日本時間の3月1日に仮想通貨の格付けで知られるWeiss Rating社が緊急討論会をネット上で公開しました。
ここでは、Weiss Ratings社が評価する3つの仮想通貨と、投資は避けた方がいいと考える5つの仮想通貨の銘柄とその理由が発表されました。
それに加えてこうした投資を行う上で確認すべき7つの判断基準も公開されました。
では緊急討論会の概要を紹介していきます!
そもそもWeiss Ratingsってどんな企業!?
Weiss Ratingsは、フロリダ州に本社を置く格付け会社です。
最近では、仮想通貨の格付けを発表したことでも話題になりましたね。
またその大きな影響力からか、格付け発表による値下がりを懸念した仮想通貨保有者からサーバー攻撃を受けるなど仮想通貨業界の大きな情報源として認められてきている企業です。
今回は、そんなWeiss Ratings社が銘柄のブランド力や話題性に関係なく、数学的・統計学的に投資対象として優れている仮想通貨と投資すべきではない仮想通貨を発表したため再び話題となりました。
詳しくは格付け一覧のリンクを見てみてください!
仮想通貨全74種類の格付け一覧・ビットコインの評価は?
Weiss Ratingsが掲げる投資判断を決定するための7つのポイント
今回の緊急討論会では仮想通貨に投資を行う上で注意するべき7つの判断基準について言及されたので紹介します。
1 ガバナンス:ネットワークがハードフォークを経由せずに自信をアップグレードする能力を持っているかどうか
2 トランザクションのスピード:毎秒数百数千のトランザクションを処理できる能力があるかどうか
3 コスト:送金にどのくらいのコストがかかるのか
4 スマートコントラクト:スマートコントラクトが可能かどうか(詳しくは下のリンクを参照)
5 非中央集権性:ブロックチェーンによって仮想通貨が非中央集権的かどうか
6 セキュリティー:仮想通貨のシステムの安全性
7 普及状況:どのくらいの人がその通貨を利用しているのか
スマートコントラクトとは?イーサリアムが変える未来
Weiss Ratingsが評価した投資するべき3つの暗号通貨とは!?
こうした観点から評価して、Weiss Ratings社が投資するべきだと紹介したのが下の3つの暗号通貨です。
イオス(EOS)
イオスはイーサリアムが可能なことは全て実行可能なのが特徴です。
そのため、イオスはイーサリアムの高速バージョンとされており、毎秒数十万件のトランザクションの処理が可能です。
これはイーサリアムの数万倍にものぼるため、大きな強みと言えるでしょう。
それに加えて、イオスの利用に対しては手数料などを払う必要がないことから、コスト面でもかなり優秀な仮想通貨であるとの評価を受けました。
カルダノエイダコイン(ADA)
イオス同様、第三世代の仮想通貨で、イオスよりは遅いもののイーサリアムを高速化したものです。
その上で、イオスが克服できなかったイーサリアムの問題点を解決したのがカルダノエイダコインの強みです。
イオスはトランザクション処理のスピードに強みがある一方で、カルダノエイダコインはスピードだけではなく、コードのアップグレードや新たな開発への資金供給が独自にできるという利点もあります。
スチーム(STEEM)
スチームは人々が好きなものを投稿するときに利用する、ソーシャルメディアのプラットホームです。
例えば、書いたブログが人から気に入られるとスチームを受け取ることができます。
また読者自身も投票を通じて報酬が得られるため、スチームはソーシャルメディアの投稿者と読者の両方に、収益をあげる機会を供給しているツールと言えます。
投資を避けるべき5つの仮想通貨!!
続いて投資を避けるべき仮想通貨として紹介された5つを見ていきます。
ビットコインキャッシュ
ビットコインのハードフォークから生まれた仮想通貨であり、ビットコインが購入可能なのにわざわざこちらを購入するメリットは薄いため。
ビットコインゴールド
ビットコインキャッシュと同じ理由で、どうせならビットコインに投資した方が良いのではというのが見解です。
Vertcoin
ライトコインのような系統ではあるものの、まだまだ技術は未熟であるため。
Electroneum
スマートフォンユーザー向けに開発された仮想通貨で、小数点以下の表示が見やすくなるような工夫もなされいるものの、まだまだ不十分と考えられています。
Bitshares
リップルと類似した特徴を持つが、取引が第三者を介さず可能というメリットがあります。
その一方で、一旦ビットコインに変換しなければならないなどの資金面での難しさがあります。
こうして見てみると、「投資を避けるべき!」と考えるに足りるほどの十分な理由があるかと言えば多少疑問が残るような気もしますね。
仮想通貨全78種類の格付け一覧!2018年2月17日版
まとめ
Weiss Ratingsの緊急討論会のまとめはいかがでしたか?
討論会を見逃してしまったり、日本語のまとめサイトがほとんどなかったりと情報収集に苦戦していた人も多かったのではないでしょうか?
今回の討論会は多少茶番的な面もあったため100%内容を鵜呑みにしてしまうのは危険です。
実際に投資をするのは自分自身ですから、しっかりと自分で調べて納得のいく形で投資を行うことをお勧めします。
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