Amazonはネットで商品を注文して自宅で受け取れる上に商品価格も格安で日々の買い物に重宝している方は多いのではないでしょうか?
Amazonはネット通販なので、クレジット決済を利用している方がほとんどだと思います。
また、Amazonが発行しているクレジットカードには、Amazonマスターカードゴールド、Amazonマスターカードクラシックがあります。
これらのカードはAmazonポイントが多くたまったり、他にもお得なサービスを受けられます。
以上のような魅力的な特典を理由に、Amazonカードをすでに発行していたり、これから発行しようと考えていらっしゃる方もいると思います。
実際、筆者である私もAmazonをよく利用していますし、「Amazonカードを発行して、もっとお得に買い物をしよう!」と考えていました。
しかし、仮にも社会的信用に関わるクレジットカードの発行、本当に大丈夫なのか気になり、Amazonカードの口コミを公式サイトで調べてみました!
すると、低い評価の投稿に「カードを不正利用された」という口コミが多いではないですか!?
クレジットカードを発行してお得にお買い物ができるのはとても嬉しいことですが、カードを不正利用されて他人にお金を取られては元も子もありません!
そこで、私はAmazonのクレジットカードを発行することを思いとどまりました。
本記事では、Amazonカードの口コミとその実態やクレジットカードが不正利用される理由、Amazonカードが不正利用された時の対処法をご紹介します!
本記事がこれからAmazonのクレジットカードを発行しようか考えている人、Amazonカードをすでに発行している人の参考になれば幸いです。
amazonカードが不正利用された口コミが多数!
筆者も以前Amazonカードの発行を考え、Amazonカードの口コミを調べたことがあるということは以上で紹介しました。
今回はもう少し詳しくAmazonのクレジットカードの口コミについて見ていきましょう。
Amazonがのクレジットカードは三井住友カード株式会社がマスターカードと提携して発行しているもので、「Amazon Mastercard クラシック」と「Amazon Mastercard ゴールド」の2種類あります。
「Amazon Mastercard ゴールド」の方が「ゴールド」という名前が付いているように、特典などが「Amazon Mastercard クラシック」よりも多く付いています。一方で、ゴールドの方が年会費が高く、審査基準が厳しいようです。
そこで、今回は審査基準も甘く、より多くの人が発行しやすい「Amazon Mastercard クラシック」の口コミに焦点を当てて見ていくことにします。
公式サイトのカスタマーレビューはどうなってる?
記事作成の2019年6月6日現在、「Amazon Mastercard クラシック」の公式サイトには4786件のカスタマーレビューがありました。
カードは5つ星満点で評価され、レビューの割合は以下の通りでした。
星の数 | 全体に対するレビューの割合 |
星5つ | 48% |
星4つ | 22% |
星3つ | 13% |
星2つ | 6% |
星1つ | 11% |
以上のレビューによると、カード利用者のうち70%が星4つ以上をつけていてまずまず満足しているようです。
星4つ以上をつけているカード利用者のレビューを読むと、Amazonカードの高いポイント還元率などに付いて書かれているものがほとんどでした。
実際、Amazonでのショッピングに2.0%と非常に高い還元率でポイントが還元されたり、年一回以上の利用で翌年会費が無料になり、実質無料でカードを利用できるといった特典は非常に魅力的ですね。
一方で、低いレビューはどうでしょうか?
最低のレビューである1つ星が11%ですね。
特別多いか少ないかはわかりませんが、カード利用者の10%以上、つまり、10人に1人以上が最低の評価をしていると考えると少し不安に思えますね。
最低評価の理由は「不正利用」
「最低評価がされる理由って何なの?」と気になりますよね。
最低の評価を下したカード利用者の不満な内容が自身が許容できることであれば、カードを発行しても構わないと考えられますね。
しかし、最低評価の1つ星をつけたカード利用者のレビュー内容には「カードを不正利用された」という内容が見受けられました!
「Amazonのクレジットカードが不正利用される?!」
今となってはほとんどの人が使ったことがあるといっても過言ではない世界的なネット通販サイト、Amazonのカードが不正利用されるなんて私も初めは信じられませんでした。
その他何人か最低評価をつけたカード利用者のレビュー内容を見てみると、多くの人が「カードを不正利用された」という内容を書き込んでいました。
どうやら個人の情報管理不足ではなく、Amazon側のカード情報管理に問題があるようです。
実際、全レビューのうち、73件の人が「不正利用をされた」と報告しています。
以上のようにレビューを書き込んでいない人以外にもカードを不正利用された人はいたでしょう。
Amazonカードの不正利用被害者がこんなにいるとは驚きですね。
どんなに買い物をお得にできても、カードを不正利用されて、気づかぬうちに自身が購入していないものの支払いをするなんて絶対に嫌ですよね。
これが理由で筆者はAmazonカードの発行を諦めました。
これからAmazonカードの発行を考えている方や、現在Amazonカードを利用している方にとってもこのことが十分カードを利用するのをやめる理由になるのではないでしょうか?
不正利用した分は返金されない場合もあるので注意!
Amazonカードの発行会社である三井住友カードのホームページに不正利用の補償の対象とならないケースが載っていました。
補償内容とならにケースは以下の通りです。
[補償内容とならないケース]
以下のような取引については、補償対象とはなりません。
1.会員の故意または重大な過失に起因する損害
2.損害の発生が保障期間外の場合
3.会員の家族・同居人・弊社から送付したカードまたはチケットなどの受領の代理人による不正利用に起因する場合
4.会員が本条第4項(届出事項の変更)の義務を怠った場合
5.紛失・盗難または被害状況の届けが虚偽であった場合
6.カードショッピング、キャッシングリボおよび海外キャッシュサービス取引などのうち暗証番号の入力を伴う取引についての損害(ただし、弊社に登録されている暗証番号の管理について、会員に故意または過失がないと弊社が認めた場合はこの限りではございません。)
7.紛失・盗難の通知を弊社が受領した日の61日以前に生じた損害
8.戦争・地震などによる著しい秩序の混乱中に生じた紛失・盗難に起因する損害
9.その他本規約に違反する使用に起因する損害
また、状況調査の結果、会員ご本人や家族、同居人などによるご利用が判明した場合、当該請求については、ご本人にご請求させていただくものとなります。引用)三井住友カード公式ホームページ
補償内容とならないケースは以上で確認しました。
しかし、具体的にどこまでの過失などで補償の対象から外されてしまうのかイメージが湧きにくいと思います。
そこで、補償されなくなってしまうケースを具体的に見ていきましょう!
具体例1.所有者の過失
所有者の過失とは、所有者が不正利用されやすい行為をしていた場合のことを言います。
例えば、他人に暗証番号を教えたり、カードを貸した場合などです。
特に気をつけたいのが、暗所番号がわかるものをカードと一緒に保管していた場合です。
あまりいないとは思いますが、カードの暗証番号を忘れてしまわないようにカードに暗証番号を記載したり、暗証番号のメモを財布に入れておいた場合は以上のように所有者の過失に該当します。
お年寄りがこのようなことをやってしまうこともあるので、近親のお年寄りが以上のような過失をしてしまわないように気をつけましょう。
また、ネットの操作ミス等で誤って商品を購入した場合等もカード会社は取引を取り消すことはできません。
操作ミス等で誤って商品を購入してしまった場合などは、商品の販売会社に購入を取り消すように連絡しましょう。
具体例2.不正利用されてから61日以上経過してしまった場合
Amazonのクレジットカードを発行している銀行は三井住友カードです。
三井住友カードは不正利用された場合でも、不正利用されてから60日間しか補償しません。
つまり、不正されてから61日以上経ってから不正に気づいた場合でも補償の対象とはなりません。
不正利用されていることに気が付いたら、まずはカード会社に連絡をするように心がけると良いですね。
具体例3.家族の利用
所有者が認識していないうちに家族が所有者のカードを利用した場合も補償対象となりません。
例えば、親のクレジットカードを使って子供が勝手にネットショッピングをしたから、そのカードの利用を取り消したいという場合は以上のように、補償対象とはなりません。
具体例4.カードの裏面にサインをしていない
クレジットカードの裏面には必ずサイン欄があります。
例え、ネットショッピングでしか利用せず、家の外に持ち出さないクレジットカードで他人に物理的に盗まれない場合でも、カードの裏面にサインがないと不正利用の補償は受けられません。
具体例5.他人に知られやすい暗証番号を設定していた場合
他人に暗証番号を知られてしまう行為をしていたら、補償を受けられないことは確認しましたね。
しかし、暗証番号が他人から簡単に推測できてしまうようなものでも補償の対象とはなりません。
例えば、「1111」や「1234」などの簡単な羅列だったり、「誕生日」、「車のナンバー」、「住所」、「電話番号」に含まれる数字の羅列を暗証番号に設定した場合が以上のケースに該当します。
ですから、身近な人であっても自分以外は知り得ないようなオリジナルのパスワードを設定しておくことが、防犯の上でもまた補償を受ける上でも大切です。
具体例6.カード会社への提出書類に不備があった場合
カードを発行する際にカード会社に書類を提出しますよね。
その提出書類に虚偽や不備があった場合は補償の対象外となります。
クレジットカードは社会的信用を伴うものなので、提出事項についてはしっかりと記入しましょう。
具体例7.災害発生時に不正利用された場合
戦争や災害など、社会的に混乱状況の時にカードを不正利用されると、補償の対象とはなりません。
具体例8.不正利用で購入された商品を受け取ってしまった場合
カード所有者が自ら実行していない購入手続きでも、商品を受け取ると、カード会社は不正利用の補償をすることができなくなります。
最近では以上のような詐欺の手口もあるようなので、身に覚えのない商品などが配達された場合は簡単に受け取らず、しっかりと確認しましょう。
日頃から家族間で「いつ」、「誰が購入した商品が」届くのか確認するようにしておけば、以上のようなケースを防ぐことができます。
郵便の受け取りについては家族としっかりとコミュニケーションを取っておきましょう!
なぜクレジットカードが不正利用される?
そもそもクレジットカードはなぜ不正利用されるのでしょうか?
本当にAmazon側の問題なのでしょうか?
今回のAmazonカードの不正利用からクレジットカードが不正理由される可能性をもう一度確認しておきましょう。
クレジットカードの情報が漏れる可能性は大きく3つ!
クレジットカードの情報が漏洩する理由は基本的に以下の3つです。
- スキミング
スキミングは、お店でカードリーダーを用いてカード情報を盗み取るものです。
怪しい店でこの行為が行われることが多いので、あまり信用できなさそうなお店でクレジットカードを使うのはやめましょう。
- 通信から盗まれる
これは、クレジットカードの決済の際に通信パケットからカード情報を盗み取られる方法です。
最近では通信は暗号化されているので、この問題はあまり起こらないかもしれません。
しかし、普段何気なく繋いでしまうフリーWi-Fiでも中には個人情報を抜き取るようになっているものも可能性としてはあるようなので、注意しましょう。
- 企業からの流出
これが今回のAmazonカードが不正利用された理由です。
企業のサーバなどがサイバー攻撃などを受けて個人情報が流出してしまいます。
Amazonカードはマスターカードや三井住友カードが発行に関わっていますが、その他のマスターカードや三井住友カードが不正利用されたというニュースは特にないので、今回のAmazonカードの不正利用はAmazonの情報管理が甘かったことから生じた問題だと考えられます。
amazonカード以外にもカードの不正利用に注意が必要 !
今回のAmazonカードの不正利用で、Amazonのクレジットカード情報が流出してしまう可能性を確認できました。
しかし、カード情報がどのように流出したのかまでは特定できていません。
どういうことかというと、Amazonから発行したamazonカードの情報が盗まれたのか、それともAmazonのサイト上で登録した情報から盗まれたのかといったことがわからないということです。
後者の場合、Amazonが発行していないその他のクレジットカードもカード情報が流出する可能性があります。
そのため、カードの不正利用を防ぐため、Amazonの決済はクレジットカードではなく、コンビニ決済やATM決済を利用することをお勧めします。
amazonカードが不正利用された時の対処法
カードの利用明細を確認したところ、Amazonから身に覚えのない請求がされていた…
そんな時はどうすれば良いのか段階ごとに解説します!
ステップ1.もう一度自身や自身の家族がカードを利用していないか確認する
Amazonにはプライム会員の会費やAmazonPayの支払いなどがあり、支払いをあまり意識せずに請求されることがあるので、それらの支払い対象になっていないか確認してみましょう。
また、カード所有者本人が使っていなくても、自身が把握していないうちに家族がカードを利用している場合もあるので、家族にも確認をとっておきましょう。
本当にカードが不正利用されていて、Amazon側に連絡した場合でも以上のことは確認されます。
なので、Amazonに不正利用の相談をスムーズに進めるためにも、以上の確認を先に済ませておきましょう。
ステップ2.Amazonに連絡する
ステップ1の確認をしてみてやはり不正だとわかった場合はAmazonに連絡します。
Amazonに連絡する方法は以下の通りです。
まず、Amazonのトップページの一番下にある「ヘルプ&ガイド」の「ヘルプ」を選択します。
次に、ヘルプページ中段にある「トピックから探す」から「問題が解決しない場合は」をクリックし、「カスタマーサービスに連絡」をクリックします。
最後に、問い合わせフォームが開き、
・「1.お問い合わせの種類を選択してください」
・「2.お問い合わせの内容を選択してください」
・「3.お問い合わせ方法を選択してください」
の3つが表示されます。
「1.お問い合わせの種類を選択してください」で不正利用された取引を選択します。
「2.お問い合わせの内容を選択してください」は下の画像の1の部分でタップして選択します。
「3.お問い合わせ方法を選択してください」は下の画像の2の部分で、「電話」を選択します。
すると、電話番号の入力画面い切り替わり、番号を入力して完了すればすぐにAmazonから連絡が来ます。
ステップ3.カスタマーサポートに事情を説明する
電話が来たら、事情を説明します。
すると、カスタマーサポートの方がアカウントを確認され、不正利用なのかどうかが確認されます。
不正利用の確認が取れると、三井住友カードに連絡するように告げられます。
「なら、最初から三井住友カードに連絡すれば良いのでは?」と思うところですが、カード会社も本当に不正かどうか確認が取れないと対応できないため、先にAmazon側に確認しましょう。
また、誰が自身のカードを不正利用したか気になるところですが、個人情報取り扱いの問題で教えてもらうことはできません。
クレジットカードの不正利用を三井住友カードに連絡
次に三井住友カードへの問い合わせ方法を紹介します。
問い合わせの連絡先は以下の5ステップで簡単にわかります。
ステップ1.三井住友カードのオンラインの会員ページにログインして、「お問い合わせ」をクリック
ステップ2.お問い合わせページ中段にある「覚えのない明細がある」をクリック
ステップ3.「覚えのない明細がある」のQ&A内にある「ご利用明細書のなかに利用した覚えのない店名の記載があります。」をクリック
ステップ4.「いずれにも該当しない場合」→「ご利用覚えのない請求があった際のお問い合わせ方法」をクリック
以上の画像の1番、「いずれにも該当しない場合」をクリックし、その次に以上の画像の2番の「ご利用覚えのない請求があった際のお問い合わせ方法」をクリックします。
ステップ5.カスタマーセンターに電話する
電話番号が表示されるので、その電話番号にかけます。
この電話番号はカードの所有者ごとに違う訳ではないので、この記事をご覧になっていて、三井住友カードに不正利用について連絡したい方は、わざわざログインしなくても、こちらの電話番号にかければ手間が省けますね。
不正利用を防ぐためにはどうすれば良い?
最後に、不正利用を防ぐために、どのようなことができるのか確認しておきましょう!
不正利用を防ぐ方法として、以下の対策が挙げられます。
- 暗証番号を知られたり、カードを盗まれないようにする
他人にカード番号や暗証番号を知られれば、他人でもカードを利用できてしまいます。
当然のことですが、カード情報を他人に見られたり、カードを取られたりしないよういん細心の注意を払いましょう。
- 信用の出来なさそうな店でクレジットカードを使わない
以上の章でも紹介しましたが、カードリーダーでカードをスキャンしてカード情報をスキミングする店もあります。
そのため、信用できなさそうな店でクレジットカードを使うのはやめましょう。
- サイトにクレジットカード情報を登録しない
サイト上にクレジットカード情報を登録していると、自身のパソコンやスマホがハッキングされたりすると簡単に情報を取られてしまいます。
そのため、なるべくサイト上にカード情報を残しておかないようにしましょう。
- 携帯やパソコンにセキュリティソフトをインストールする
以上のように自身のパソコンやスマホからカード情報を盗まれる可能性があります。
パソコンやスマホのセキュリティ強化のためにセキュリティソフトをインストールして、実行しましょう。
- 信用のできないフリーWi-Fiは利用しない
先ほども言いましたが、フリーWi-Fiからデバイスにウイルスが送り込まれ、個人情報を盗まれる可能性があるので、発行元の信用できないフリーWi-Fiは使わないようにしましょう。
- カードの利用明細を毎月確認する
クレジットカードを不正利用されてから60日以上経つと、不正利用分の返金請求ができなくなってしまいます。
なので、不正利用がされたらすぐわかるように所有しているクレジットカード全ての利用明細を毎月確認するようにしましょう。
- 使っていないクレジットカードを解約する
以上で毎月所有しているクレジットカードの利用明細を確認することをお勧めしました。
しかし、クレジットカードを何枚も持っていると毎月カードごとに明細を確認するのは面倒になりますよね。
そこで、あまり使わないカードや、他のカードに決済用途をまとめられるカードはなるべく解約して、所有カードをできるだけ少なくすることをお勧めします。
カード選びで失敗しない!筆者が選ぶオススメのクレカとは!?
ここまでは、Amazonカードの口コミや評判、不正利用にあってしまった際の対処法などを紹介してきました。
キャッシュレス時代とも言われている現代だからこそ、情報管理やセキュリティーの大切さが日に日に増しています。
では、そういったカードなら安心して、かつ簡単に作ることができるのでしょうか?
クレジットカードを作る際には、以下の4つのポイントを厳しくチェックすることがオススメです。
- 年会費
- 運営会社のセキュリティーや信頼性
- 付帯保険
- ポイント還元や特典
これら4つを総合的に評価したり、重視したい条件を満たしているカードを作るのがオススメです。
お金のカタチでは別記事で、サラリーマンの方はもちろん、主婦の方でも簡単に作れて、なおかつ安心安全に利用ができるカードをランキング形式で紹介しています。
どんなカードを作るのが良いのか迷っている方は、ぜひ一度参考にしてみてください!
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