 森脇 仁子

税理士法人アイ・タックス 代表税理士 森脇 仁子(もりわき ひとこ)氏

1964年神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。新卒で大手企業に就職後、結婚・出産のために会社を退職。3年間専業主婦として子育てに専念するも、離婚を機に社会復帰を決意。

当時は母親が働くことに対する社会の認識が厳しく、ことごとく不採用を経験したことが税理士資格取得を目指すきっかけとなる。

父の経営する会社の経理担当や会計事務所で働きながら、税理士の勉強を続け、1992年に税理士試験に合格。子育てをしながらも第一線で働くために、1993年に独立開業。

その後、より手厚いサービス提供のため、2003年に税理士法人アイ・タックスを設立し現在に至る。

会計帳簿は自社でつけた方が良い!税理士が「自計化」をおすすめする理由

税理士インタビュー 税理士法人アイ・タックス 森脇 仁子様

税理士法人アイタックスの特徴・強みを教えてください。

まず、弊社はスピーディーな対応に自信を持っております。

 

今の時代、企業が生き残っていくためにはスピードを求められるので、基本的に翌月中には月次試算表を作成し、お客様と毎月の振り返りを行なっています

 

そのため、前月の課題や問題点に対して素早いアプローチができるようになります。

 

税理士との契約状況や業務形態などによっては、月次の結果を知るのに2〜3ヶ月かかってしまっているところもあるとか。それでは、せっかく経営数値を知ることができても未来に活かすことが難しくなってしまうので、どんなに忙しい時でも翌月にはお客様に状況をお伝えできるよう徹底しています。

 

また、スピードだけでなく、金融機関から決算書や事業計画書の正確性をご評価いただけているところも強みです。

 

弊社は、決算書や事業計画書を作成する時には、通常より厳しめの数値で作成しています。また、毎月お客様との振り返りや経営改善のアプローチを素早く行えていることもあり、金融機関からもご信頼いただき、滞りなく融資ができるケースが多いですね。

 

さらに、算出した月次数値の精度が高いので、決算の3ヶ月前には期末の着地点や納税金額を予測することもでき、決算に向けて余裕を持った対応が可能になります。

 

ただし、これらのスピードと正確性を実現する上で、弊社からお客様にあえて1点お願いをしていることがあります。それは「自計化」、つまり会計帳簿をお客様ご自身でつけていただくことです。

 

「会計帳簿は税理士がつけるべきものだろ!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、自計化を行うことで、お客様も3つのメリットを得られるんですよね。

 

もちろん自計化を始めるにあたって、経営者の方だけでなく業務をお手伝いされている奥様やパートの方など、どなたでも簡単に実践できるよう丁寧にご支援させていただいています。

企業の「自計化」による3つのメリットとは?

まず1つ目は、数値分析がより早くできることです。

 

多くの会社では、領収書や請求書などの証憑書を整理して税理士に送り、税理士に会計処理をしてもらった上で試算表を作ってもらう、といった流れになります。しかし、自計化を行えば、税理士が毎月の会社訪問時にお客様がつけた会計帳簿を最終チェックするので、翌月にはすぐ経営数値に対して反省ができるようになります。

 

さらに、お客様ご自身が会計帳簿をつけることで、経営数値の仕組みや重要性に対する理解度が上がります。これが2つ目のメリットですね。

 

ただ提供された数値や試算表を説明されるよりも、ご自身で数値を入力していったものの方が、圧倒的に理解できるようになります。また、事前にご自身で入力していく中で見つけた問題点や疑問についても税理士と共有できるので、数値を未来に活かす力も養えます。

 

3つ目のメリットとして、お客様に業務を行っていただいた分、手厚いサービスを提供できることが挙げられます。

 

まず、お客様の自計化によって削減された時間だけ、弊社も予算実績の分析や経営計画のご提案などに時間を使え、お客様に還元できます。税理士が作業を請け負うとそれだけで終わってしまいますが、お客様と一緒に経営について考えることで、圧倒的に早く成長や課題解決に向けて動けるようになります。

 

恩恵はそれだけではありません。

 

会計処理を税理士に全てお任せすると、社外の人間のみで帳簿を作成するため、正確性の面で税務署からの信頼を確保できません。しかし、社内で作成した会計帳簿を、税理士がダブルチェックするという手順をとることで、信頼度が大きく上がるんですよね。

 

そうすると、税務調査を省略されるケースも。経営者の方々は、本来税務調査に取られるはずだった時間を、会社の成長のためにお使いいただけるようになります。

成長し続けている企業の共通点とは?

税理士法人アイ・タックス 代表税理士 森脇 仁子 様

企業を黒字化させ、より成長させていく上で大事なことは何ですか?

とにかく毎月の経営数値を出来るだけ早く把握し、課題点を分析して改善を続けることだと思います。

 

私が最初に務めた大手企業では、毎月の売上に対し、翌3営業日には数値を集計しフィードバックを行っていました。

 

しかし、税理士として中小企業の経営者様をお手伝いし始めて驚いたのは、毎月の数値を把握する速度があまりにも遅いことでした。

 

多くの中小企業では、毎月の売上数値を振り返るのに、2〜3ヶ月もかかっていたり、年一回の決算時だけ数値を知っていれば良いとお考えの方がいらっしゃったりします。それでは、せっかく数値を分析しても、課題を修正するのに時間がかかってしまいます。

 

今、日本の企業のうち、黒字経営ができているのは、3割程度だと言われています。つまり、企業の7割は赤字経営に陥ってしまっているのが現実です。

 

私が今まで見てきた限り、成長を続けている企業は総じて、毎月の反省・課題解決をスピーディーかつ密に行っています

 

黒字経営をするためにも、ご自身の会社の状況を毎月しっかりと振り返り、いち早く課題に対してアプローチしていきましょう。

 

また、その振り返りを行う上で、税理士は良きパートナーとなってくれるはずです。

良きパートナーとなる税理士を見極めるためのポイントは?

税理士を金銭面と作業面だけで選ぶことは、あまりお勧めできません。

 

顧問料が安い割に請け負う作業量が多い=多くのクライアントを相手にしないと経営が回らない=1人のお客様にかける時間が少なくなる、つまり、お客様の会社のことを考えてくれる時間も必然的に少なくなります。

 

一番見ていただきたいところとして、お話をした税理士が、ご自身の会社のことをどれだけ思ってくれているのか、そこが一番重要です。会社のために何をすべきなのか、逆に会社が何をすべきかを、時間をかけてでも一生懸命考え提案してくれる税理士は、お客様にとって良い手助けをしてくれると思います。

 

あとは、過度に節税を意識しすぎないことも注意した方が良いでしょう。

 

最近は節税サポートを売りにする税理士も増えてはいますが、節税=お金が残るということではありません

 

とにかく税金を抑えたいからといって、余計な商品・サービスや設備を購入してしまうと、資金不足で後々の借入金を返済できなくなってしまい、ご自身の首を絞める事態にもなりかねません。

 

目先の節税だけでなく、先々に発生する収入・支出を正確に把握した上で、残すべきお金と節税すべきお金のバランスを取れる税理士なのかを、お話の中で判断していきましょう。

最後に読者の方々へ一言お願いします。

経営者の方々は、ご自身の商品やサービスに「夢」を持っていらっしゃるからこそ、会社を経営しているのだと思っています。

 

そして、商品やサービスをもっと多くの人に広める、大きくしていくには、お金を稼ぐ必要があります。そして、お金を稼いで利益を増やしていくためには、会社の経営状態を都度確認しながら、試行錯誤を繰り返していくことが必要になるはずです。

 

税理士は、会社の経営数値に関するサポートを通じて、お客様の「夢」を応援することが仕事だと思っています。

 

ご自身の「夢」を叶えるために、どのようなことでも構いませんのでお悩みや課題を持っている方は、ぜひ一度税理士にご相談されてみてはいかがでしょうか。

 

 

税理士法人アイ・タックスの詳しい情報はこちら↓

税理士法人アイ・タックス

住所:〒150-0002 渋谷区渋谷2丁目1番11号 郁文堂青山通りビル2F

TEL:03-6805-0355

代表:森脇 仁子 酒井 雅幸 山田 誠一朗

HP:https://www.itax-no1.com/