自動車を購入するときには購入価格も大切ですが、中古車として将来的に売却する際にどのくらいの価格で売れるのかということをチェックしておかなければなりません。
車を乗り潰すのではなく下取りに出すのであれば、「購入価格-下取り価格」が実質的な負担になりますので、購入金額が同じ車同士でも下取りで高くなれば、実質的な負担は少なくて済むということになりますね。
今回は、どんな車種やメーカーの車がリセールバリューが高いのか、また外車の場合にはなぜリセールバリューが低くなってしまうのかなどを詳しく解説していきます。
最新版!リセールバリューが高い車10選!おすすめはトヨタ車です!
まずはタイトルにもあるように、リセールバリューの高い人気の車を10個紹介していきます!
みなさんの乗っていらっしゃる車や購入を予定している車はあるでしょうか?
ぜひチェックしてみてください!
トヨタ アルファード
まずはじめに紹介するのは、トヨタのアルファードです。
アルファードはトヨタが提供する最上級のミニバンで、ファミリー層を中心に大人気の車種です。
トヨタのミニバンといえば長らくグランビアやグランドハイエースが君臨していましたが、現在ではアルファードと後述のヴェルファイアが覇権を握っています。
アルファードの特徴としては広々とした車内と、高級感ある内装、安定感ある走り心地などがあります。
トヨタ ヴェルファイア
アルファードとともに現在にトヨタのミニバン市場を牽引するのがヴェルファイアです。
実はヴェルファイアとアルファードは共通のプラットホームを使用していますが、ヴェルファイアの方がよりワイルドなエクステリアを基調としています。
とはいえ内装のラグジュアリーさも圧巻で、小さなお子様づれのご家庭から、2世帯住宅にお住まいで大人数での移動をする方など幅広いユーザーに人気となっています。
トヨタ プリウス
続いて紹介するのはトヨタのプリウスです。
日本のハイブリットカー人気を牽引しているプリウスは今もなお人気を誇っています。
プリウスの特徴としては何と言っても燃費の良さです。
プリウスの燃費はカタログ表記で35km/ℓ~40km/ℓとなっており、街乗りとして利用した際の実燃費でも30km/ℓとかなり燃費が良いことが強みです。
また、エンジン音が静かであり静粛性が高いことも強みです。
ただし静かすぎることから、歩行者や自転車に気がつかれないため、運転にはやや注意が必要です。
トヨタ ランドクルーザー
続いて紹介するのはトヨタのランドクルーザーです。
ランドクルーザーは1954年の販売以来、日本で最も長い歴史を持つ車種となっており、多くのファンを抱えている車です。
一般的な車に比べて車体もエンジンも大きく、パワフルでアウトドアにもうってつけの高級SUVです。
キャンプが好きな方や長距離ドライブで車中泊をするのが好きな方などは人気も高く実用性も高いランクルがおすすめです。
トヨタ ランドクルーザープラド
ランドクルーザーでは車体が大きすぎる、といった方に最近人気なのがランドクルーザープラドです。
ランドクルーザープラドはランドクルーザー に比べると一回り小さな車体で、都内で大きな車体ではやや困るといった方でSUVに乗りたいといった方にはランドクルーザープラドがおすすめですね。
トヨタ ハリアー
続いて紹介するものSUVから、トヨタのハリアーです。
ハリアーもランクルと並んで人気のトヨタのSUVで、高級感のある内装とクルーズコントロールが全グレードに標準装備されていることから高い走行性能が特徴です。
また後方の荷室も広々としているので、大人4人が乗ってもたくさん荷物が詰めるのはかなり大きなポイントですね。
トヨタ ヴォクシー
ヴォクシーは7人乗りや8人乗りに対応しているミニバンであり、特徴なのは低床構造を採用したことで乗り降りしやすい設計になっています。
そのため、ご高齢のご家族がいらっしゃるご家庭などでは重宝する一台でしょう。
2リッターエンジンとなっており、パワーにはやや物足りなさは感じるかもしれませんが、税金面でも家計に優しい一面があります。
トヨタ CH-R
スタイリッシュでカッコよさとSUVの力強さを兼ね備えて大人気なのがトヨタのCH-Rです。
販売当初には、事前の目標の8倍にものぼる4万8000台を売り上げるなど一躍大人気車種となりました。
ボディーカラーも豊富ですが、リセールバリューを気にされるのであれば、ホワイトやブラックなどの万人受けしやすいものにしておくと良いでしょう。
トヨタ エスクァイア
エスクァイアはノアやヴォクシーの姉妹車種にあたるモデルです。
ノアやヴォクシーとは基本的なプラットホームは共通ですが、より高級感のある内容や価格設定となっているという違いがあります。
スズキ ジムニー
最後に紹介するのはスズキのジムニーです。
唯一の軽自動車かつトヨタ以外の車ということですが、長らく日本のアウトドアで活躍してきているジムニーの人気は健在です。
ジムニーというとMT車も人気ですので、AT車・MT車に限らずリセールバリューは高くついています。
そもそもリセールバリューってどうやって決まるの?外車が低くなる理由は!?
ではここからはリセールバリューが決まるメカニズムを簡単に解説していきます。
これを理解しておくことで、値下がりしやすい車とそうではない車を見分けられるようになっていきますので、引き続き気を抜かずにいきましょう!
そもそもリセールバリューとは?意味やメカニズムとは?
そもそもリセールバリューとはどんなものでしょうか?
細かい定義を説明すると、しばしば新車の残価率と言い換えられます。
リセールバリューが高いということは、新車の時の価値がなるべくそのまま中古になっても残っており、下取り価格が高くつくということになります。
基本的にリセールバリューはそれを欲している人の量(需要の大きさ)と中古車の流通量(供給の大きさ)によって変動します。
とはいえ、簡単にいえば人気の高い車はリセールバリューが高く、不人気の車のリセールバリューは落ちてしまうということになるのです。
リセールバリューを左右する条件としては基本的に、車のタイプ・車種・グレード・カラー・オプションなどがあります。
まずはタイプについて。
最近ではSUVが大人気であり、反対にセダンの人気はかなり落ちてきています。
ですからリセールバリューだけを考えると、ミニバンやSUVに軍配が上がりそうです。
車種に関しては先ほど紹介したような人気のものはリセールバリューが高くなりますね。
同じ車種でもグレードやカラー、オプションによっても買い手がつきやすくなります。
特にカラーはホワイトやブラックなどの人気のある色と、そうでない色では下取り価格にかなり差が出るので注意しましょう。
また、オプションなどに関しては、サンルーフの有無はリセールバリューにかなり影響すると言われています。
オプションとしてつけると数万円から10万円ほどかかる場合が多いですが、リセールを考えるとこのオプションは外せませんね。
リセールバリューが低くなる車の特徴は?どうして会社のリセールバリューは下がる?
ではどうして車のリセールバリューは下がってしまうのでしょうか?
簡単にいえば、人気がないからです。
この場合の人気とは、中古車としてその車を欲する人があまりいないということをさします。
具体例として、高級なスポーツカーを考えてみましょう。
こうした車を購入する人はそもそもお金持ちの場合が多いので、中古車を購入するなんてことはしません。
お金持ちは新車に乗るからです。
ですから、高価な車を中古で買おうという人はそもそもターゲットを考えると空白になるので、欲しいと思う人(需要の大きさ)が少なくなり、リセールバリューは下がってしまいます。
また、メーカーに不祥事などがあった場合には一気にそのメーカーの車が中古車市場に出回るので、供給される台数が増えるため、下取り価格が下がります。
こうしたメカニズムとは別で、外国製の車のリセールバリューが下がりがちな理由も押さえておかなければなりません。
最近では改善されているものの、日本車に比べると会社は故障がしやすく、走行距離や年数が経つにつれて維持費や修理代がかさみがちという特徴があります。
これは外車の性能が悪いというわけではなく、日本の気候や道路状況を考慮して作られたものでないことから、車にとってベストな環境で運転されていないという背景があります。
そのため、中古で外車を購入するとあとあと多額の修理代や維持費がかかることは周知の事実なので、中古車として販売する際の価格は低めにつけられるという特徴があります。
同時に、外車に乗りたい方は中古車の価格が安くてどうしても飛びつきたくなるかもしれません。
しかし、仮に購入金額が安かったとしても後々修理や維持にお金がどんどんかかってしまう可能性があるということをしっかりと理解しておかないと痛い目を見ることになってしまいます。
車を一円でも高く売るための基礎知識!お得にマイカーをリセールするコツとは?
では、車をお得に売るためにはどんなことに注意しておけば良いでしょうか?
ここでは車をリセールに出す際に押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
その1 まずはネットで下取り金額をチェックしておく
最近ではアプリを使って、車種や年式、走行距離の入力することで簡単に自分の車の相場を調べることができるようになっています。
あまり詳しいことは参考にはなりませんが、おおよそ、これぐらいが適正価格なのかという価格感を掴んでおくと、不当に下に見られることはなくなるでしょう!
その2 複数の買取店で見積もりをしてもらう
ネットで事前に価格をチェックするだけでなく、可能であれば複数の中古車買取店に下取りをしてもらいましょう。
複数の下取り価格を比較して、最も高い値をつけてくれたところに売るのが上手な交渉術ですね。
その3 下取りに出すタイミングや時期に注意する
基本的に中古車を売るのであれば、1日でも早く売る方が価格はよくつきやすいです。
しかし、年式がかなり古いものでしたら、1〜3月や9〜10月を狙うと良いでしょう。
というのも、1〜3月や9〜10月には決算や半期決算がある中古車販売店が多いので、自動車が売れやすい時期になっています。
下で紹介する走行距離との兼ね合いもありますが、余裕があれば上記のようなタイミングが売り時と言えますね。
その4 走行距離がキリよくなる前に売る
クルマは、走行距離が短いほど買取価格も高くなります。
中でも3万km、5万km、10万kmといった、キリが良い数字は価格に大きく影響する数字となっており、これを超えるかどうかが下取り価格を大きく左右します。
仮に走行距離が4.9万kmと5.1万kmのクルマがあったとすると、実際の走行距離の差は0.2万キロですが、下取りの際の印象は0.2万キロ以上の差が出てしまうのです。
そのため、走行距離が上記のような大台に乗る前にクルマを手放しておくと、高く買い取ってもらいやすくなります。
その5 小さなキズは自力で直しておく
時と場合によりますが、修理代がそのまま売った場合の値下げ額よりも少なくて済むのであれば、見積もりをしてもらった後でも良いので簡単な修理をしておくと良いでしょう!
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