仮想通貨の格付けが更新!評価の上がった通貨は何種類?

世界初の仮想通貨の格付けが最近発表されたのを知っていますか?

詳しくは以下の記事をご覧ください。

仮想通貨全74種類の格付け一覧・ビットコインの評価は?

2018年1月にアメリカの格付け会社がこの仮想通貨の格付けを公開してから大きな反響がありました。

その一週間後の2018年2月2日には新たに更新された格付けが公開されました。

この記事では新たな格付けで評価の上がった仮想通貨、評価の下がった仮想通貨についてまとめました。

Weiss ratings社の仮想通貨格付け

今回の格付けをしたのはアメリカのWeiss raitinds社です。

Weiss raings社はコロンビア大学の博士号を持つWeissさんが1971年に創立したフロリダ州に本社を持つ格付け会社です。

詳しいことは以下の記事を参照してください。

仮想通貨全74種類の格付け一覧・ビットコインの評価は?

S&Pやムーディーズなどの大手格付け会社と比べると小規模ですが、大手の経済紙や政府機関でも採用されるなどアメリカ国内では一定の存在感があるみたいです。

格付けの対象範囲はアメリカ国内の銀行、上場企業、年金ファンドなどでA~Dでそれぞれのランクを付けています。

仮想通貨の格付け公表後韓国からサイバーアタックを受ける

アメリカの大手メディアCNBCによると格付けを公表すると発表した後からWeiss ratingsのサイトが韓国からの激しいサイバーアタックを受けるようになったとしています。

ツイッターなどのSNSで特定の通貨の格付が低くなるという噂が流れたことによって自分の持っている仮想通貨の価格が下がることを危惧した人々が格付けの公表を阻止しようとしたことが原因だそうです。

実は韓国は日本以上に仮想通貨ブームが起きています。

韓国国内の取引所では仮想通貨が他国よりも割高な値段で取引される「キムチプレミアム」が最近まで発生しているほどでした。

格付けは随時見直される

2018年1月24日に初めて公表された格付けでしたが、2月2日に格付けの更新が行われています。

格付けは随時更新されて行くみたいです。

今回の更新で格付けが変わった仮想通貨は22種類で全体の約3割に当たります。

値動きの激しさや価値の毀誉褒貶の激しさからか、数日でかなりの動きがあることが分かります。

それではどの通貨の評価が上がってどの通貨の評価が下がったのか見てみましょう。

前回から格付けの変化した仮想通貨

格付けの変化した仮想通貨をまとめました。

2018年1月24日と2月8日の間の変化です。

日本の取引所でも買えるコインについては太字で強調しています。

といってもライトコインリップルの二つしかありませんが。

格付けの上がった仮想通貨

格付けの上がった通貨を見てみましょう。

左のアルファベットが当初の格付け、矢印の先の太字のアルファベットが新しい格付けです。

  • Steem(STEEM) :B- ⇒ B+
  • Cardano(ADA) :B- ⇒ B
  • BitShares(BTS) :C+⇒ B-
  • Litecoin(LTC) :C+⇒B-
  • Ripple(XRP) :C ⇒ C+
  • Ubiq(UBQ) :C-⇒C
  • ZenCash(ZEN):C-⇒ C
  • GameCredits(GAME): D ⇒C-

ライトコインとリップルの格付けが一つずつ上がりました。

またSteemは初めてB+ の格付けを得た仮想通貨となりました。

ビットコインはC+ 、イーサリアムはBのままとなっています。

格付けの下がった仮想通貨

次に格付けの下がった通貨を見てみましょう。

格付けの変わっていない通貨もあるので一週間のうちに上がってまた下がったのかもしれません。

また、今回格付けの下がった仮想通貨の中には日本の取引所でも売買できる仮想通貨は一つも入っていません。

  • EOS(EOS):B⇒B-
  • NEO(NEO):B-⇒B-
  • Aeon(AEON):C⇒C-
  • SmartCash(SMART):C⇒C-
  • Stellar(XLM):C⇒C
  • Auroracoin(AUR):D+⇒D
  • Bitcoin Gold(BTG) :D+⇒D+
  • Decred(DCR):C+⇒C+
  • Byteball Bytes(GBYTE):C+⇒C
  • Einsteinium(EMC2):D+⇒D+
  • Electroneum(ETN):C-⇒D
  • Gulden(NLG):D+⇒D
  • I/O Coin(IOC):C+⇒C-
  • Megacoin(MEC):D+⇒D

あまり知らない通貨ばかりですね。格付けの引き下げが本当に価格に影響するのか調べてみても面白いかもしれません。

最高評価B+を獲得したSteem

今回の格付けの更新でSteemが最高格付けのB+を獲得しました。

イーサリアムなどを抑えて70以上の仮想通貨の中で最高評価を貰ったこの通貨の名前を聞いたことのある人は多くないのではないでしょうか?

このSteemとはどんな通貨でなぜ評価が高いのか見てみましょう。

Steemの特徴

Steemとはコミュニティサイト「Steemit.com」への優れたコンテンツを集めるために開発された仮想通貨です。

なんとこのコミュニティサイトに優れたコンテンツを投稿すると仮想通貨Steemが貰える仕組みになっているのです!

日本のサービスで例えるならば2chやtwitterで面白い書き込みをするとお金を貰えるといった感じで考えてもらえれば分かりやすいと思います。

コンテンツの制作者にたくさんの報酬を与えるように設計されているその思想は、アニメーターやマンガ家などのコンテンツ制作者の低賃金が問題になっている日本でも共感を呼びそうですよね。

Weiss ratingsがどこを評価基準としているのかはよく分かりませんが、この仮想通貨については注目して損はないかもしれません。

まとめ

仮想通貨の格付けの更新についてまとめました。

今後も随時格付けは変わり、一週間に一度ぐらいのペースで公表されるそうです。

もし最新の格付け情報が知りたい場合はWeiss trading社のメール配信に登録するか、年間468ドル払って会員になるのもいいかもしれません。

暮らしに役立つお金の情報を無料でお届けしています!