40代の保険料はいくら?安く抑えるポイントやおすすめの選び方は?

子供と遊ぶ夫婦

40代の皆さん、どのような保険に加入していますか?

40代といいますと、自分の老後や親の介護、お子様がいらっしゃる場合はその進路など、自分のことだけでなく、様々なことを考えなくてはいけない年代です。

また、会社ではメインの労働力となることが多いため、公私ともに人生で一番充実する年代といっても過言ではありません。

では、そんな40代の人々は、どれぐらいの保険に加入しているのでしょうか?

40代と一言で言っても、独身の方からファミリーまで、さまざまな形態があります。そのような人々が、それぞれどのような保険に加入しているのか、保険料から見ていきます。

保険料をチェックした後は、40代の保険選びのポイントや、保険料をグッと抑えるコツなどを紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください!

40代の平均的な保険料はいくら?独身・夫婦・ファミリーごとに紹介!

では、40代の平均的な保険料を、独身・夫婦・ファミリーの3つに分けてみていきましょう。

男性女性
独身15,492円12,643円
夫婦(一人当たり)13,588円
ファミリー(父母一人当たり)13,855円

保険市場調べ

まずは独身の40代の保険料から見ていきましょう。

男性の方が平均して3000円ほど高い保険料を支払っていますね。

圧倒的な差というわけではないので、これといった理由はないと思いますが、強いて言うなら死亡保険料は男性の方が少し高い傾向がある、ということぐらいでしょうか。

その理由はいたって単純です。それは、平均寿命が女性の方が長いからです。

男性の方が、先に亡くなって死亡保険金を受け取る確率が高いので、男性の方が少しだけ保険料が高めに設定されています。

40代夫婦の保険料を見てみると、全世代の夫婦で一番保険料が高くなっていました

やはり働き盛りの40代に、何かあって収入が無くなると生活が危うい、という危機感からなのでしょう。

40代のファミリーを見てみると、こちらも全世代の夫婦の中で一番保険料が高くなっていました

やはり、先ほども述べた通り一番の働き盛りだということもありますし、子供の教育費もぐんぐん上がってくる年代ではないでしょうか?

そういったことを考えて、高額な保険金が下りる保険に加入しておこうと考える40代の方々は多いようですね。

保険選びの際に考えるべきポイントは?独身・夫婦・家族ごとに紹介!

では、40代が保険を選ぶ際に考えるべきポイントを紹介します。

40代独身のポイント

40代の独身の保険選びのポイントは、一般的な病気やけがによる収入減のリスクに加えて、親の介護という問題も考慮しなくてはいけません。

40代というと、親がそろそろ高齢者と呼ばれるような年齢になったという人も増えてくるころだと思います。

たとえ今は元気でも、思いもよらぬケガや病気で、要介護状態になるということは、何ら珍しいことではありません。

そうなったときに、もし自分以外親の介護をできる人がいなかったら、介護サービスを利用するにしても、自分の負担は確実に増えますよね。

そうなったときに、現在のお仕事との折り合いをどうつけるかということも、大事になってきます。

40代夫婦のポイント

40代夫婦の保険選びのポイントは、フルタイムの共働きか、そうでないかということで大幅に変わってきます。

フルタイムの共働きの場合は、仮にどちらかが亡くなっても、残された方は自身の収入だけで暮らしていける可能性が高いため、高額な死亡保険金を伴う生命保険は必要ないでしょう。

ですので、将来的な親の介護や、お葬式関連の費用など、自分に必要な分を計算して、生命保険に入るかどうか決めましょう。

逆にどちらか片方が世帯収入のほとんどを得ている場合は、その方が亡くなった時のために、生命保険に加入しておくことをお勧めします。

また、40代というのは、病気のリスクも若いころに比べて上がってくる年代です。

病気にかかって働けなくリスクを想定し、医療保険に入っておくのも手です。

特にがんの治療など、長期間にわたって入院・通院が必要になる場合や、先進医療を受ける可能性も考えるのなら、それらをカバーする入院特約や先進医療特約等を検討しましょう。

40代ファミリーのポイント

40代ファミリーというのは、子供も育ち盛りで、場合によっては住宅ローンもあったりして、出費が多い年代でしょう。

そのため、子供の教育費がいったん落ち着くまでは、老後の費用など将来的に必要になるお金のことよりも、今の生活を維持することを優先しましょう。

将来のためのお金を確保するために、今の生活がおろそかになってしまったら元も子もありません。

ちなみに、小学校から大学まですべて国立の場合、子供一人につき教育費は最低でも1000万円かかると言われています。

私立の学校等、さらに費用が掛かる場合もありますので、貯蓄や教育方針を今一度話し合ってみましょう。

また、病気などで働けなくなり、子供の学費を払えなくなってしまうというケースも考えられます。

そのようなリスクを考慮するのなら、就業不能保険などの、収入保障がついた保険に加入しましょう。

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それでは、40代が保険料を安くするコツを紹介します。

① 割引制度を利用する

保険には割引制度があるものが存在することをご存知ですか?

割引制度がある保険だと、条件をクリアすることで保険料が割引されます。

その条件というのは様々ですが、よくあるものだと、禁煙割引と健康体割引でしょうか。

  • 禁煙割引

禁煙割引とは、禁煙している人の保険料が割引される制度のことです。

これは主に生命保険に適用される制度で、禁煙割引を受けるには、禁煙してから基本的に1年間経過していることが条件です。

ただ、会社によっては2年間としているところもありますので、加入を考えている保険会社に問い合わせてみましょう。

  • 健康体(優良体)割引

保険において健康体というのは、一般的に「BMIが18から27の範囲であること」や、最高血圧値140mmHg未満かつ最低血圧値90mmHg未満」などの条件をクリアしている人のことを指します。

BMIというのは、体重と身長の関係から算出される、肥満度を表す数値で、

体重kg ÷ (身長m)²という式で求められます。

例えば、身長が160センチで体重が50キロならば、19.53となり、健康体といえますね。

このような保険料割引制度が存在するのは、健康な人に対する不平等感を少しでも減らそうという目的があるからでしょう。

健康な人からしても、病気をほとんどしないのに、よく保険金を受け取る人と同じ額の保険料というのは、なんとなくもったいない気がしますよね。

保険会社としても、健康な人が全員保険を抜けてしまったら、保険というものが成り立たないので、このような割引制度を導入しているんだと思われます。

最近では、健康維持のためにジムに行っていると、保険料が安くなる「ジム割引」というものもあるようです。

割引の種類にかかわらず、保険料割引制度があるかどうかは、保険会社次第ですので、ホームページ等で確認することをおすすめします。

② ネット保険に加入する

最近はメジャーとなりつつあるネット保険を利用するというのも、保険料を節約する方法の一つです。

ネット保険は、店舗代や人件費を削っているため、保険料が安く設定されていることが多いです。

申し込みから契約までオンラインで完結する保険会社も多いので、24時間365日、自分の好きなタイミングで保険の申し込みをすることができます。

ネット保険専門の会社もあれば、大手の保険会社がネット保険にも参入していることもあるので、最近できた保険会社が不安だと感じるのであれば、大手絵の保険会社を利用しましょう。

ただ、その場合でも比較のために、何社かネット保険会社も確認しておくことをお勧めします。

③ 共済保険を活用する

共済は、保険料が安く、主要な保険がワンセットになっているお手頃な保険です。

共済は、民間保険会社と違って非営利で運営されているため、お手頃な保険料で保険が提供されているということが、大きなメリットです。

ただ、保険料が安いこともあって、保障金額が少なめです。お子様がいたり、一家の大黒柱が共済一本で行くのは、少し危険かもしれません。

独身で貯蓄に余裕があったり、通常の保険プラスワンで入る分にはおすすめできますよ。

40代のファミリーが、子供の教育費が落ち着くまで加入する等、一時的に保障を手厚くしたというとき、共済は選択肢の一つになるでしょう。

④ 掛け捨て型の保険を選択する

保険には大きく分けて、貯蓄型の保険掛け捨て型の保険の2種類があります。

貯蓄型の保険は、満期を迎えると、満期保険金というものが受け取れます。満期保険金は、振り込んだ保険料の合計より多いこともあるので、貯金の代わりとして利用することができます。

また、途中で解約することで解約返戻金というものを受け取れる場合も多く、緊急時のための資金として活用することもできます。

それに対し掛け捨て型の保険は、満期保険金や、解約返戻金がない代わりに、保険料が圧倒的に安いです。

40代ファミリーで、子供が大きくなるまでといった、限定的な期間だけ高額な保険が欲しい場合は、うってつけの保険ですね。

⑤ 特約に不要なものや被っているものがないか確かめる

医療保険などによくある特約ですが、保険の営業マンに言われるがままにつけた結果、自分でもよくわからなくなってしまった、という人もいるんじゃないでしょうか?

もう一度、改めて特約を確認してみると、明らかに不要なものが混ざっていたりします。

また、生命保険の医療特約や傷害特約があるにもかかわらず、同程度の医療保険や傷害保険に加入しているということもあり得ます。

そのような不要な特約を整理して解約することで、保険料が安くなるかもしれませんね!

⑥ 保険自体を見直し、乗換や解約をする

いろいろ保険料を安くする方法を紹介してきましたが、いっそのこと保険自体を見直してみるというのも、大きな手です。

ただ、保険を見なおすとはいっても、契約書だのなんだのよくわからないという人も大勢いらっしゃると思います。

そんなときは、プロに保険の見直し相談をするという手もあります。

無料で保険相談できるところもたくさんありますし、自分に合ったよいよい保険を紹介してくれることでしょう!

以下のページでおすすめの保険相談所を紹介していますので、是非参考にしてください!

40代は病気のリスクも上がる!自分の老後も見据えつつ保険を選ぼう!

いかがでしたでしょうか?

40代というのは、初めて病気が死因の1位になる年代です。

厚生労働省のホームページによると、40代の死因の第一位は悪性新生物、要するにがんです。

ちなみに、20代~30代までの死因第一位は自殺です。

40代は病気のリスクが上がると同時に、親の介護・自分の老後・子供の将来など、考えなくてはならない重大なことが非常に多いです。

そんなときに、保険の心配で時間や精神を浪費したくないですよね。保険の心配をするのは悪いことではないのですが、あくまで「保険」ですので、ほかに考えるべきことはあるでしょう。

どうしても自分のなかで答えが出なかったら、家族やプロに相談してみましょう。

大事な40代、心配事なく有意義に過ごしたいですよね!

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