近年、インスタグラムなどで「出生体重貯金」が話題になっています。
このブームの発端はゆうちょ銀行のCMだと言われており、その内容は「ゆうちょ銀行の口座開設の際に、出生体重と同じ金額を入金する」というものでした。
子供の成長に合わせて入金、貯金をすることで、なんでもない通帳が子供の思い出の品とすることができるのであれば、お父さんやお母さんは試してみたくなってしまいますよね。
そこで今回は、この「出生体重貯金」の詳しい方法について解説します。
なんとなく、子供の体重に合わせて入金、記録するとわかっていても、正確な方法がパッとせず中々始められないという方もいらっしゃると思います。
ぜひ本記事を参考にして、今からでもお子さんの成長の記録を残してあげてましょう。
ママの間で話題沸騰!出生体重貯金って何?
「出生体重貯金」という言葉で話題になっていますが、「体重」のみならず、「出生年月日」「出生時間」「身長」などの情報も記録している人が多いようです。
子供名義の銀行口座を開設し、そこに上記の記録したい項目ごとに入金します。
そして、名義人の名前を各項目名に変更することで、完成です。
例えば、お子さんについて記録したい情報が、「出生日:2019年1月1日」「時間:19時19分」「体重:3333g」「身長:55cm」である場合には、以下のように入金をします。
名義人 | 入金額(円) |
YEAR | 2019 |
BIRTHDAY | 1911(2019年1月1日) |
TIME | 1919 |
WEIGHT | 3333 |
HEIGHT | 55 |
この入金、貯金を子供成長とともに繰り返していくことで、子供が大人になった時に、ある程度の貯金ができているはずですので、学費等に当てることもできますね。
また、子供が生まれた時点での入金額は、体重のみであれば3000〜4000円程度と、そこまで大きな負担にはならずに貯めることができますので、非常に良い貯金額の目安と言えそうです。
各ご家庭によってお子さんの人数が異なると思いますので、上記とは別の項目を記録したい、または身長のみを記録したいなど、それぞれのペースで貯金することをお勧めします。
そうすることで、結果的に他のご家庭の記録方法とは違ったオリジナルの思い出の品を作ることができますね。
出生体重貯金の始め方
現在、実際に「出生体重貯金」を始められている人の多くはゆうちょ銀行の口座で行なっているようです。
そこで、以下ではゆうちょ銀行の口座にて「出生体重貯金」を始める手順を説明してきます。
事前に準備するもの
まず、子供の口座を解説する必要があります。
準備する必要のあるものは以下です。
- 印鑑
- 子供の保険証
- 母子手帳
- 親の身分証
そして、実際に窓口で子供の口座開設が済んだら、次に入金を行います。
子供の入金時には、当然ですが以下のものが必要ですので、忘れないようにしましょう。
- 子供名義の銀行口座
- 親名義の口座(もしくは入金する現金)
- 記録したいこ
ATMの操作手順
では、必要なものが揃ったら、ATMの操作手順について説明します。
まずは、1回の送金手順を以下で確認してみてください。
ATMの送金手順
- 送金ボタンを押し、口座への送金を選択
- 親の通帳(送金する口座の通帳)またはカードを挿入し、暗証番号を入力
- 送金先(子ども名義の口座)の記号番号を入力し、確認ボタンを押す
- 送金額を入力し、確認ボタンを押す
- 名義人の名前が出たら「変更ボタンを押し、次の画面で任意の文字列に変更する
- 確認画面で内容を確認し、間違いがなければ確認ボタンを押す
この一連の流れを、記録したい項目の数だけ繰り返す必要があります。
例えば、お子さんについて記録したい情報が、「出生年月日:2019年1月1日」「時間:19時19分」「体重:3333g」「身長:55cm」である場合には、先ほどの例だと、「YEAR」「BIRTHDAY」「TIME」「WEIGHT」「HEIGHT」の5回送金する必要があります。
送金手続きを行う際には、「名義人」の「変更ボタン」を押し、項目名に変更することを忘れないようにしてください。
出生体重貯金をする時の注意点
次に、「出生体重貯金」をする際の注意点をみていきましょう。子供の記録を残し、夢中になってしまいがちですが、注意すべき点が2点ありますので、意識しておきましょう。
①:ATMの長時間滞在は避けよう
まず1点目には、記録したい項目の数だけ、送金を行う必要があるため、ATMの滞在時間が長くなってしまうことがあげられます。
一回の送金に2分かかるとしても、5項目記録したい場合には、計10分かかってしまうことになります。
時間帯や場所によっては、ATMを利用する人も多いこともありますので、後ろに待っている人がいないか注意しましょう。
特に、コンビニのATMは利用する人が多く、台数も限られていますので、銀行のATMであれば、台数も多く、時間帯を選べば空いているため、一気に5回分の送金をすることもできるかもしれません。
②:手数料に気をつけよう
また、送金回数が多くなればなるほど、手数料がかさむことにも注意すべきでしょう。
ゆうちょATMは、引き出し手数料は無料、また、ゆうちょATMでの口座間送金(電信振替)は月1回まで無料です。
しかし、口座間振替は、2回目以降は1回につき123円の手数料がかかりますので、何度も送金をする場合には中々の金額が発生してしまいます。
そのため、親御さん、お子さんのいずれもゆうちょ銀行で口座解説をしておくことがお勧めです。
もし、親御さんがゆうちょ銀行以外、お子さんがゆうちょ銀行の場合には、送金の度に108円程度の手数料がかかります。
「出生体重貯金」を始める際には、どこの口座を利用するかは入念に検討した方が良いでしょう。
【補足】赤ちゃん口座の作り方
最後に、赤ちゃん口座の作り方について解説しておきます。
「出生体重貯金」以外にも、お年玉の貯金などにも利用できるため、少々面倒ではありますが、開設しておく事をオススメします。
ゆうちょ銀行の場合
全国に窓口のあるゆうちょ銀行で、赤ちゃん口座を解説する際に必要なものは以下になります。
- 0歳児本人の確認ができるもの
- 親権者である保護者本人の確認ができるもの
- 届出印として登録する印鑑
通常、本人確認には、顔写真付きのものが必要となりますが、赤ちゃんの場合には顔写真付き証明書類の準備が難しいため、母子手帳や保険証等の書類を持参すれば大丈夫です。
メガバンクの場合
ゆうちょ銀行以外の、みずほ銀行・東京三菱UFJ銀行などの場合にも、店頭での申し込みに関しては基本的に必要なものは同じです。
ただし、店頭以外での申し込みを行う場合には、各銀行ごとに方法が変わってきます。
特に、各メガバンクで、メールでの開設方法で多少手順が異なり、また、必要な本人確認書類も違ってきます。
赤ちゃん口座の開設をする際には、まずはお子さんと一緒に必要書類を持って店頭に足を運ぶようにしましょう。
もし、店頭に足を運ぶことが難しい場合には、各銀行のホームページや電話での問い合わせで事前に方法や必要書類の確認を行うようにしてください。
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