車の維持費を抑えられる!?カーリースのメリット・デメリットとは?

自動車

最近よく「カーリース」というサービスのことをテレビのCMなどで耳にする機会が増えましたよね?

リースというのは、機械などの大きな設備を長期にわたって賃貸する仕組みのことで、要は高額な物を長期にわたってレンタルする方法と考えておいてください。

カーリースとは、リース契約の中でも自動車に関わるものになります。

レンタカーは、1日や長くても1週間ほどの利用になりますが、カーリースの場合には年単位などの長いスパンで企業が持っている車を利用することのできる制度になります。

最近ではシェアリングエコノミーが拡大してきているため、必ずしも自動車を保有していなくとも気軽に利用できる時代になりました。

そんな中で登場したカーリースというサービスの内容と、本当にお得な制度なのかメリットとデメリットをわかりやすく比較していきます。

これからマイカーの購入を検討している方や、自動車を売却してリースでの利用を検討している方にとっては非常に有益な情報ですので、最後までご覧ください!

そもそもカーリースとは!?仕組みやシステムをわかりやすく解説!

では、まずはカーリースのサービスの内容について解説していきます。

カーリースのサービス自体は、2024年までに480万台もの自動車が登録される予想がなされるほどの勢いのあるビジネスです。

乗り遅れないためにも、しっかりと基礎から理解していきましょう。

カーリースの仕組み

カーリースとは、非常に簡単に申し上げると「自動車のサブスクリプションサービス」です。

サブスクリプションサービスといえば、AmazonプライムやSpotify、Netflixなどを思い浮かべる方が多いかと思います。

簡単にいえば、一定の金額を支払うことでサービスが使い放題になるビジネスモデルを総称して、サブスクリプションサービスと呼ばれるようになりましたね。

カーリースの場合には、まずは自動車を借りる企業を選び、その中で好きな車種を選択し、自分の車のように自由に乗ることができるサービスとなっています。

車を3年や5年で買い換えるのであれば、リースで同期間借りてしまえば、カーリースだろうが購入していようが変わらないというのがマイカー気分で利用できる大きな理由になりますね。

カーリースの支払い料金のイメージ

では、カーリースを利用すると料金はどのような支払い方になるのでしょうか!?

カーリースの場合は、リース会社というところに毎月一定金額を支払うことで、対価としての自動車を利用できる権利を取得することが可能になります。

カーリースの場合は、実際の車両価格から残価というものを差し引いた金額を利用者は負担します。

残価というのは、リース期間が終了した後に下取りをする場合の保証金額というものです。

例えば、車両価格250万円の自動車に残価が50万円で設定されているカーリースであれば、差額の200万円を利用期間で分割支払いするイメージになります。

3年36回払いの場合には、非常にシンプルに計算すると5万5000円ほどが毎月の支払いになります。

カーリースがお得と言われる所以は、この残価があることで車両本体価格よりも低い価格を支払うことで済むという部分にあるのです。

また、購入する場合に比べると頭金などのまとまったお金が必要ないという点でも、非常にお求め安くなる理由となっています。

カーリースはメリットがいっぱい!お金も維持もラクになる!

では、ここからはカーリースのメリットをご紹介していきます!

カーリースには大きく分けてお金に関わるメリットと車の維持やメンテナンスに関わるメリットの2つがあります。

まずはお金に関わるメリットから!

カーリースのお金面でのメリット

カーリースを利用すると、経済面で大きなメリットがあります。

ここでは4つのお金に関わるメリットを発表します。

  • 頭金が不要で自動車を利用できる

自動車の購入はマイホームの購入に並んで人生で大きな買い物の一つです。

日々のローンの返済額を抑えるためには、金額の大きな頭金が通常であれば必要になります。

若くてあまり貯蓄がないけれども車に乗りたい方や、子供の教育費用であまり家計にゆとりがないけれども車が必要な方にとっては、この頭金が大きなネックになっています。

カーリースの場合には、現時点で頭金に相当するまとまったお金がなかったとしても、新たに車を利用できる点で、何かとお金に余裕がない状況でも車を利用できるというメリットがあります。

  • 購入時よりも安く新車に乗ることができる

先ほども申し上げたように、残価を差し引いた後の金額が実際の負担額になりますので、全額負担の購入に比べるとやすい費用で車を利用できる点でカーリースにメリットがあります。

また、カーリースでは新車でかつ現行のモデルが対象になっていますので、中古車を買った場合にありがちなトラブルや故障などもなく、お手頃な金額で新車に乗ることができます。

  • 毎月の支払額が一定金額に抑えられる

カーリースはサブスクリプションサービスので原則的には、毎月の支払額は一定です。

そのため、家計の面からすると支出がはっきりしていますので、非常に管理しやすくなりますね。

また、税金や車検費用なども利用金額に入っていますので、定期的に訪れるまとまった支出も日々の支払いで賄っているので、支出が均等になります。

ただし、事故などを起こしたり車両トラブルがあると、追加費用などが必要なケースもありますので、何をしても大丈夫というわけではありませんので注意しましょう。

  • 不人気車種でもリセールを気にしなくていい

自動車を購入する際に気になるのが、リセールバリューですよね?

せっかく自分のお金で車を買うのに、のちのち高く売れるのかを気にしてしまい、結局自分の好きな車に乗れなくなってしまうケースはよくあります。

カーリースであれば、残価があらかじめ決まっていますので、本当に自分の好きな車種を選択することが可能です。

もちろん人気車種の方が、残価が高めに設定されるのでお得にはなりますが、。

下取り価格がつかない恐怖を抱くことなく、好きな車に乗ることができるのも大きなメリットですね。

カーリースの維持・メンテナンス面でのメリット

続いては、カーリースを利用することによる維持やメンテナンスに関わるメリットをご紹介します。

  • メンテナンスや車検などの必要がない

自動車を保有している人は、新車の場合には3年目に、それ以降は2年おきに車検を受ける必要があります。

さらには、12ヶ月点検や定期的なオイル交換など、意外とメンテナンスに手間と費用がかかります。

仕事で忙しい方であれば、うっかり車検を忘れて車を使えなくなってしまうなんてことも。

しかし、カーリースであればサービスの中に車検やメンテナンスの費用や代行が含まれていますので、うっかり忘れてしまうことや手間をなくすことにつながります。

初めて自動車を保有する人で、勝手がわからない方はまずはカーリースで手軽に乗る、というのもオススメです。

  • 売却や処分をリース会社に任せられる

購入した自動車を乗り換える際には、売却をするなり処分するなりある程度の手間がかかります。

しかし、カーリースの場合には一定期間が経過するとリース会社に返却するだけで手続きが完了しますので、非常にシンプルです。

契約期間が迫ってきたら次の車をじっくり選べるのは非常に嬉しいですね。

契約前に注意!カーリースを利用する際の3つのデメリットや注意点!

続いては、カーリースを利用する際に注意したいポイントに関して解説します。

ここまでいいことばかりに感じてしまいがちなカーリースですが、3つほど気をつけていただきたいポイントがあります。

  • 追加費用が必要になることも

カーリースで設定されている残価はそのまま下取りに出せるような状態で返却された場合のものになります。

しかし、車体の汚れがひどい状態であったり、傷などが目立ってメンテナンスが必要な場合には、その費用を追加で負担する必要があります。

その結果支払い増額が増えてしまうケースもあります。

また、仮にそのような問題がなかったとしても、日々の運転で汚れや傷に深く気をつけなければならないので、運転にストレスがかかりやすくなるというネックもありますね。

  • 車体のカスタムや改造は戻す必要がある

車好きな方で、自分なりに車をカスタマイズしたい方にはカーリースはあまりお勧めできません。

カーリースでは、基本的には利用開始時と同じ状態での返却を前提としていますので、社外製品などを取り付けている場合には、自分で取り外してからではなければ返却が認められないこともあるので注意ですね。

  • 走行距離に制限がある

カーリースでは車を乗り潰してしまうような過走行は認められません。

毎月の走行距離や毎年の走行距離に上限がありますので、長距離ユーザーの方にとっては、カーリースは物足りないものになってしまう可能性があります。

反対に、街乗りでしか利用しない方であればそれほど問題ではないかもしれませんね。

カーリースでは高級車にも乗れる!オススメのメーカーや車種とは?

カーシェアでは、憧れの高級車や旧車にも手が届くようになります。

期間を決めて乗ることができるので、「半年だけあの車に乗ってみたい」という夢もかなってしまうのです!

ここでは、実際にカーリースサービスで提供されている人気の高級車をご紹介していきます!

※データは、カーリースサービス「NOREL」のホームページに2020年1月末時点で掲載されていたものとなります。

トヨタ:ランドクルーザー

オフロードを楽しみたいという方に人気なランドクルーザーもしっかりとカーリース市場に存在しています。

日本を代表するクロスカントリー4WDで、日本のみならず海外でも強い人気を誇ります。

車両本体価格も500万円〜となっており、なかなか手が出にくい車種ではありますが、カーリースを利用すると月10万円を切った価格で乗ることができます。

トヨタ:クラウン

日本を代表する高級セダンであるクラウンも、カーリースで利用できます。

700万円近い価格でなかなか個人で所有が難しい車種ではあるものの、カーリースであればなんとか利用する夢も叶いそうですね。

ジープ:ラングラー

「アメリカ車は故障が多そうで怖い」という理由で乗ってみたいものの敬遠していた方であっても、カーリースであれば思い切って乗ることができますね。

ジープの大人気車種であるラングラーもカーリースで利用できます。

車体の存在感も格別ですから、一度は乗ってみたい一台ですね。

メルセデス・ベンツ:Cクラス

高級車といえば、やっぱりメルセデス・ベンツでしょう!

中でも大人気のCクラスもしっかりとカーリースで利用可能です。

Cクラスだけでなく、SUVタイプであるGLAや GLCなどもありますので、ベンツに乗ってみたい方でメンテや故障が気になる方は一度カーリースで様子見をしてみるのも良いでしょう。

ポルシェ:ボクスター

なんとなんと、あのポルシェもカーリースで利用できてしまいます。

毎月の支払額は10万円を超えてきますが、それだけの費用でポルシェオーナーに慣れるのは非常にお得なのではないでしょうか?

なかなか一般の会社員の方では購入できない車種ですが、数ヶ月だけでも乗ってみたいという希望が叶うのはカーシェアの利点でもありますね。

補足:最短24日で納車!NOREL(ノレル)のサービスの流れ

NOREL(ノレル)のサービスを利用するには以下の7ステップで簡単にクルマを受け取ることができます。

  1. 無料会員登録
  2. 希望のクルマを検索
  3. クルマを予約
  4. 書類の作成(ノレルの事務局より必要資料が送られてきます)
  5. 必要書類の返送
  6. 納車予約(必要書類の確認ができると受け取り日時をサイトで選択します)
  7. 納車

こうした7つのステップは最短で24日で完了するものとされています。

ほとんどがネット上や書面上で済むので、かなり手軽に納車までは到達するので安心です。

NORELの概要に関しては、以下の関連記事をご覧ください。

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