2017年1月16日頃から仮想通貨が全体的に価格が暴落するという事態が起こりました。
原因のひとつとも言われているのが仮想通貨の規制などが挙げられています。
今回はその中でも原因のひとつと言われている中国の規制についてお伝えしていきたいと思います。
中国で仮想通貨取引の取り締まりが強化?
2018年1月16日頃にビットコインの価格が暴落し前日までおよそ170万円ほどだったビットコインは一時およそ100万円ほどまでになりました。
その後は少し価格は戻りましたがそれでも大暴落であったことに違いありません。
原因はいくつかあると言われていますがその中でも中国の仮想通貨取引の規制はいたるところで騒がれておりここでもお伝えしていきたいと思います。
2018年1月15日のブルームバーグによるニュースで、中国で更なる仮想通貨取引の規制が強化されるのではと報じられました。
これがビットコインの価格大暴落の原因ではないかと言われています。
中国当局によると規制は取引所と類似したサービスを提供するオンラインのプラットフォームや携帯アプリケーションを対象にするとされており、集中型取引を可能にするプラットフォームへの国内からのアクセスを禁止するのではないかと言われています。
また集中型取引のマーケットメークや仮想通貨の決済サービスを提供する個人と企業も対象とするとしています。
昨年にも行われた規制は取引所の運営においての仮想通貨取引を禁止するものでしたが、今回はより厳しい規制となりました。
しかし一部報道では小規模のP2P取引である個人間の取引は対象外とされています。
中国人民銀行(PBoC)バイスプレジデントであるPan Gongsheng氏は中央集権取引を完全に規制するように促しているそうです。
こうしたこともありビットコインは暴落し、それに釣られるように仮想通貨全体の価格が急落しました。
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過去に起きた中国の仮想通貨取引の規制
中国はもともと仮想通貨、とりわけビットコインを保有している人も多く仮想通貨市場に与える影響が大きい国でした。
過去にも何度か中国で仮想通貨の規制の話が出た際に価格が暴落してきたことからチャイナショックとも呼ばれています。
人民元と仮想通貨の取引規制
中国では2017年9月に中国国内のビットコインを含む仮想通貨の取引の規制が打ち出されました。
ここでいう中国国内の取引というのは、人民元と仮想通貨の取引を禁止にしたということです。
そのため仮想通貨同士の取引であったりを規制したわけではありませんでした。
中国はこの規制を投資家保護という目的で仮想通貨取引の規制を実施しましたが、他にも人民元の価格の下落を防ぐためなど様々な憶測が飛び交いました。
この規制によって中国の三大取引所ではBTCチャイナ、Huobi、OKコイン幣行が仮想通貨と人民元の取引がストップされ、BTCチャイナは全ての仮想通貨取引を停止したのです。
そして人民元と仮想通貨の取引禁止を受けてビットコインの価格は一時なんと30%以上もの暴落を記録しました。
もともと世界でも最大の取引量を誇っていた中国ですがその後は大幅に取引量が減ったと言われています。
ICOの規制
また中国では2017年9月に人民元との仮想通貨取引の規制と同時に新規仮想通貨、ICOの規制も行いました。
この規制を行ったのは中国人民銀行(PBoC)で中国国内の企業ならびに個人でのICOの禁止を発表しました。
中国当局はICOを経済と金融の秩序を乱す違法な活動と声明しており、というのも中国では2017年の1月〜6月のICOによる調達額が26億元(約430億円)にものぼったと言われているが、その実態は資金目当ての詐欺まがいの事業が多々あるとされておりこうした規制に踏み出したとされています。
中国人民銀行の発表後には中国国内のICOを行っていた仮想通貨プロジェクトの価格も暴落しました。
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中国でのマイニングはどうなる?
さてここまで中国での仮想通貨取引の規制についてお伝えしてきましたが、中国はマイニングも盛んに行われていました。
しかし中国人民銀行(PBoC)がビットコインのマイニングにかかる電力を縮小する可能性があるかもしれないということが報じられています。
PBoCがマイニングを直接的に禁止することはおそらくないと言われていますが、間接的に地方当局に電力制限をかけてもらうことでマイニングを規制することは可能であると述べています。
では一体なぜこのような考えに至ったのでしょうか。
それはビットコインが国の管理下に置かれない世界共通の通貨として世界中どこにでも送金ができるためと推測されます。
中国国内にある資産が海外に流れることは政府にとっては痛手となりますし、実際に中国政府は金の輸入も規制しています。
先述したように直接的に規制するというよりは、マイニング企業が集まっている地域の電力制限を設けるなど間接的にマイニングの規制を示しており、実際にはマイニング企業へ撤退を求めているようです。
中国のマイニングプールの大手企業ViaBTCは撤退の勧告を受けて仮想通貨のマイニング契約市場を2018年1月10日に閉鎖しました。
このようにマイニングの規制というのも価格下落の要因のひとつになったのではないかと叫ばれています。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は中国で起きた仮想通貨の規制に関してお伝えしてきました。
現在ビットコインの規制に関しては様々な国が声明を発表しています。
この先世界中で仮想通貨の議論は進んでいくと考えられるのでこれからも注目していきたいですね。
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