母子家庭でも学資保険に加入するべき?メリットや注意点は?

手続きをする女性

シングルマザーとして子育てをされているお母さんたちの悩みの多くが、子供の教育資金をしっかりと準備してあげられるのかということだと思います。

なかなか家計も苦しい中で、なんとか子供を大学まで通わせてあげたいと考えていらっしゃるお母さんも多いかと思います。

 

将来の教育資金をしっかりと準備しておく方法としては、銀行口座での貯蓄だけでなく「学資保険」という保険があるのをご存知ですか?

保険というとあまり教育資金を貯める手段としては思い浮かび難いかもしれませんが、実は子供に万が一のことがあっても金銭面でサポートしてくれるオススメの貯蓄方法なのです。

 

そこで今回は、特に母子家庭の方をターゲットに将来の教育資金の貯蓄方法としてオススメな、学資保険のメリットや注意点を解説していきます!

教育資金を貯めるなら貯蓄よりも学資保険!加入するメリットとは!?

家族

学資保険で教育資金を貯蓄するメリットは、大きく分けて3つあります。

預金をしていてもほとんどお金が増えない時代だからこそ、学資保険には次のような金銭的なメリットがあります。

その1:万が一の場合でも子供にお金を残すことができる!

学資保険のほとんどでは、「保険料払込免除」という事項が設けられています。

この保険料振込免除があることで、保険の契約者(母子家庭の場合には母親)が万が一亡くなってしまったり、重度の障害を持ったことで働くことができなくなってしまった場合に、残りの保険料の支払いを免除してもらうことができます。

 

保険料の支払いが免除された後も、学資金を受け取ることができたり、保険としての保障内容もしっかりと継続します。

母の稼ぎに完全に依存してしまう母子家庭だからこそ、その収入が途絶えた後でもまとまったお金を子供に残すことができる点で、学資保険は大きなメリットがありますね。

その2:保険料の支払い分以上の学資金を受け取ることができる!

日本では金利がかなり低くなっているので、100万円を銀行に預けておいてもほとんど100万円のままです。

 

しかし、学資保険では貯蓄性に優れた金融商品であるため100万円以上のお金で返ってくることがほとんどです。

この場合の、支払った保険料総額に対する返戻金額の割合を返戻率と言います。

 

金利が低くなったとはいえ、日本の学資保険では返戻率は105%ほどにはなっているので、100万円を保険料として納めていれば、将来的には105万円となるという金銭的なメリットがあります。

 

その3:払った保険料は生命保険料控除の対象となり節税になる!

学資保険に支払った保険料は所得税の生命保険料控除の対象となります。

簡単にいえば、学資保険を支払ったお金は所得から控除され、税金がかかる金額を少なくすることができるのです。

 

母親の収入や保険料の料金、扶養家族の人数などによっても異なりますが、毎月1万円を学資保険料として支払っている場合には、年間で1万円程度の所得税の節税になると言われています。

自分で銀行口座に貯蓄するよりも戻ってくるお金が増え、さらに税金も少なくなるのでダブルでお得になります。

 

学資保険に入るタイミングはいつが適切!?ライフプランに照らし合わせて考えよう!

子供が生まれたら学資保険、という考えは注意が必要?

「子供が生まれたから、将来の教育費を貯めるために学資保険に入ろう!」とお考えのご家庭は昔は非常に多くいらっしゃいました。

たしかにひと昔前の高金利時代には、こうして学資保険で教育資金を貯める有効な手段でしたが、低金利時代となった現在はそうとも言えません。

 

というのも、支払った保険料よりも受け取る満期金の方が少ない、いわゆる「元本割れ」してしまう学資保険も増えてきているからです。

学資保険には、大きく「積立(貯蓄)機能」「保障機能」の2つの機能があります。

昔は保障もついて、積立機能もついて、返戻率(支払った金額と受け取る満期金の割合)の高い商品も多かったのですが、近年は状況が変わっています。

 

 

学資保険に医療保障をつけたり、親が死亡した際に満期金と別に受け取れる育英年金保障やその他の保障(傷害や災害保障)をつけると元本割れのリスクが一気に高まってしまいます。

保険商品の選び方に注意しないと損をしてしまうことがありますので注意しましょう。

学資保険は、出産前・妊娠中から加入できる!

学資保険に加入する際は、タイミングも重要です。実は、学資保険はお子さんが生まれる前から加入できる商品(出生前加入)があるというのをご存知でしたか?

 

具体的には、出産予定日の140日前、妊娠6ヶ月目から加入ができます。

 

妊娠中から学資保険に加入するメリットとしては、①出生前から親の死亡保障がつけられる②保険料が安くなる可能性がある、の2点です。

死亡保障は、前述した、親が死亡してしまった時に以後の保険料支払い免除でかつ、満期金の受け取りができる機能です。これは出産前の契約でも適用されます。

 

また、保険料は、契約者と子供の年齢によって算出されるため、妊娠中に契約することで親の年齢が1歳下がるのであれば、保険料が安く済む可能性があります。

ただし、出生前加入の場合は、産後に赤ちゃんの名前・誕生日を追加で登録する手続きが必要になるため、手続きは多少面倒となってしまう可能性もあります。

母子家庭・シングルマザー世帯が学資保険に加入する際の注意点!

ポイント

ここまでは、母子家庭のお母さんたちが学資保険に加入するメリットを紹介してきました。

もちろん金銭的な面で、一般的な預貯金よりもメリットは大きい一方で、加入する前にチェックしておきたい注意点がいくつかあります。

その1:家計にある程度のゆとりがないと難しい

当然ながら、毎月保険料を納めるだけの経済力がある家庭でなければ、学資保険に加入し、それを維持し続けるのは難しいです。

学資保険は長期保有型の金融商品なので、すぐにまとまったお金が必要な方や、なかなか毎月資金を拠出できない方は加入には不向きかもしれません。

その2:子供が未成年の場合には、受け取り時に親権者の同意が必要となる

先ほど、契約者が亡くなったとしても保険サービスや学資金の受給はできるということを解説しました。

しかし、学資金を受け取るお子さん本人が未成年の場合、親権者の承諾が必要となります。

 

母親が亡くなった場合の親権者としては、母親の両親や兄弟、場合によっては元夫などが該当するので、親族との良好な関係が築けていない場合には、のちのち揉める原因を生んでしまう可能性もあります。

学資保険によって死後に子供にお金を残すのであれば、あらかじめ自分の両親などの信頼できる親族に同意や確認をとっておく必要がありますね。

その3:途中解約をすると元本割れを起こす可能性がある

先ほども申し上げたように、学資保険とは長期で加入することを前提とした金融商品です。

大きなライフイベントで急にまとまったお金が必要になった場合、預金であればすぐに引き出して使うことができますが、学資保険の場合にはなかなかそうはいきません。

 

学資保険は途中で解約してしまうと、戻ってくるお金が保険料の支払い分よりも少なくなってしまうことがしばしばあります。

学資保険はあくまですぐには使わないけれども、預金として持っておくにはもったいないお金という位置付けをしておいたほうが良いでしょう。

その4:低金利が続く日本ではもっと運用効率の良い投資方法があるかも

学資保険は預金よりは収益性は期待できるものの、投資方法の中ではかなり利回りは低い方に分類されます。

もう少しリスクを取ってもいいから教育資金を増やしたい、と考える人であれば「ジュニアNISA」や「つみたてNISA」方が利益の上がり幅も大きく、かつ現金化しやすいです。

 

ジュニアNISAと学資保険の徹底比較は以下の記事が参考になりますので、興味がある方はぜひのぞいてみてください!