ガス代の節約方法まとめ!すぐできるお風呂やキッチンでのアイデアとは?

ガス代が高くて悩んでいる方はいませんか?

料理をするのにも、お風呂に入るのにもガスは必要で、どうしても家計を圧迫しがちですよね。私たちの生活とは切っても切り離せない大切なものですから、少しでも節約できたら嬉しいですよね。

そこで、今回はそんなガス代の平均を確認するとともに、費用がかさむ原因を探り、節約方法についてもみていきたいと思います。

月のガス代が平均よりも高かった方は、これから紹介する方法を是非試してみてください。

手軽にできるものばかりなので、明日からすぐに実践できますよ!

上手に工夫して、節約上手になりましょう!

ガス代の平均はいくら?都市ガスとプロパンガスの差は?

ガスの供給方法には2通りあり、都市ガスプロパンガスに分けられます。

都市ガスは公共料金のため、決められた基準に基づいて値段が設定されているため割安です。

それに対して、プロパンガスは自由料金のため、販売ガス会社が自由に価格設定できることから価格が割高です。

では、それぞれについて平均価格をみてみましょう。自分のガス料金が平均に比べて低いか・高いか把握しておきましょう。

都市ガスの平均価格

一般的な都市ガスの家庭用ガス料金は、基本料金と従量料金(従量単価×ガス使用量)の合計金額で請求されています。

基本料金は必ず発生する料金、従量料金は使った分だけ発生する料金です。

ガス使用量が20㎥/月の東京地区の料金の平均は、

基本料金 745.20円 + 重量料金(142.66円×20㎥) = 3,598円

となります。

プロパンガスの平均価格

プロパンガスは地域ごとに値段がかなり異なるため、地域ごとにみてみましょう。

都道府県基本料金(円)基本料金+従量料金(円)
5㎥使用の場合10㎥利用の場合20㎥利用の場合
東京都1,7014,3536,97212,159
大阪府1,7344,4087,11212,320
北海道2,0996,0759,83516,900
全国平均1,8274,8557,78513,307

(出典:一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センター 液化石油ガス価格分布状況 2019年6月)

都市ガスとの料金の違いを同じ東京都で比べてみると、都市ガスの平均が3,598円なのに対して、プロパンガスの東京都平均は12,159円となっており、10,000円近くの差があることがわかります。

ガス代を節約する5個のコツ!年間1万円も安くできる!?

プロパンガスならガス代が大きく変わるチャンス!

先ほども確認したように、都市ガスとプロパンガスでは圧倒的に都市ガスの方が割安であることがわかりました。

プロパンガスを利用している方は、都市ガスへの変更を検討してみましょう。

しかし注意しなければならないのは、都市ガスは各拠点のガスタンクから道路に埋められたガスタンクを通して家庭にガスを供給しているため、ガス管が敷かれていない地域では都市ガスを使えないということです。

まず、現在お住いの地域が都市ガスを利用できるのかを確認しましょう。

都市ガスを使えない地域にお住いの方は、残念ながらプロパンガスを利用するしかないのですが、

料金が高くてお悩みの方は、プロパンガス会社を変えるという方法もあります。

多くの方が、プロパンガス会社と一度契約したら半永久的に同じガス会社と契約しなければならないと誤解していますが、そんなことはありません。

プロパンガス市場は自由市場ですから、全国に約2万店あるガス会社から、自分にあったガス会社を自由に選ぶことができます。

実際のガス料金をみて、契約する会社を見直すこともできるのだということを覚えておきましょう。

お風呂はガス代節約のカギ!今日からできる3つを紹介!

お風呂でできるガス代節約術を紹介します。

お風呂の蓋をこまめに閉める

お風呂にお湯を張っているときはこまめに蓋をしましょう。

東京ガスによると、お風呂を沸かす際や入浴後に蓋をするようにすると17.6㎥のガス代が節約できるとされています。

節約額は年間2,418円に及びます。

節水シャワーヘッドを使用する

シャワーヘッドを節水シャワーヘッドに変えてみましょう。

節水シャワーヘッドは通常のシャワーヘッドより穴の大きさや数を減らしているため、節水にもなり、使うお湯の量も少なくなるためガス代の節約ができます。

追い炊きの回数を減らす

お湯が冷めてしまう原因は、お湯を沸かしてから時間が経ちすぎてしまうことにあります。

一度沸かしたら、間を空けずに家族全員入浴することで追い炊きの回数を減らしましょう。

また、お湯が冷めてしまった時は、追い炊きではなく、お湯を足して温度を上げましょう。その方がはるかにガス代を節約できます。

1日1回の追い炊きをやめるだけで、毎月の高いガス代が1,000円ほど節約できます。

キッチンでもガス代を節約できる!簡単にできる4つの方法!

火を使うキッチンにも、ガス代の節約ポイントはたくさんあります。

鍋の蓋や落し蓋を利用しよう!

調理をする際に落し蓋や鍋蓋をすることで熱を逃がしにくくなり、調理時間を短縮することができます。

例えば、大根の煮物を作るのに、落し蓋を利用しないと36分かかるのに対して、落し蓋を利用するとその半分の18分にまで短縮できます。味も染み込みやすくなって一石二鳥ですよね!

調理の際は積極的に蓋を利用していきましょう。

一つの鍋で同時に調理したり、茹で汁を利用してもう一品!

ガスの利用を最低限にするためには、一回の加熱で出来るだけ多くの料理を作る必要があります。

例えば、肉と野菜を調理したいなら、先にアクの少ない野菜から茹でましょう。野菜を茹でたら、そのお湯を捨てることなくそのまま肉の調理に利用しましょう。

何度も一からお湯を沸かすことを防ぎ、ガスの利用時間を短縮できます。

肉を茹で終わったら、そのお湯でスープなども作ってしまえば、あっという間に3品目の調理が可能です。

調理の順番を一工夫するだけでガス代を節約できるのはお得ですね。是非頭に入れておきましょう。

また、毎日こまめに調理するよりも、一度にたくさん調理して作り置きしておく方がガスの利用時間を減らせます。

ガスコンロの火と鍋の大きさを合わせよう

鍋で加熱する際、鍋底からコンロの火がはみ出していませんか?

実はそれ、とてもガスを無駄にしています。

というのも、火力が強すぎて、鍋底から火がはみ出していると、その分ガスを無駄にしてしまっているんです。

火力は強火よりも中火で調理するようにしましょう。鍋底から火がはみ出さないよう調整することで鍋全体に火が行き渡り、無駄なく温めることができます。

また、鍋は底の広いものを選んで使うと、火が当たる面積が増えて時間をかけずに火を通すことができます。

ですので、パスタなどの麺類を茹でるときは、鍋を使うよりもフライパンを使って茹でた方がガス代の節約になります。

電子レンジの活用

総合的にみて、ガスで調理するよりも電子レンジを利用する方がガス代が安く済みます。

根菜などの固い野菜はあらかじめ電子レンジで加熱しておくとすぐに火が通るようになりますので、下処理に利用するとガス代の節約になります。

またおかずやスープの再加熱をするときは鍋に火をかけるよりも、1人分取り分けて電子レンジで加熱する方が節約になります。

下処理や加熱だけではなく、電子レンジそのもので調理することもできますね。

ぜひ電子レンジをうまく活用してガス代を節約していきましょう。

思い切ってオール電化にする

オール電化とは、家電製品や照明器具だけでなく、コンロや給湯器も含めた家庭における全てのエネルギーを電気でまかなうシステムのことを指します。

オール電化の電気代平均価格と一般家庭の電気+ガス+灯油代平均額を比較すると以下のようにオール電化の方がやや割安になっています。

  • オール電化の電気代平均額:年間190,868円
  • 一般家庭の電気+ガス+灯油代平均額:年間223,812円

都市ガスが使えない地域にお住いの方は検討してみるといいかもしれません。

オール電化に関する詳しい紹介は以下のページを参考にしてください!

支払方法を変える

ガス会社によっては口座振替割引がある場合があるので、口座振替割引の有無や割引額をまず確認してみましょう。

口座振替割引がない場合は、支払方法をクレジットカードにすることでポイントを貯めましょう。カード会社の還元率に応じてポイントを受け取ることができます。

例えば、楽天カードのポイント還元は1%なので、年間10万円のガス代をカード支払いにすれば、年間1,000円お得になります。

また、以下のページで専業主婦やパートでも作れるお勧めクレジットカードを紹介しています。この機会にぜひクレジットカードデビューしてみてはいかがでしょうか?

ちょっとしたことからガス代は節約できる!日ごろの意識から変えていこう!

いかがでしたか?

日常のちょっとしたことから、根本的な契約の見直しに至るまで、ガス代を節約する方法は意外とたくさんあることがわかりました。

これから冬になるにつれてますますガス代がかさみますが、上手に工夫して、節約できるといいですね!

ガス代に限らず、家計が何かと不安だという方は、プロに無料で相談するのがおすすめです!

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