子供がなりたい職業と親がなってほしい職業ランキングを比較!

子供

最近ではユーチューバーが子供のなりたい職業ランキングに入ったことが話題になっています。

子供は夢を見る一方で、親は現実を見るものなので仕方ない部分がありますが、子供の目指しているものを親が素直に応援できないのは少し寂しいものですよね。

今回は子供がなりたい職業ランキングと、親が子供になってほしくない職業ランキングを同時に発表し、どうしてこうしたギャップが生まれているのかを解説していきます。

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小学生のなりたい職業ランキング!

今回は日本 FP協会が実施した、第11回「小学生『夢をかなえる』作文コンクール」より、2017年5月1日から10月31日を対象期間とし、全3,974名を対象に得られたデータを元にランキングを発表します。

男子児童編

順位

(前回順位)

職業票数
1位(1)サッカー選手・監督189
2位(2)野球選手・監督181
3位(3)医師109
4位(4)ゲーム制作105
5位(5)建築士62
6位(14位)ユーチューバー51
7位(6)バスケットボール選手・監督50
8位(8)大工43
8位(11)警察官43
10位(17)科学者40

1位から5位は前回と変わらず、サッカーや野球などのスポーツ選手や医師がランクインしました。

特に1位のサッカー選手・監督と2位の野球選手・監督は3位以下に90票近い差をつけてぶっちぎりの上位になっていますね。

2018年のロシアワールドカップや2020年の東京オリンピックの影響で特にこうしたスポーツ選手の人気は伸びてくるのではないでしょうか?

また6位には何かと話題のユーチューバーがランクインしました。

やはりユーチューブを見る機会が増えたことで、自分もやってみたいと考える小学生が増えているようです。

女子児童編

順位(前回順位)職業票数
1位(4)看護師146
2位(3)パティシエ130
3位(2)医師122
3位(1)保育士122
5位(8)ファション関連80
6位(6)獣医79
7位(5)薬剤師75
8位(9)美容師67
9位(7)教師65
10位(11)漫画家34

女子児童の方では1位から10位の中で大きな変動はなく、人気の職業はほぼ固定されているようです。

男子に比べて少し現実思考で、女子児童に関してはそれほど親の理想像との乖離はなさそうです。

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親が子供になってほしい職業は!?親は安定思考・子供は夢思考!?

では、親が子供になってほしい職業のランキングを紹介していきます!

今回は雑誌「小学校1年生」で集計されたデータを元に紹介します。

男子編

  1. 子供自身が望む職業
  2. 公務員
  3. 医師
  4. 消防士
  5. 教師

となりました。

やはり親としてはリストラなどの心配の少ない公務員やそれに近いお堅い職業に就いてほしいと考えているようですね。

女子編

続いて娘さんをもつ親御さんの意見を見ていきましょう!

  1. 子供自身が望む職業
  2. 看護師
  3. 公務員
  4. 薬剤師
  5. 医師・保育士

こちらの男子編とかなり似た結果になりました。

やはり安定感抜群の公務員人気は高いですね。

男女問わず親御さんとしては子供さんの夢を応援したいと答えいましたが、次のようなホンネも持っているようです。

子供がなりたい職業上位は、実は親としてはなってほしくない職業!?

日本FP協会では子供を対象になりたい職業をリサーチしましたが、日刊SPA!では親を対象に子供になってほしくない職業を調査しています。

30代以上の親世代が子供になってほしくない職業トップ5として次のものがあげられました。

  1.  ユーチューバー:59%
  2.  営業マン:11%
  3. ゲームクリエイター:8%
  4. スポーツ選手:7%
  5. エンジニア:7%

こうして見ると、男子児童では人気上位だったスポーツ選手、ユーチューバー、ゲームクリエイターに関しては親はなってほしいと思っていないことがわかります。

特にユーチューバーは最近何かと世間をおさわがせしているイメージがあったり、今後何年続けられるのか不透明であることなどから、職業としては親目線ではあまり勧めたくはない職業のようです。

その一方で、ユーチューバーの世間の関心は日に日に高まっており、大きな媒体でも取り上げられることが多くなってきているので、社会的な地位を確立したり、職業としてしっかり認められる日も近いかもしれません。

どうして親と子供でランキングが大きく異なるのか!?

こうしたランキングの相違の根本には子供と親の考え方に大きな違いがあるからだと思われます。

親は、自分の経験や他人の様子を何十年にもわたって見てきているので、夢だけを追っていくことの難しさや辛さを知っています。

親はなるべく子供に楽をさせて安全に育ってほしいと願うものなので、運や才能が関わるような仕事を勧めにくい傾向にあります。

反対に子供は自分が目にしたものでかっこいいと感じたものになりたがります。

そこに可能性の高さや現実性は介入してこないので、「ワールドカップで優勝する!」と目標を立てている小学生が日本には何千人も発生するのです。

これはどちらが正しくて、どちらが間違っているというものではないと思います。

子供は夢や憧れを原動力に成長していくし、もしその夢が叶わなくとも何か1つのことに没頭して努力した経験は大きな財産になります。

だからこそ親御さんたちは安全で可能性の高い道ばかりを進めるのではなく、もし子供が道に迷った時にそっと次の道を差し出してあげることが必要なのではないでしょうか?

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まとめ

今回は子供に聞いた将来なりたい企業と親に聞いた将来子供になってほしくない職業のランキングを合わせて発表しました。

そもそも子供と大人では考え方が違うので、ランキングが変わるのは当然です。

大切なのは子供の考え方を尊重し、道を踏み外さないようにそっと手を差し出すことなので、親御さんたちは子供の夢を最初から否定するのではなく、ゆっくり見守ってあげると良いのではないでしょうか!?

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