キャッシュレス化が進むとどうなる?今から注意しておくべきこととは?

最近では、交通系電子マネーや◯◯Payなどの現金以外の決済手段が登場し、コンビニや飲食店でのお会計も手軽になってきていますよね。

日本政府は経済産業省のキャッシュレス化を推進する際の目標として、2025年に開催される予定である大阪・関西万博に向けて、電子マネーでの決済の普及を進めていく方針であると表明しました。

 

日本ではなかなか導入が少ないキャッシュレス決済の割合を高めていこうという政策はありながらも、まだまだ現金払いが主流である日本。

これから、キャッシュレス決済が普及していくことで世界がどのように変わっていくのか、変化によるメリット・デメリット、キャッシュレス化に乗り遅れないために準備しておくべきことなどを詳しく紹介していきます。

 

そもそもキャッシュレス決済には3種類ある!目的や用途によって使い分けよう!

キャッシュレス決済といっても、お金の支払い方やタイミングによって、「前払い方式」「後払い方式」「即時払い方式」の3つに分けられます。

皆さんにおなじみのクレジットカードやSuicaなどがどれに該当するかも合わせて紹介していきます。

前払い方式

一つ目に紹介するのは、「前払い方式」と呼ばれる支払い方です。

前払い方式とは、簡単にいうと事前に一定の金額が入金してあるところから、決済の際に引き出す決済方法とされています。

 

みなさんの中にもプリペイドカードを利用したことがある人は多いのではないかと思います。

プリペイドとは、pre(=先に)+paid(=支払った)という意味ですので、まさしく前払い方式ということになりますね。

プリペイドカードの具体的な例としては、例えばAmazonギフトカードiTunesギフトカードなどが該当しますね。

最近ではあらかじめ、5000円や10000円といった金額が入っているものをコンビニなどで購入し、アプリのインストールやゲーム内での課金などに利用されています。

 

また、プリペイド型の電子マネーも前払い方式の決済手段に該当します。

具体的には、Suica(スイカ)・PASMO(パスモ)・WAON(ワオン)・Edy(エディ)などみなさんが普段から利用されている電子マネーも実はキャッシュレス決済手段の一つなのです。

従来ではIC機能がついているカードをタップすることも多くありましたが、最近ではスマートフォンのアプリなどで決済を済ませることも可能になるなど、ますます手軽で便利になってきていますね。

 

前払い方式のメリットは、キャッシュレス決済の欠点の一つでもあるお金の使いすぎを未然に防止することができるという点です。

あらかじめ自分の使いたい金額を電子マネーにチャージしておいたり、現金でプリペイドカードを購入するので、使うことのできる金額に制限をかけることができます。

「毎月◯万円まで!」という節約目標を立てるのであれば、月の初めにチャージした金額を超えないようにお買い物をすれば、目標も達成できますし、残高が日々目に見えてわかるのでモチベーションも湧きやすいです。

 

一方で、使用する金額をいちいちチャージするのは手間になってしまうというデメリットもあります。

チャージをまとめてすることも可能ですが、物によってはチャージすることのできる限度額が決まっているものもありますので、ある程度の頻度でのチャージは必要ということになりますね。

また、一度チャージしてしまうと払い戻しができないケースが多いといった注意点もあります。

後払い方式

続いて紹介するのは、「後払い方式」です。

後払い方式は、商品やサービスの受け渡しのタイミングの後に、対価としての費用を支払う方法となります。

例えばクレジットカードなどを考えてみると、お買い物をしたタイミングではなく、月末にまとめて請求がきますよね。

つまり後払い方式は、毎月決まったタイミングでまとめて決済を行う支払い方式なのです。

 

後払い方式のメリットは、やはりチャージなどの手間が不要であり、口座にお金が入ってさえ入れば、何もしなくても決済が完了していくという点です。

お買い物をする際もカード一つ出してしまえば会計が済んでしまうので、かなり楽チンですしお釣りでお財布が膨れ上がるようなこともありません。

 

反対にデメリットや注意点としては、特にクレジットカードなどは社会的な信用性の高さや収入などの条件を満たし、審査に通過する必要があります。

そのため、どんな人でも利用できるというわけではありません。

また、日常的に現金に触れる回数が減ってしまうので、お金を使っている感覚が薄れたり、浪費してしまう可能性も高くなるといったデメリットがあります。

 

とはいえ、こうしたお金の使い方は最近ではアプリなどで使用状況を確認できるものも多く、うまく利用すると家計簿をつける手間もなくなるなどの利便性もあるので、うまく活用することができれば便利かつ安全な決済方法とも言えるでしょう!

 

即時支払い方式

最後に紹介するのは、「即時支払い方式」です。

 

具体的には、デビットカードなどでの決済がこの方式に該当します。

デビットカードとは、登録している銀行口座の残高の中から、代金の支払いに応じて即時引き落としがなされます。

 

デビットカードのメリットとしては、銀行口座に残高としてあるお金以上の支払いはできないため、お金の使いすぎを防止できるというメリットがあります。

また、クレジットカードに比べるとカードの作成のハードルが低く、若い方でも作りやすいカードですので、最近では高校生や大学生が初めてカードを作る際にはデビットカードからスタートするなんてことも増えました。

 

デメリットとしては、クレジットカードよりは普及が進んでいないので、利用できる店舗数が少ないということですが、今後のキャッシュレス化の進行に伴って、この問題は改善されるのではないかと考えられます。

 

キャッシュレス化が進むとどうなる?社会に与えるメリット・デメリットは?

メモ帳

キャッシュレス化が進むことで、そもそものお金の概念が変わっていくとも言われています。

スウェーデンではすでに現金の使用率が2%近くまで下がっており、普段の生活で現金を目の当たりにする機会というのは限りなく少なくなっているものと考えられます。

日本でもここまで現金使用が少なくなるまでにはどのくらいの時間がかかるかは不明ですが、キャッシュレス決済への移行が進むとどのようなメリットやデメリットがあるのかをまとめていきます。

 

キャッシュレスの社会的なメリット

まずは「現金での支払いに比べて、会計がスピーディーになる」というものです。

現金の場合には、お金を数えたり、お釣りを渡したりといったやり取りがありますが、キャッシュレス決済であればスマホをピッとしたり、カードを機械に通すだけで会計を済ませることができます。

これによって、レジの回転効率をあげたり、無人レジをより広く導入できるようになるとも考えられています。

 

さらに紙幣や硬貨を作る必要も少なくなるので、製造コストが少なく済むようになります。

お金を作るという意味でも、偽札などを作った犯罪なども、そもそも現金のやり取りがなくなれば少なくなるでしょうし、現金を狙ったひったくりや盗難なども無くなりますね。

そのため現金使用が少なくなることは治安の向上にも一定の意味があるのではないかと言われています。

 

また、お金の不透明さをなくすという効果も期待されています。

個人というよりも法人などへの影響となりますが、お金の入金や出金を電子情報として逐一記録することができるので、脱税や不正会計、裏金やマネーロンダリングなどを防止することができるとされています。

 

キャッシュレスのデメリットとは?普及が進まない背景とは?

キャッシュレス決済が進むことで大きなメリットを受けることができる一方で、いくつかデメリットがあるため注意しなければなりません。

 

まず一つ目の注意点が、「自然災害などの際に決済がストップしてしまう」ということです。

停電などになると、カード会社との通信もできなくなったり、ICチップを読み取る機械が使えなくなるなどの問題があるので、いざという時には現金を使うしか無くなってしまいます。

 

また、キャッシュレス決済ができるところとできないところが混在すると、それほど利便性は向上しないという点です。

あるお店ではキャッシュレス決済ができるのに、その隣のお店では使えない、ということになると結局ある程度の現金を持ち歩く必要があるので、それほど便利にはならないということになってしまうでしょう。

 

利便性の面でもそうですが、やはりキャッシュレス決済を受け入れる立場としてのお店側にもコストがかかってしまうというデメリットがあります。

カードを読み取る機械などを導入する必要がありますので初期投資がかかりますし、古い商店などではなかなかレジすらもない場合もあるので、ハードルはかなり高くなってしまいます。

こうした金銭的や心理的なハードルが上がってしまうと、キャッシュレス対応のお店とそうでないお店ができてしまうということにもなってしまいます。

 

キャッシュレス社会は目の前!?今から準備しておくべきこととは?

アドバイス

ここまで見てきて、キャッシュレス決済が普及していくとどのような影響があるのか、どのようなことに注意するべきなのかなどを紹介してきました。

やはりお金の支払い方が大きく変わるので、今まで馴染みのない方はやや難しさを感じたり、抵抗がある人もいらっしゃるでしょう。

 

とはいえ、使ってみるとお財布がスリムになったり、スムーズにお会計ができるといったメリットがあります。

クレジットカードなどは作る際の手間がかかってしまいますが、交通系電子マネーなどであれば簡単な手続きで使い始めることができますし、すでに多くの方が所持しているでしょう。

普段のお買い物をまずは手軽に使えるところから、「◯○を使うことができますか!?」とお会計で聞くところからスタートすると良いですね!

 

また、お金のカタチではクレジットカードを使った面白い節約術も紹介しています。

興味のある方はぜひ参考にしてみてください!