フィギュアスケートの賞金はいくら?世界選手権など大会別金額まとめ

フィギュアスケート

前回の平昌オリンピックでは、66年ぶりの快挙として羽生結弦選手が五輪連覇を達成。

そして2位には同じく日本代表の宇野昌磨選手がランクイン。近年たくさんの日本人選手が活躍するフィギュアスケート!

同じ日本人として誇らしいですね。

現在2019年3月は埼玉県で世界選手権が開催されており、日本中の注目を集めています。

これだけ、注目を集めるとフィギュアスケート選手のお金の事も気になるのではないでしょうか?

普段、私たちが応援しているアスリートがいくら位稼いでいるか気になりますね。

本記事では、フィギュアスケートの優勝賞金を大会毎に分けてご紹介します。フィギュアスケート選手の獲得賞金が気になる方はぜひ本記事を参考にしてください。

フィギュアスケートの主な世界大会

優勝賞金について発表する前、に現在行われているフィギュアスケートの主要な大会を紹介します。

フィギュアスケートでは、International Skating Union=国際スケート連盟(通称 ISU)の世界ランキングと、同じくISUが管理する、シーズン毎の世界ランキングの2種類を採用しています。

どちらもISUが管理しているランキングなんですが、シーズンはその年だけのランキングになっており、通常テレビなどで報じられる世界ランキングというのは3年間の活躍によるランキングなんです。

選手達は年間を通じ、様々な大会に出場し世界ランキングをあげているのです。

ここからは主要な大会を特徴と合わせて紹介します。

世界選手権

まず紹介するのは世界選手権です。世界選手権は、国際スケート連盟 (ISU) が行うフィギュアスケート単独の大会としては最大の大会となっています。

世界選手権で獲得できるランキング算出ポイントも、オリンピックと同等として扱われています。この大会の成績で翌年の世界選手権の(翌年にオリンピックがある場合はオリンピックも)出場人数も決められます。

欧州選手権

ヨーロッパ選手権は世界フィギュアスケート選手権やオリンピック以上に古い歴史と伝統を持つ大会で、国際スケート連盟加盟のヨーロッパ各国スケート協会に所属する選手で行われる選手権大会です。

これまでに、国内の選考大会でオリンピックや世界選手権代表の内定を得ていた者であっても、欧州選手権で思うような演技ができなかった場合は内定を取り消すこともあるなど、非常に重要な大会です。

ヨーロッパ以外の地域が行う選手権は、四大陸フィギュアスケート選手権となっています。

四大陸選手権

四大陸フィギュアスケート選手権は、国際スケート連盟に加盟している国のうち、ヨーロッパを除いた国と地域が参加するフィギュアスケートの国際大会で、出場資格を持つのは、アフリカ・アジア・アメリカ・オセアニアの各大陸の選手となっています。

フィギュアスケートの大会としては比較的歴史の浅い大会で、”ヨーロッパフィギュアスケート選手権”に並ぶ大会として1998-1999年シーズンに創設されました。各国持ち回りで1月または2月に開催されています。

グランプリシリーズ・グランプリファイナル

グランプリシーズンは、国際スケート連盟(ISU)が承認するフィギュアスケートのシリーズ戦。

前年度の成績などにより出場資格を満たした選手たちが出場する、アメリカ、カナダ、中国、フランス、ロシア、日本で開催されるシリーズ戦と、6大会の上位選手が出場する事のできるグランプリファイナルがあります。

【グランプリシリーズ6大会】

・カナダ大会(スケートカナダ
・アメリカ大会(スケートアメリカ
・中国大会(カップオブチャイナ)
・フランス大会(トロフィーエリックボンパール)
・ロシア大会(カップオブロシア)
・日本大会(NHK杯

世界フィギュアの優勝賞金はどれ位!?大会別の金額一覧表

主な大会についてはわかったけど、優勝賞金はどれくらいもらっているのか気になるところだと思います。

下記は主要の大会毎の優勝賞金を表にまとめたものです。

大会名優勝賞金
世界選手権約490万円
欧州選手権約220万円
四大陸選手権約160万円
グランプリファイナル(グランプリシリーズ)約270万円(約200万円)

これほどまでにメディアで取り上げられているのに、他のスポーツと比較して見ると意外と少なく感じた方も多いのではないでしょうか?

元フィギュアスケート選手の織田信成選手も賞金だけだと優勝しても赤字になるということをおっしゃっていました。

元フィギュアスケーターで振付師の村主章枝さんは以前テレビ番組にご出演された際に、18歳から22歳にかけてフィギュアスケートの練習代等に年間2,000万円かかっていたとお話していました。

  • 靴・刃代(30万円)
  • 衣装代(年間数万円〜100万円)
  • リンク代(年間50万円〜60万円)
  • レッスン代(年間100万円〜1,000万円)
  • 海外遠征費(年間100万円〜500万円)
  • 振り付け代(年間20万円〜150万円)

費用の内訳はおおよそこんな感じではないでしょうか?

もちろんこれらの大金を自己負担している人もいれば、実績によってスポンサー支援を受けている人もいます。

例えば羽生結弦選手はANAと契約しているので遠征費などの費用は会社が負担しています。

しかしスポンサーが付くような選手はごく一部というのが現状です。

【番外編】オリンピックで金メダルを獲得したら?羽生選手の賞金を発表!

やはり大会と言ったらオリンピック!

ここまでは、主要な大会の優勝賞金を紹介しましたが、オリンピックの賞金はいくらになるのでしょうか?

ここからはオリンピックでの優勝賞金も合わせて紹介します。

ご存知の通りオリンピックでは大会の優勝賞金はありません。しかし、優勝するとオリンピック委員会と所属する団体から賞金がもらえます。

フィギュアスケートでは、下記の2つの組織から賞金が与えられます。

①JOC(日本オリンピック委員会)

②日本スケート連盟

2つの組織から貰える金額は同じで、以下の通りです。

【オリンピックの報奨金(フィギュア)】

金メダル‥500万円

銀メダル‥300万円

銅メダル‥100万円

2016年のリオオリンピックから金メダル賞金額が500万円に引き上げられてこの金額になりました。

2014年のソチオリンピックまで賞金額は300万円でした。

つまり、前回平昌オリンピックで金メダルを獲得した羽生結弦選手の優勝賞金は1000万円となるわけです。

ちなみに、ソチオリンピックの時に金メダルを獲得した羽生選手は、その時に獲得した優勝賞金を全額被災地に寄付したそうです。アスリートとしてでなく人間としても素晴らしいなんて本当に素敵ですね。

2020年の東京オリンピックは日本での開催でもあり、更なる報奨金の引き上げやコートなど指導者に対しても賞金を支払うことが検討されているそうです。(読売新聞より)

今後も冬季オリンピックでも、手厚い待遇を施されて、より多くの日本人選手が世界を相手に活躍できるようになるのを願っています。

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