これから同棲・結婚をしようと思っているカップル、家計管理にお悩みの夫婦、DINKs家庭の方へ、二人暮らしの平均的な生活費をご紹介していきます。
今回は、世帯主の年代別に1ヶ月の生活費と支出内訳(食費、住居費、光熱費etc)をまとめました。
効果的な節約方法や家計管理術についてもご紹介をしていますので、合わせて参考になさってください。
二人暮らし1ヶ月の生活費を年代別に紹介!
今回は、総務省統計局「平成26年度 全国消費実態調査」をもとに年代別の平均生活費をまとめました。
(保険料と住宅ローンについては、公益財団法人生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」、国土交通省「平成30年度 住宅経済関連データ」を参考)
なお、今回は便宜上、賃貸ではなく持ち家世帯の生活費を算出しています。賃貸の方は、表の住宅ローン返済額を家賃に置き換えて考えてみてください。
支出内訳の費目内容は以下の通りです。
費目 | 金額(円) |
食費 | – |
電気・ガス・水道代 | – |
家具・家事用品 | 炊事、洗濯、掃除などの家事、冷暖房器具、寝具・家具一式、照明・装飾品、家事代行など |
被服費 | 服と靴の購入費 |
医療費 | 健康の維持,疾病の治療,身体の矯正のために必要な商品及びサービスへの支出 |
交通・通信費 | バス・電車・タクシー等の運賃、航空運賃、自動車関係費、スマホ代etc |
交際費 | 贈答品の購入や食事代など |
娯楽費 | 教養、趣味などの出費。テレビ、PC、カメラ、楽器、学習机、スポーツ用品、ゲームソフト、玩具、書籍etc |
住宅ローン返済額 | 住宅ローン返済額(年収に対する返済比率をもとに概算) |
保険料 | 生命保険料払込料(年収に対する生命保険払込比率をもとに概算) |
その他雑費 | 美容費、タバコ代、お小遣い、子供の仕送りなど |
ご自身の年代に合わせて生活費をご覧になりたい方は、以下のリンクから飛べます。
世帯主20代の生活費と支出内訳
- 世帯主の平均年齢・・・26.9歳
- 平均世帯年収・・・480万円
- 持ち家率・・・22.1%
- 平均貯金額・・・228万円
- 毎月の生活費・・・約28.8万円
具体的な支出内訳は以下の通りです。
費目 | 金額(円) |
食費 | 47,060 |
電気・ガス・水道代 | 12,841 |
家具・家事用品 | 8,018 |
被服費 | 10,115 |
医療費 | 10,434 |
交通・通信費 | 16,233 |
交際費 | 10,732 |
娯楽費 | 24,893 |
住宅ローン返済額 | 71,200 |
保険料 | 16,400 |
その他雑費 | 47,717 |
合計 | 288,429 |
世帯主30代の生活費と支出内訳
- 世帯主の平均年齢・・・35歳
- 平均世帯年収・・・564万円
- 持ち家率・・・39.4%
- 平均貯金額・・・477万円
- 毎月の生活費・・・約30.9万円
具体的な支出内訳は以下の通りです。
費目 | 金額(円) |
食費 | 54,145 |
電気・ガス・水道代 | 14,007 |
家具・家事用品 | 8,018 |
被服費 | 11,184 |
医療費 | 10,794 |
交通・通信費 | 43,146 |
交際費 | 13,524 |
娯楽費 | 24,084 |
住宅ローン返済額 | 83,660 |
保険料 | 19270 |
その他雑費 | 27,173 |
合計 | 309,005 |
世帯主40代の生活費と支出内訳
- 世帯主の平均年齢・・・44.7歳
- 平均世帯年収・・・636万円
- 持ち家率・・・60.1%
- 平均貯金額・・・592万円
- 毎月の生活費・・・約35.3万円
具体的な支出内訳は以下の通りです。
費目 | 金額(円) |
食費 | 60,460 |
電気・ガス・水道代 | 16,316 |
家具・家事用品 | 7,764 |
被服費 | 11,990 |
医療費 | 11,781 |
交通・通信費 | 46,375 |
交際費 | 12,789 |
娯楽費 | 27,565 |
住宅ローン返済額 | 94,385 |
保険料 | 21,740 |
その他雑費 | 42,219 |
合計 | 353,384 |
世帯主50代の生活費と支出内訳
- 世帯主の平均年齢・・・55.3歳
- 平均世帯年収・・・727万円
- 持ち家率・・・60.1%
- 平均貯金額・・・957万円
- 毎月の生活費・・・約42,8万円
具体的な支出内訳は以下の通りです。
費目 | 金額(円) |
食費 | 66,035 |
電気・ガス・水道代 | 18,243 |
家具・家事用品 | 10,217 |
被服費 | 13,624 |
医療費 | 10,947 |
交通・通信費 | 52,626 |
交際費 | 24,400 |
娯楽費 | 24,839 |
住宅ローン返済額 | 107,838 |
保険料 | 24,839 |
その他雑費 | 70,926 |
合計 | 428,220 |
世帯主60代の生活費と支出内訳
- 世帯主の平均年齢・・・64.9歳
- 平均世帯年収・・・514万円
- 持ち家率・・・90.7%
- 平均貯金額・・・1375万円
- 毎月の生活費・・・約35.2万円
具体的な支出内訳は以下の通りです。
費目 | 金額(円) |
食費 | 68,878 |
電気・ガス・水道代 | 18,957 |
家具・家事用品 | 10,818 |
被服費 | 10,642 |
医療費 | 15,066 |
交通・通信費 | 40,442 |
交際費 | 26,271 |
娯楽費 | 30,853 |
住宅ローン返済額 | 76,243 |
保険料 | 17,562 |
その他雑費 | 37,133 |
合計 | 352,847 |
同棲カップルや新婚夫婦へ。生活費はどうやって管理すればいい?
同棲をはじめたカップルや新婚夫婦でよくある悩みの1つが、家計をどうやって管理すればいい?というものです。
とくに共働きのカップルや夫婦の場合には、金銭的に余裕があるばかりに気づいたらお互い全く貯金をしてなかった。。なんて話もちらほら。
家計管理にはこれといった正解があるわけではありませんが、ここではよくある分担方法と特徴をご紹介します。
二人暮らしの家計の分担方法は主に以下の3が挙げられます。
- 生活費を完全折半する
家賃、食費、水道光熱費・・・など全ての支出を50、50で折半するというやり方です。お互いに生活費を払って残った分は自由に使える反面、細かい支出まで記録をしないといけない点はやや手間がかかります。収入状況が同じ夫婦やカップルに合っている方法です。
- 支出項目ごとに支払い担当を振り分ける
家賃は夫、その他の生活費は妻、のように支出項目ごとに支払い担当を決めるやり方です。項目が決まっているため管理は楽ですが、食費など月によって変動のある支出については不公平感が出る恐れもあります。
- どちらか一方が二人の収入を管理する
お互いの給与を合算してどちらか一方がお財布の紐を握るケースです。家庭全体の収入、支出をしっかりと把握することができますが、一方からすると自由にお金を使えない不満を感じる面もあるかもしれません。
管理の仕方はお互いの収入状況や性格なども影響してくると思いますので、自分たちに合っていると思った分担方法をお試しください。
二人暮らしの生活費を上手に節約する方法
節約には色々な方法がありますが、今回は特に節約効果が大きい3つの方法をご紹介します。
①保険の見直し
毎月かかる保険料ですが、必要な保険はその時々のライフステージによって異なります。
改めて保険見直しをして、今の暮らしにあった必要最低限保険を見定めることで無駄な保険料を削減することができます。
また、同じ保障でも保険会社を変えれば、保険料が安くなることもあります。
ライフネット生命保険の契約者アンケートによると、ライフネット生命で保険見直しを実施した人は1ヶ月平均6,280円を節約できたという結果も出ています。年間換算すると7万円以上、この節約効果は大きいですよね。
保険見直しをする時のポイントは、複数の保険会社の商品を扱っている保険相談サービスで比較すること。
保険会社に勤めている友人や、特定の保険会社の話だけ聞いて加入を決めてしまっていませんか?そのような場合、あくまで提案をしてくれる商品はその人が所属している会社の商品に限定されてしまいます。
料金や保障内容等、本当に自分に合った保険を見つけるためには、複数の保険会社を取り扱う無料保険相談サービスなど使って、しっかりと比較・検討することが大切です。
以下の記事では、取り扱い保険会社数数十社以上の無料保険相談サービスをご紹介しています。宜しければ、合わせてご覧ください。
②電力会社切り替え
電力自由化に伴い、私たちは自由に電気会社を選べるようになりました。電力会社を乗り換えることで、毎月の電気代を安くすることができます。
例えば、東京在住で東京電力に加入している2人暮らしの世帯では、ざっくりとした概算で毎月1,000円程度電気代を削減できる可能性があります。
また、電力会社によっては1~2万円のキャッシュバックキャンペーン等を行なっているため、それらも合わせると初年度の節約効果は電気代+キャッシュバックで3万円以上になることもあります。
ご自宅の電気代がどれだけ安くなるか知りたい方は、複数の電気会社から1番安い電力会社を探せる一括比較サービスを使ってみるのもおすすめです。気になる方はこちらをご覧ください。
③格安スマホへ切り替え
以下に一般の携帯電話会社の契約と、格安スマホの場合の携帯料金を比較しました。
例として、「通信量3GB・5分以内の通話かけ放題」プランを使っている場合、auからUQmobileに変更したらどれくらい安くなるか試算してみました。
1年目(月々) | 2年目以降(月々) | |
auの月料金 | 3,480円 | 4,480円 |
UQmobileの月料金 | 2,138円 | 3,218円 |
毎月の節約効果 | 1,342円 | 1,262円 |
例えば、2人暮らしで二人とも格安スマホに切り替えた場合月々2,600円程度の節約になります
節約効果はどれくらい!?
上記全ての節約術を実践すると、
- 保険料見直し・・・6,000円
- 電力会社切り替え・・・1,000円
- 格安スマホ切り替え・・・2,600円
毎月9,600円の節約、つまり年間で115,200円の節約効果があります。
最初の切り替え手続きは必要になりますが、一度切り替えてしまえば後は自動的に毎月の固定費が削減できるのでとても楽です。
家計管理が不安なご家庭は、FPに相談してみるのも1つの手
- お互いの収入を知らないので将来が不安、、
- 子供が生まれて家族が増えた時のお金のやりくりが心配
そうしたお悩みを持っている方は、一度、ファイナンシャル・プランナーに無料家計相談してみるのもおすすめです。
お金のプロであるファイナンシャル・プランナーと一緒に家計の見直しを行うことで、無駄な支出を抑えたり、将来必要な貯金を達成するためのマネープランが立てられます。
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