せっかく旅行に行ったときに雨が降って全然観光できなかったという経験は誰しも一回ぐらいはあるのでしょうか。
そんな時ホテルの宿泊代を補償してくれるお天気保険があるのを知っていましたか?
最近少額で気軽に加入でき様々な事態を保障する「少額短期保険(ミニ保険)」が近年どんどん人気になっています。
痴漢冤罪やペットの病気、スマホの故障など日常生活あらゆる場面でちょっとした安心を購入できる手段として利用されています。
この記事では少額短期保険についてまとめました。
少額短期保険(ミニ保険)とは?
少額短期保険(ミニ保険)とは契約年数が1~2年程度と短く、金額も数百円から加入できる保険です。
手軽に加入できる代わりに補償内容はかなり狭い分野に特化したものになっています。
従来の保険がケガや事故など幅広い範囲をカバーしているのに対して、ミニ保険はそうした従来の保険がカバーしていないけどあったら安心と思えるような分野に特化した商品になっています。
加入の手軽さとニッチながらもしっかりとしたニーズをつかんだ内容から近年市場がどんどん拡大しています。
大手の保険会社も続々とミニ保険への参入を発表しています。
おすすめの少額短期保険
いくつかおすすめの少額短期保険をここで紹介しましょう。
みなさんもいいなと思える商品があるのではないでしょうか。
痴漢冤罪保険
最近電車内での痴漢と痴漢冤罪が双方とも重大な問題になっています。
不安だと思っても通勤のためには仕方なく電車に乗らなければならない会社員も多いと思います。
そんな会社員におすすめなのが痴漢冤罪保険です。
ジャパン少額短期保険から発売されている正式名称は「痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険」
痴漢に間違われたらすぐに弁護士に連絡できる「痴漢冤罪ヘルプコール」が利用可能な弁護士費用保険です。
また弁護士への法律相談や実際に事件が発生したときの弁護士費用を最高300万円と賠償金最高1000万円も補償してくれます。
保険料は月額で590円。毎日の通勤時の不安から解放してくれると考えるとかなりリーズナブルな価格なのではないでしょうか。
チケットガード
チケット販売サイトの「チケットぴあ」がAWPチケットガード少額短期保険と提携して発売している保険が「チケットガード」です。
この保険は出張や入院などでライブやコンサートに行けなくなった場合にチケット料金を補償くれるというサービスです。
保険料はチケット代金が5000円で560円。チケット代金が5万円の時で3300円となっています。
もしコンサートに行けなくなってもチケット代金が帰ってくるのでダメージを減らすことができるのではないでしょうか。
ただしこの保険では悪用を防ぐために保険金を受け取るには「急用」であることを申請し、認定してもらうことが必要です。
体調不良の場合なら診断書、出張が理由ならば宿泊したホテルの領収書や各種証明書が必要になります。
お天気保険
最初に述べた旅行先で雨が降った場合にホテル代を補償してくれるのが「お天気保険」です。
旅行中の一定の時間帯に0.5ミリ以上の雨が降り続ければ宿泊料金を補償するという内容になっています。
保険料はプランによって変わりますが旅行代金をすべて返金する「丸ごとプラン」で旅行代金の5%となっています。
他にも500円の保険料で3時間雨が降ったら2500円返金、6時間雨が降ったら5千円返金、10時間雨が降ったら1万円返金というプランもあります。
500円ぐらいだったら気軽に加入でき、両行先で雨が降ったらお金がもらえてラッキーだと思えるので使い勝手も悪くないのではないでしょうか。
モバイル保険
スマホの修理代を負担してくれるのがさくら少額短期保険の「モバイル保険」です。
スマホで画面を割った経験がある人は多いと思います。画面の修理代は何万円もするけど我慢して使い続けるのもストレスが溜まります。
そんな時に役に立つのがモバイル保険です。
月々の保険料は700円。年間10万円までなら何回でも修理費を負担してもらえます。
また、端末は3台まで登録できるのでスマホだけでなくゲーム機やタブレットも守ることができます。
全国に提携修理店があり、持ち込めばそのまま無料で修理してもらえるのでとても手軽だそうです。
弁護士費用の専用保険
痴漢冤罪保険について紹介しましたが、もっと幅広いトラブルに対応した弁護士保険もあります。
それがプリベント少額短期保険の販売する「弁護士費用保険Mikata」です。
月々の保険料は2980円。
相続問題や離婚の慰謝料養育費問題、不当解雇や交通事故など様々なケースで弁護士費用を補償します。
ケースにもよりますが一般事件一件当たりの費用補償は最大100万円になっています。
トラブルになったときにいつでも相談でき弁護士がいると考えるととても心強いですね!
ペット保険
ペットの犬や猫が事故や病気で手術を受けることになったときの保険です。
様々な会社から保険商品が発売されています。
月額1000円ほどの保険料で加入できる保険が多いみたいです。
ペットの医療費は思っているよりも高額になりがちです。
動物を飼っている家庭は加入を考えてみてもいいかもしれません。
少額短期保険(ミニ保険)が生まれた理由
少額短期保険はいつから始まったのでしょうか?
直接的には2006年の保険業法改正がきっかけです。
扱える商品は「少額」で「短期」の保険に限られますが、リーズナブルでシンプルな補償やユニークな補償内容が話題を呼び着実に成長している分野になっています。
大手保険会社も参入
生命保険業界第2位の第一生命は少額短期保険に2018年から参入予定と伝えられています。
今ある少額短期保険会社を買収する形で参入するそうです。
大手保険会社が新たに参入することでこれまでよりももっと手軽に、もっと幅広い保険が発売されるようになるかもしれません。
おもしろミニ保険大賞コンテスト
こんな保険があったらいいなと思う方もいると思います。
少額短期保険協会は毎年「おもしろミニ保険大賞コンテスト」を開催しています。
入賞すれば賞品がもらえるだけでなく、将来実際に保険会社によって実現するかもしれません。
例えば2016年の第二回コンテストの入賞作品には以下のようなものがありました。
・入学試験の結果が不合格だった時にもう一年勉強するための予備校代を支給する保険
・遠方で暮らす親・兄弟の介護が必要となったとき、介護のためのの交通費を補償する保険
みなさんも実現してほしい保険があれば応募してみてもいいかもしれませんね。
まとめ
少額短期保険について紹介しました。
興味のある方は是非一度調べてみてはいかがでしょうか。
皆さんのしらないユニークな保険が見つかると思います。
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