前回の記事では2017年の世界のトップアスリートの年収TOP5をご紹介しました。
今回は前回に引き続き年収ランキングの6位〜10位の選手をご紹介したいと思います。
また後半では種目別、出身国別など様々な角度からランキングを見ていきます!
2017年に最も稼いだアスリートの年収ランキング【前編】
世界で最も稼ぐスポーツ選手TOP6〜10!
今回も米誌『Forbes』が2017年6月に発表した「世界で最も稼ぐスポーツ選手」をもとに世界で最も稼いでいるスポーツ選手についてご紹介していきたいと思います。
第6位 アンドリュー・ラック(アメリカンフットボール)
総年収:5000万ドル(約55億円)
年俸・ボーナス:4700万ドル
スポンサー収入:300万ドル
出身国:アメリカ
トップ10の中でははじめてのアメリカンフットボールからの選出となりました。
アメリカのプロアメリカンフットボールリーグのNFLは2016年のForbesの発表で平均年俸が約2億4,800万円と言われています。
その時点ですでに十分すごいのですがアンドリュー・ラック選手はなんとおよそ22倍の55億円。
アンドリュー・ラック選手はクォーターバック(QB)という司令塔とも言われるポジションを担っており、NFL全体を見てもQBの平均年俸はおよそ18億円とされており次いで平均年収が高いポジションであるワイドレシーバーがおよそ12億円ということからQBの年俸の高さが伺えます。
第6位 ローリー・マキロイ(ゴルフ)
総年収:5000万ドル(約55億円)
年俸・ボーナス:1600万ドル
スポンサー収入:3400万ドル
出身国:イギリス
ゴルフ界からはローリー・マキロイ選手がランクインしました。
一時は不動のトップだったタイガー・ウッズ選手が怪我などで戦線離脱などもあり2017年にはマキロイ選手がゴルフではトップに躍り出ました。
アメリカのプロゴルフツアーPGAでは2015年〜2016年のシーズンの賞金総額はなんと3億3420万ドル、日本円でおよそ350億円となっています。
またPGAでは選手の引退後を支えるべく年金制度が設けられています。
世界140カ国以上で放送されているテレビやWebの放映権やスポンサー収入、グッズの売上などが年金の財源とし、これらをファンド運用することで大きな財源確保をしているのです。
第8位 ステフィン・カリー (バスケットボール)
総年収:4730万ドル(約52億円)
年俸・ボーナス:1230万ドル
スポンサー収入:3500万ドル
出身国:アメリカ
ステフィン・カリー選手は2017年7月頃に史上最高額となる5年総額2億100万ドル(約225億円)で契約更新に合意したと報じられました。
年俸総額2億ドル突破というのは報道時点ではNBA史上初とのことでした。
このステフィン・カリー選手の年俸に対してランキング2位のレブロン・ジェームズ選手は自身のツイッターでステフィン・カリー選手の適正年俸は5年契約で4億ドル(約450億円)を手にするべきだと主張しています。
この背景にはNBAやアメリカのメジャースポーツは各チームの競争力の均衡を保つためにリーグ全体の収入によって年俸の上限を設ける「サラリーキャップ制」という制度を導入しています。
これにより設定された上限を超える場合にはリーグからチームに対して潤沢税が課されるのです。
第9位 ジェームズ・ハーデン(バスケットボール)
総年収:4660万ドル(約51億円)
年俸・ボーナス:2660万ドル
スポンサー収入:2000万ドル
出身国:アメリカ
8位のステフィン・カリー選手が報道時点でNBA史上初の契約とお伝えしましたが、その金額を超えたのがこのジェームズ・ハーデン選手です。
ヒューストン・ロケッツと4年2億2800万ドル(約260億円)の『スーパーマックス契約』を締結したとステフィン・カリー選手の契約報道後すぐにこのニュースが報じられ話題となりました。
ジェームズ・ハーデン選手は現在の契約が2019年まで残っているため、その後4年間、2023年までヒューストン・ロケッツとの契約を結んだこととなります。
史上最高額の契約と言われた約225億円を35億円も上回ったというのはすごい話ですね。
第10位 ルイス・ハミルトン(モータースポーツ)
総年収:4600万ドル(約50億円)
賞金/年俸・ボーナス:3800万ドル
スポンサー収入:800万ドル
出身国:イギリス
Forbesによると2017年のF1王者に輝いたルイス・ハミルトン選手はフェルナンド・アロンソ選手、セバスチャン・ベッテル選手らを抑えてF1界でトップに躍り出ました。
ルイス・ハミルトン選手は8歳のときにレーシングカートを始め、2年後1995年の10歳のときにはイギリスのカートチャンピオンタイトルを獲得したそうです。
そして2007年にF1に参戦しマクラーレン・メルセデスからデビューしました。
そして開幕戦からなんと9戦連続で表彰台に上り当時の世界チャンピオンで同じチームのファーストドライバーでもあったフェルナンド・アロンソ選手をも凌ぐ活躍を見せていました。
そして2017年に4度目となるF1王者に輝きました。
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どのスポーツが高収入?
さて上で6位から10位までご紹介してきました。
ここからは少し視点を変えながらランキングを見ていきたいと思います。
どのスポーツに稼いでいる人が多い?
いったいどのスポーツの選手が稼いでいるのでしょうか。
ランキングの100までの選手を並べてみると下のようになります。
種目 | 人数 |
バスケットボール | 32人 |
野球 | 22人 |
アメリカンフットボール | 15人 |
サッカー | 9人 |
テニス | 6人 |
ゴルフ | 5人 |
モータスポーツ | 5人 |
ボクシング | 3人 |
陸上 | 1人 |
格闘技 | 1人 |
クリケット | 1人 |
数えてみるとバスケットボール選手が32人で圧倒的に一番多いことがわかりました。
その次に野球がきてアメリカンフットボールがランクインします。
実際にNBAの平均年俸は約7億3,200万円と言われています。
これはMLB(メジャーリーグ)の約5億2,000万円より2億円も高い平均年俸となっています。
国別に見てみるとどうか?
では次に出身国別に見てみるとどうなるでしょうか。
出身国 | 人数 |
アメリカ | 65人 |
イギリス | 6人 |
ドミニカ共和国 | 5人 |
スペイン | 3人 |
アルゼンチン | 2人 |
ドイツ | 2人 |
日本 | 2人 |
ベネズエラ | 2人 |
アイルランド | 1人 |
インド | 1人 |
ウクライナ | 1人 |
ウルグアイ | 1人 |
コロンビア | 1人 |
ジャマイカ | 1人 |
スイス | 1人 |
スウェーデン | 1人 |
セルビア | 1人 |
フランス | 1人 |
ブラジル | 1人 |
ポルトガル | 1人 |
メキシコ | 1人 |
圧倒的にアメリカ出身の選手が多いですね。
種目を見ても、上位3つはアメリカ発祥のスポーツということもわかりますね。
スポーツの注目度やスケールがとても大きいということなのでしょうか。
日本人では錦織圭選手と田中将大選手がランクインしています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は前回に引き続きスポーツ選手の年俸についてご紹介してきました。
アメリカの高額な年俸の裏にはリーグの取り組みやそのスポーツを盛り上げるための制度など様々なことがあったのですね。
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