パートでも住宅ローンは組める?夫と収入合算できる?

夫婦

住宅購入は、人生で最も大きな買い物と言われています。家族にとって理想の住まいを探すのは楽しいですよね。しかし、そこで問題になってくるのが住宅ローンだと思います。

 

大半のご家族が住宅ローンを利用してマイホームを購入します。どれだけ理想的な物件を見つけたとしても、住宅ローンを借りられなければ、家を買うことはできません。

 

そこで疑問に上がるのが、「パートやアルバイト収入は夫と合算して申し込みできるのか」ということではないでしょうか。

 

正社員じゃなければ、住宅ローンを組むのは難しいのでは?と思う主婦の方もいらっしゃると思います。

 

しかし、銀行によっては、パートやアルバイトでも旦那の収入と合算して住宅ローンを組むことは可能です。

 

本記事では、パートの人でも住宅ローンを組む事ができる銀行や住宅ローンを組むためのポイントを紹介していきます。今後住宅ローンを検討しているご家族はぜひ参考にしてください。

パート主婦でも住宅ローンは組める!審査は厳しい?

会社員 相談

冒頭でお伝えした通り、パートアルバイトでも住宅ローンの審査対象になります。しかし、やはり正社員と比べると審査は厳しくなっており、一部の金融機関によっては審査対象外にもなっています。

 

パート・アルバイトの審査が厳しくなる理由は、「安定的な収入が見込めない」という点が大きいです。

 

20年や30年という長期間の借り入れを行うのが一般的な住宅ローンでは、銀行側も「この人は長い間しっかりと返済するだけの収入があるだろうか」という点を重視します。

 

基本的にパートやアルバイトの場合、同じ会社で数十年も長く勤務することは稀だと思います。

 

また、正社員と比べるとパートやアルバイトは解雇をされやすい傾向があるので、勤務先の会社に万が一の事が起こった場合、正社員よりも先に職を失う可能性も高いとみられます。

 

こういった点からパートの住宅ローン審査は厳しくなっています。

 

もちろん、全く借りられないわけではなく、銀行によって審査基準は異なります。

 

例えば、民間銀行の場合、パートやバイトでも勤続年数は最低3年以上求められるケースが多いです。さらに、勤務先での社会保険に加入しているかという点を審査条件にしているところもあります。

 

もし社会保険に加入していない場合は、年収が106万円未満ではないか、所定労働時間が週20時間未満ではないかといった加入条件を確認して、もし条件を満たしていても加入をしていないようであれば、勤務先に加入したい意思を伝えましょう。

 

一定条件を満たせば、企業側にも社会保険は加入させる義務が発生するのですが、中小企業や立ち上がったばかりの会社だと、このあたりが曖昧になっているケースもありえます。

 

社会保険(厚生年金・健康保険)の加入条件について知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

 

パートでも旦那と収入合算で借り入れできる銀行を紹介!

ヒント
パートでも、収入を合算して夫婦全体の収入をもとに借り入れすることは可能です。

 

収入合算とはその名の通り、夫婦それぞれの収入(年収)を足し合わせることです。夫の年収が500万円、妻の年収が300万円だった場合、合わせて年収800万円とすることができます。住宅ローンの借入可能額は年収から算出されるため、夫の収入だけでは借りられない住宅ローンも、収入合算することで借りられる可能性があります。

 

しかし、全ての金融機関で可能なわけではなく、パート主婦の収入合算ができる銀行とできない銀行があります。

 

また、収入合算を認めている銀行でも、パート年収を100%含める、パートの年収を50%含めるなど、収入合算できる割合に違いがあります。このパートでは収入合算をできる銀行をご紹介します。

パート収入を100%合算できる銀行

  • フラット35(勤続1年以上、上限100万円)
  • 中国銀行
  • 新生銀行(前年度税込年収200万円以上必要)
  • 南都銀行(パート、派遣社員は勤続2年以上)

 

条件付きでパート収入を合算できる銀行

  • フラット35
  • イオン銀行(勤続6ヶ月以上)
  • 楽天銀行
  • 池田泉州銀行
  • 関西アーバン銀行
  • 近畿大阪銀行(上限100万円)
  • 三重銀行(勤続1年以上)

 

具体的な条件は各銀行HPで確認してみてください。地方銀行は50%までであれば収入合算可能のところが多いようです。

 

ご検討されている方はお住いの地域の地方銀行に一度、問い合わせてみてください。

住宅ローンの収入合算方法は3パターン

ハテナマーク

収入合算には「連帯債務」「連帯保証」「ペアローン」の3つの制度があります。制度の内容を以下にまとめました。

①連帯債務

連帯債務では夫か妻どちらかを主債務者として、夫妻で1本の住宅ローンを組みます。

 

夫も妻も債務者になりますがその債務はどちらも同額であり、また、随時どちらも金融機関からの返還請求を受ける可能性が出てきます。

 

つまり「ローンを2人で協力して返済していく」というのが、連帯債務型の収入合算の特徴となります。ローンの契約数自体は1本ですが、夫婦それぞれがローンを負担するので、妻も家の持分を持つことになります。また負担する分を、両者別々の口座から引き落とすことも可能です。

 

団体信用生命保険の取り扱いは金融機関によって異なりますが、主債務者が亡くなった時に全額の保険金を受け取れ、従たる債務者が亡くなった時は適用のない形が多いようです。

 

つまり、夫が死亡すれば妻の債務は免除になりますが、妻が死亡した場合には、夫に全ての債務が降り注ぎます。

 

たとえ負担割合が「夫:妻=1:1」だとしてもです。

 

そのため、夫と妻の負担割合が近い(1:1や3:2など)場合は、妻が死亡したときのリスクが大きいこともあり、そのような場合は最後に説明する「ペアローン」を選択する方もいらっしゃいます。

②連帯保証

連帯保証の債務者は1人です。連帯保証型の収入合算は、妻の収入を100%とはみなさず、50%ほどが審査対象となるのが一般的です。

 

例えば、年収500万円の夫と、年間のパート収入が200万円の妻が連帯保証型の収入合算をしても「年収600万円」としかみられません。

 

なぜ妻の収入の割合額が少ないのかというと、「連帯保証人」は共有者や債務者の1人ではなく、あくまで夫の保証人でしかないからです。連帯保証人型の債務者は、あくまで夫1人です。

 

連帯保証人の役目は、債務者の返済が滞った場合に保証すること。基本的な考え方として、共有者ではないので家の持分はなく、毎月の支払い義務もありません。

 

ただし、債務者の返済が滞った場合には、債務は連帯保証人である妻に移行します。

 

また、団体信用生命保険は、連帯責務と同じで債務者である夫のみが加入できます。

③ペアローン

ペアローンは連帯保証と違い、両者が「債務者」になります。

 

その為、物件に対して夫婦別々に住宅ローンを組み、それぞれが返済していくきます。つまり、1軒の住宅を購入するのに2本の住宅ローンを組むことになります。

 

例えば、3,000万円の住宅を全額借入で購入する際、夫が2,000万円、妻が1,000万円の住宅ローンを組み、連帯保証人はお互いが担うことになります。

 

購入する住宅の土地と建物の持ち分は、住宅ローンの負担額に応じて決められることが一般的です。上記例で言うと、夫が2/3、妻が1/3という持ち分になります。

 

また、2本の住宅ローンを組むため夫も妻も、団体信用生命保険に加入できます。

 

例えば、上記の例だと夫が亡くなるなどして保険の適用を受けると、2,000万円の住宅ローンの残債分に、妻が亡くなるなどして保険の適用を受けると、1,000万円の住宅ローンの残債分に対して保険金を受け取ることができます。

 

持分もお互いが負担に応じて有することになるので、住宅ローン控除も夫婦それぞれ受けることができます。

 

パート主婦家庭が住宅ローンを組むためのポイント

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ここまでパート家庭だと正社員と比べて審査が厳しいという事について説明しました。

 

で住宅ローンを組む場合に重要となってくるのが、必ず返済できる、信用があるということを銀行へアピールすることです。そのためのポイントを3つ紹介します。

①頭金をしっかり準備する

まず1つ目は住宅ローンの頭金を増やす方法です。一般的に住宅ローンは販売価格の10%というのが相場ですが、頭金を増やすことにより結果的に借入額が減ることとなり、その分住宅ローンの審査も軽減します。

 

パートの場合、住宅ローンを組もうとする前に、できる限り頭金を事前に多く用意しておくのが良いでしょう。

 

また、貯金額が少ないと、返済能力が低いと判定される可能性があります。

 

頭金の準備の有る無しで、審査自体に影響を及ぼすのです。もし仮に頭金ゼロで借りれたとしても、将来の返済が苦しくなるリスクもあります。早めの準備を心がけましょう。

 

②借入金額を抑える

住宅ローンを組む時のポイント2つめは、借入額自体を抑えることです。

 

借入金をなるべく抑えることで、返済負担は当然軽くなります。最低限年収と返済額の割合を30%以下までにすると、無理のない返済だとみてもらえることが多く、審査が通りやすくなります。

 

今後住宅ローンを組む際は、物件が将来の自分の収入も見据えて見合った価格かどうか、借り換えの場合は、残りの借入金を少しでも減らす手段はないか(一部繰上げ返済)を考えてみましょう。

③別で借り入れがある場合は完済してから申し込む

もし別の金融機関で借り入れがある場合は、完済してから住宅ローンを申し込みましょう。

 

収入合算で借り入れする場合、合算者である奥さんの個人情報・支払い記録などをチェックされます。審査が借り入れがあっても通る場合でも嘘をついてしまった場合、それだけでNGになる銀行もあるので要注意です。

 

もし奥さんが借り入れ・個人情報でブラックがあったりしたら、旦那さんだけの審査になります。もちろん、その逆も然りで、旦那さんの個人情報に傷があった場合も同様です。

 

カードローンやリボルビング払いがある場合は完済しましょう。どうしても使ってしまう習慣がある方は、不要な出費を出さないように要らないクレジットカードは処分、取り出しづらい所にしまう等の対策をおすすめします。

 

車のローンは、完済が難しい場合は一部繰上返済をしていってなるべく支障のでない形にしましょう。少しでも審査を通りやすくするために、収入以外の基準をクリアすることはとても重要です。

将来のライフプランを見据えて、ご家庭に合った住宅ローンを選びましょう

お金と人と空

パートだと住宅ローンの審査に通らない、そう考えている方も多いかもしれません。しかし、今回ご紹介したように、銀行へ返済能力があることをアピールすれば、審査を通過する可能性が高くなります。

 

種類の住宅ローンの収入合算方法紹介しました。それぞれの特徴をしっかり理解し、ご家庭のライフステージを踏まえて、最もお得な住宅ローンを選ぶと良いでしょう。