大学受験シーズンも終わりを迎え、春から大学に進学する方もいれば思うような結果が残せず、もう一年浪人生としてチャレンジしてみよう!と燃えている人も多いのではないでしょうか?
浪人するにしても、予備校に通うべきか自力で勉強するべきか、通うならどの予備校が良いかと迷ってしまいますよね。
もちろん授業の特徴や本人との相性もあるので、今回は「授業料」というポイントに絞って予備校大手の各社を比較していきたいと思います。
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そもそも自宅浪人と予備校通いはどっちが良い!?メリット・デメリットは!?
浪人といっても自宅で一人で勉強を進めるのか、それとも予備校に通うのかでは大きく勉強の仕方も費用も変わってきます。
ここで簡単に自宅浪人と予備校に通う場合とのメリットとデメリットをまとめてみます!
自宅浪人の場合のメリット・デメリット
<メリット>
・授業料がかからないため金銭的な負担が小さい
・自分の好きなタイミングや場所で勉強できる
<デメリット>
・自分の弱点が客観視しにくい
・モチベーションや勉強のペースをコントロールするのが難しい
自宅浪人が向いているという人の特徴としては、「自分に厳しく、コツコツ努力することができる人」が挙げられます。
誰にも管理されずに一人で勉強するので、1年間自分から机に向かうことのできる強い精神力と覚悟が必要ですね。
予備校に通った場合のメリット・デメリット
<メリット>
・受験当日から逆算した効率的な勉強ができる
・受験対策に精通した講師の指導を受けられる
・周りの浪人生と競争意識を持って勉強できる
<デメリット>
・授業料やテキスト代がかかってしまう
・授業スケジュールが決まっているため、自分のやりたい勉強だけやることができない
予備校に通うのに向いている人は、「競争意識が高く、誰かと競い合いながら自分を高められる人」です。
また、現役生の時は何を勉強すれば良いかわからず失敗してしまった、といった受験勉強自体に不安がある方は講師や担当チューターが親身になって指導してくれる予備校の方が安心です。
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予備校大手3社の授業料を比較!河合塾・駿台・東進ハイスクール
河合塾の1年間の授業料は?
河合塾の場合は、授業料に加えて入塾金として10万円が必要となります。
この入塾金は、高校時代に河合塾に在籍していた人は全額免除、河合塾に在籍はしていないものの夏期講習や冬期講習に参加したことのある学生さんなら半額免除となります。
授業料はコースや受講科目数によって異なりますが、国立大学向けのコースが70万円から80万円程度、私立大学向けのコースが60万円から70万円程度となっています。
また短期講習の価格は春期講習の場合は一講座あたり、一般受講生は13,900円で塾生受講料は13,500円となっています。
駿台予備校の1年間の授業料は?
駿台予備校も授業料の他に入塾金10万円がかかりますが、在籍経験のある人や入塾説明会に参加した方などは免除が受けられます。
授業料は70万円程度で、私立大学向けコースだと少し安めで、国立大学向けだと多少高くなる傾向があります。
授業の形態も料金も河合塾とはそれほど変わらないので、この2社なら、現役生の時に通っていたりだとかアクセスだったりといった料金以外の面での比較によって選ぶことが多いと思われます。
東進ハイスクールの1年間の授業料は?
入塾金は10万円で、特訓本科コースでは、66万9,000円、東大・難関国立・国立医学部向けのコースでは74万9,000円、早慶・私大医学部向けのコースでは、72万9,000円となっています。
こうした通常コースに加えて、自分の弱点や対策がより必要なところがあれば、1講座につき 7万5,600円で追加することができます。
東進ハイスクールの大きな特徴は映像を使った授業形態で、自分の学習したい時間帯に好きなペースで勉強できること、90分の授業を1.5倍速にすることで60分で学習できることなどが挙げられています。
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まとめ
浪人生が予備校に通った場合の費用の比較はいかがでしたか?
大雑把に見積もると、1年間浪人生として予備校に通った場合にかかる費用は100万円〜150万円ほどと考えられます。
もちろん志望する大学が私立大学か国立大学かによっても大きく授業料は異なりますし、どのくらい短期講習に参加するかでも年間でかかる費用は人それぞれです。
意外とお金がかかって驚いている人も多いかもしれませんが、予備校によっては成績に応じて授業料などが免除される奨学金制度を設けているところもあるので、入塾した後はしっかりと勉強することが最大の親孝行となります。
大学受験は今後の人生を左右するものなので、お金ばかりを気にしていられない一方で、浪人生自身はご両親に対してなんとなく申し訳なさを感じているかと思います。
でも、浪人生の目標は安く済ませることではなく、第一志望に合格することなので、各社の特徴や強み・進学実績に加えて、1年間でどのくらいお金がかかるのかしっかり考えた上で、自分に合った予備校選びを行なっていただけると良いかと思います!
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