就活生の中にも内定が出た人が出てくる季節になりましたね。
先輩たちが就活をしている姿を見て、多くの下級生がどんな企業に行こうかとイメージし始めたのではないでしょうか?
今回は、マイナビ2018で発表された「就職企業人気ランキング」に基づき、文系・理系の学生にどんな企業が人気なのか、どんな業界が人気なのかを紹介していきます。
調査対象は「2018年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生(調査開始時点)」、調査期間は、「2017年2月1日(水)~2017年4月12日(水)」となっています。
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文系学生に人気企業ランキングトップ10!
第10位 伊藤忠商事
業界:総合商社
第10位にやっと総合商社がランクインしました。
高年収といえば総合商社ですよね。
また年収だけでなく、世界規模の仕事であったり、数億円規模のプロジェクトに関われるといったやりがいの面でも人気は高い業界ですね。
特に、伊藤忠商事は中国語が話せる社員数が総合職の3分の1にあたる1000人を突破したことがニュースになりましたね。
社内での研修システムも大きな魅力の1つかもしれません。
第9位 損保ジャパン日本興亜
業界:保険
損保ジャパン日本興亜は国内損保保険市場でトップシェアを誇っています。
高齢化が進行していく日本では、自動車保険などの損害保険のニーズは確実に高まっていくはずなので、まだまだ国内市場でも成長の余地はありそうです。
また、介護ヘルスケア部門でも国内シェア第2位の規模であるため、高齢化社会のニーズにうまく対応していると考えられます。
第8位 みずほフィナンシャルグループ
業界:銀行
3大メガバンクで最後に登場したのが、みずほフィナンシャルグループです。
多くの学生は3行とも併願するので、総じて人気は高くなっています。
「One MIZUHO」という言葉に集約されるように、みずほの強みは組織力です。
三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行といった財閥系の銀行ではないため、幅広い上場企業との取引を行なっているといったやりがいもありますね。
第7位 エイチ・アイ・エス(HIS)
業界:旅行
JTBグループに次いで、旅行代理店としてはエイチ・アイ・エスがランクインしました。
HISの特徴は海外旅行の売上高の割合が高い点です。
JTBが海外旅行に比べて国内旅行の割合が大きいのに対して、HISでは圧倒的に海外旅行の割合が高くなっています。
旅行業界全体では、やや勤続年数が7~15年ほどと短く、ストレス耐性や忍耐力のある方でないと厳しい面もあります。
海外志向だけでなく、仕事を根気強くやり通せるという方はぜひHISを受けてみると良いかもしれませんね。
第6位 三井住友銀行
業界:銀行
三菱東京UFJ銀行に次いで銀行業界では、三井住友銀行がランクインしました。
銀行業界も新卒枠では比較的多く採用することから、学生からの人気は根強いですね。
特に3大メガバンクは計5000名にものぼる新卒採用をしており、「とりあえずメガバンは受けておこう!」という学生も多い傾向にあります。
第5位 東京海上日動火災保険
業界:保険
第5位は東京海上日動火災保険です。
「マリン」という愛称でも幅広く認知されていますね。
日本では少子高齢化の進行や地震の可能性は避けがたいリスクなので、保険業界は今後も大きな需要があることは間違い無いですね。
また近年では東南アジア地域への進出を強めていることから、今後の成長にも注目したい企業です。
第4位 三菱東京UFJ銀行
業界:銀行
第4位には三菱東京UFJ銀行がランクインしました。
銀行というとドラマでも度々取り上げられるように、かなりお堅いイメージがありますよね。
実際、金融業界はかなり社会的な信用の大きく、安心感のある企業が多いです。
また、女性が活躍しやすい職場でもあるので、男女問わず大きな人気を集めています。
しかし、近年ではAIの導入の影響や人材削減など不安なニュースも度々聞かれるので、今後の就活人気の動向には注目が必要ですね。
第3位 日本航空(JAL)
業界:航空
第3位には日本航空(JAL)がランクインしました。
航空業界の人気は本当にすごいですね。
やはり花形職業といった風潮はまだまだ健在です。
就職活動では「なぜANAではなくてJALなのか」という質問がされる可能性は高いです。
JALは国内線に、ANAは国際線に強みを持っているといった両者の違いをしっかりと研究しておくことが対策としてはマストですね!
第2位 JTBグループ
業界:旅行
JTCグループは、日本の旅行業界最大手企業です。
国内外でツアーを開催しているので、誰しも一度は利用したことがあるのではないでしょうか?
JTBグループは国内各所に支社を持っているので、各グループ企業でも採用活動を行なっています。
旅行が好きな人、海外・国内問わず出かけることが好きな人にはぴったりの業界ですね。
第1位 全日本航空(ANA)
業界:航空
第1位は全日本航空(ANA)が輝きました。
航空業界は今も昔も根強い人気を誇る業界ですよね。
主な業種としては、技術職・事務職・客室乗務員・パイロットなどがあり、特に客室乗務員は女性に人気の高い職種ですね。
航空業界は比較的募集人数が多いことから人気が殺到しがちです。
内定ゲットを目指す場合には早めの準備が必須ですね!
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航空業界の人気の理由は?
上のランキングでは、第1位と第3位に航空業界の企業がランクインしました。
やはり女性からすると「花形職業」というイメージが根強く残っているようですね。
近年ではLCCの台頭が進むなど、業界内での覇権争いは激しくなってきそうですが、業界としての就活人気は今後も依然として高くなっていきそうです。
メガバンクは大規模採用が影響!?
次にメガバンクの就活人気の要因を考えていきます。
メガバンクでは先ほども紹介した通り、新卒枠での大量採用が特徴的です。
それは学生側からも同じで、採用枠の広さや併願のしやすさ、安定志向から「メガバンクはとりあえず出しておこう!」といった学生も多くいるようです。
保険業界は今後も安泰?
高齢化が進行していく日本においては、今後も損害保険と生命保険のニーズは継続していくものと考えられます。
また近年では、ビッグデータの活用といったITシステムや医学方面との連携が必要となり、変化が必要となっていくとも考えられています。
人生のライフイベントに関わる大きな仕事なので、やりがい自体はとてもある業界だといえます。
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まとめ
今回は文系学生を対象にした就活人気企業ランキングを発表しました。
就活人気が高い企業=良い企業というわけではないですが、ここに出てきた企業はぜひ一度チェックしておきたい企業ですね。
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